電子情報通信学会PRMU研究会では、トップカンファレンス採択を目指す研究を支援するプログラムを実施しております。
本研究会に深く関連するコンピュータビジョン分野の研究が世界的に加速し、CVPRやICCV、ECCVといった国際会議における発表数、参加者数ともに急増しています。しかしながら、日本の研究機関からの論文採択数は全体の数%にとどまっており、研究コミュニティとしての存在感の改善が急務となっております。
その一方でPRMU研究会は、2017年度より継続的に、研究会およびその果たす役割について改革を模索してきました。本プログラムにおいて、研究会が意欲のある研究者を組織横断的な体制によって支援し、トップカンファレンスに通用する研究スタイル・スキルを共有・継承していくことが、今後ハイインパクトな研究を日本から多く生み出すうえで重要なステップになると確信します。自然言語処理や機械学習コミュニティにおける試み(Aim4ACL, T-PRIMAL)を参考にしつつ、魅力あるプログラムづくりを進めていきます。
2019年度のPRMU研究メンターシッププログラムでは、多数の応募の中から10件の研究提案がメンターとのマッチングに成功し、その中で2本がCVPR 2020に、2本がECCV 2020に採択されました!
今年度も皆様の積極的なご応募をお待ちしております。
PRMU研究メンターシッププログラム@CVPR 2022は、cvpaper.challengeとの連携企画として実施いたします。詳しくは特設サイトまで!
CVPR 2022 への採録を目指す皆様(応募に基づく審査有り)に、cvpaper.challengeと連動して以下のサポートを提供します。
投稿前論文の内部レビューとリバッタル支援(期間: 2021年9月〜2022年1月)
トップカンファレンス採録・査読経験があり、かつ応募された研究トピックに知識のある研究者をメンターとしてプログラム参加者に割り当て、研究内容や論文の書き方に関する指導をご提供します。CVPR投稿前の論文を特設Slackで共有し、トップカンファレンス採録・査読経験者による査読・コメントを提供します。また査読結果が出た際には、メンターの過去の経験等をもとにリバッタル執筆の支援を提供いたします。
オープンディスカッション(期間: 2021年9月〜2021年1月)
上記のサポートに加え、プログラム期間中には特設Slackのオープンチャネルにて、他のプログラム参加者やメンターとともに、よりよい研究のストーリーづくりやサーベイ方法、研究に役立つツール、良い論文執筆方法、arXivへの投稿等研究プロジェクトの広報など、研究の基礎スキルを高めることができるような議論に参加いただけます。
牛久 祥孝(contact [at] yoshitakaushiku.net)
主催: 電子情報通信学会 パターン認識・メディア理解(PRMU)研究専門委員会
後援: 情報処理学会 コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM)研究会