安心信頼技術研究会

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○「安心信頼技術研究会」のウェブサイトです。哲学・倫理学の研究者が中心となって、さまざまな領域における信頼や不信について研究しています。


【お知らせ】

「不信学の創成」第5回ワークショップ:メディアと不信を考える」のお知らせ(2021年1024日オンライン開催)

アメリカでのいわゆる「トランプ現象」に象徴されるフェイクニュースの横行、新型コロナウイルス感染症をめぐるさまざまなデマや陰謀論の流行や専門家や行政への不信など、私たちの社会はいま「不確かな情報をどう発するか/どう受け取るか」という広い意味でのメディアをめぐる問題に直面しています。

本ワークショップでは、とりわけメディアと不信という観点からこの問題について議論したいと思います。お話いただくのは、ジェニファー・ソール『言葉はいかに人を欺くか』の訳者である小野純一さん、および、読売新聞にて連載「虚実のはざま」を担当されている桑原卓志さんです。「メディアと不信」という問題について、哲学的観点から、また、さまざまな問題が起こっている現場の観点から、みなさんと考えます。


日時:2021年10月24日(日)14時から17時までを予定

 開催方式:Zoomによるオンライン開催(参加無料・要事前申し込み)

 タイムテーブル:

 14:00〜14:10 趣旨説明

 14:10〜14:55 講演:小野純一氏(自治医科大学)「言語行為としてのミスリード・犬笛・イチジクの葉」

 14:55〜15:40 講演:桑原卓志氏(読売新聞社)「デマや陰謀論の拡散が社会にもたらすリスク~読売新聞連載「虚実のはざま」より~」

 15:40〜15:50 休憩

 15:50〜17:00 全体討論


応募フォーム:https://forms.gle/3WCF9mWoaZs2osWD8

申込み締め切り:2021年10月22日(金)23:59まで


主催:安心信頼技術研究会(https://sites.google.com/view/philosophy-trust/

お問い合わせ先:稲岡大志(h.inaoka@osaka-ue.ac.jp)

※本ワークショップは、サントリー文化財団研究助成「学問の未来を拓く」の支援を受けています。


○2019年サントリー文化財団による研究助成「学問の未来を拓く」に当研究会が採択されました。課題名は「不信学の創成 ―― 『健全な不信』の実現を目指して」です。

○これまでの研究の成果として、

論文集『信頼を考える リヴァイアサンから人工知能まで』

(小山虎編、勁草書房、2018年7月刊行)

が刊行されました(出版社のサイトはこちら)。社会的秩序をどう構築して維持するかという、ホッブズに始まる信頼研究の思想史的展開、20世紀後半のアメリカでの行動科学運動からの影響、政治学、倫理学、言語学などの分野への波及、医療や教育の現場での信頼の重要性、ロボット研究や人工知能研究といった分野で問われる人とモノとの間の信頼関係のあり方など、信頼研究の歴史と現在と未来を一望できる、全宇宙待望の一冊です。


※研究会についてのお問い合わせは以下までお願いします。

代表:稲岡大志(h.inaoka@osaka-ue.ac.jp)