最新のお知らせ

・これまでの研究の成果として、

論文集『信頼を考える リヴァイアサンから人工知能まで』

(小山虎編、勁草書房、2018年7月刊行)

が刊行されました(出版社のサイトはこちら)。社会的秩序をどう構築して維持するかという、ホッブズに始まる信頼研究の思想史的展開、20世紀後半のアメリカでの行動科学運動からの影響、政治学、倫理学、言語学などの分野への波及、医療や教育の現場での信頼の重要性、ロボット研究や人工知能研究といった分野で問われる人とモノとの間の信頼関係のあり方など、信頼研究の歴史と現在と未来を一望できる、全宇宙待望の一冊です。

また、本書刊行に合わせて、2018年8月10日より、紀伊國屋書店新宿本店にてブックフェアが開催されます。本ブックフェアでは、総勢15名の選書者により、全12項目に渡って「信頼」から出発して到達できる諸事象に関する書籍を紹介していますが、会場では解説文を収録した30ページ程度のブックレットも配布します。その他に、会場では15人の寄稿者による推薦文(POP)も掲示します。

会期は 8月10日 から一月強となっております。この期間に東京にいらっしゃる機会があれば、ぜひ新宿にも立ち寄りいただければと思います。

どうぞよろしくお願いします。

小山虎編『信頼を考える』刊行記念

酒井泰斗プロデュース 紀伊國屋書店新宿本店ブックフェア

「リヴァイアサンから人工知能まで──信頼からはじめる書棚散策」

※フェア紹介ページ:http://bit.ly/201808fair


『信頼を考える リヴァイアサンから人工知能まで』目次

はじめに

第I部 信頼研究の始まり

第1章 ホッブズにおける信頼と「ホッブズ問題」(稲岡大志)

第2章 ヒュームとカントの信頼の思想(永守伸年)

第3章 エスノメソドロジーにおける信頼概念(秋谷直矩)

コラム1 信頼研究の系譜(小山 虎)

第II部 秩序問題から行動科学へ

第4章 行動科学とその余波─ニクラス・ルーマンの信頼論(酒井泰斗・高史明)

第5章 政治学における信頼研究(西山真司)

第6章 社会心理学における信頼(上出寛子)

コラム2 信頼の多様性(小山 虎)

第III部 信頼研究の多様化

第7章 ビジネスにおけるステークホルダー間の信頼関係─経営学での組織的信頼研究の整理とその含意(杉本俊介)

第8章 教育学における信頼 ─非対称的人間形成力としての信頼(広瀬悠三)

第9章 医療における信頼(菅原裕輝)

第10章 機械・ロボットに対する信頼(笠木雅史)

コラム3 信頼と安心(小山 虎)

第IV部 信頼研究の明日

第11章 障害者福祉における信頼(永守伸年)

第12章 ヘイト・スピーチ─信頼の壊しかた(和泉悠・朱喜哲・仲宗根勝仁)

第13章 高等教育における授業設計と信頼(成瀬尚志)

第14章 人工的な他者への信頼─HAI 研究における信頼(大澤博隆)

あとがき