オンラインならではのメリットを生かした形式で大会を開催します。奮ってご参加ください。
私はこうして研究者になったのだった
本大会には、プランクトン・ベントスの姿かたち、ユニークな生き様などなどに心惹かれた方々が集われます。
そこで、合同大会ならではの雰囲気をご満喫いただこうと、従来とは一味違うシンポジウムテーマを掲げました。
テーマ「私はこうして研究者になったのだった」
プランクトンあるいはベントスの魅力に惹かれた先達たちが、どのような経緯で研究者を志し、今の立場に至ったのか?
ほかではちょっと喋れないエピソードなどなど。
プロ・アマ、そしてプランクトン・ベントスの垣根をとっぱらい、あらゆる世代の皆様に楽しんでいただくことができるものと思います。とくに、この世界に足を踏み入れた若手会員の皆さまには、進路を考えるうえでも役に立つ情報が多く得られることでしょう。
是非ご参加ください。
シンポジウムプログラム
ひとり質疑込々で30分
1500~1510 挨拶・趣旨説明(長﨑慶三・高知大学)
1510~1540 私のプランクトニックなくらし(平井惇也・東京大学)
1540~1610 博物館の学芸員になるまでとなったあと(石田惣・大阪市立自然史博)
休憩
1630~1700 バイト発ポスドク経由研究者行~1リットルの冷や汗(外丸裕司・水研機構)
1710~1740 海なし県民、ヤドカリに出会う(石原千晶・北海道大学)
1740~1800 自由討論
9月2日 高知大学発ファイコミクス,プランクトン学会若手の会
9月3日 ベントス学会若手の会
9月5日 集会3つ「観測とオープンデータ活用」「藻類研究最前線」「特定外来植物ヒガタアシ」
9月2日10:00~11:30
高知大学発ファイコミクス・サイエンスの萌芽
10:00~10:05 「ファイコミクス・サイエンス」の概要
長崎慶三
10:05~10:30 海藻はベントスか?プランクトンか?細菌共培養による海藻生産新技術
平岡雅規・木下優太郎・山﨑朋人・櫻井哲也
10:30~10:55 緑藻の持つ硫酸化多糖ウルバンの細菌による分解経路の解明
大西浩平・平岡雅規
10:55~11:20 有用物質を高生産する海産珪藻の創生
足立真佐雄・大島俊一郎
11:20~11:30 総合討論
9月2日12:30~15:00
プランクトン学会若手の会
12:30~12:35 開会挨拶と趣旨説明
12:35~13:25 参加者の自己紹介
13:25~13:40 休憩
13:40~14:05 若手研究紹介1「画像認識系AI技術の応用〜研究報告と展望〜」
日高弥子 (海洋研究開発機構)
14:05~14:30 若手研究紹介2「光合成能を有するプランクトンを利用した省エネルギー型廃水処理技術の研究開発―サンベルト地域への展開を目指して―」
秋月真一 (創価大学)
14:30~14:55 若手研究紹介3「海洋動物プランクトンの分子生態学」
平井惇也 (東京大学)
14:55~15:00 連絡,閉会挨拶,写真撮影
関連:当日18:30~20:30に「同若手の会の懇親会」を開催します。
9月3日18:00~21:00
ベントス学会若手の会
コンビナー:山守瑠奈(京大瀬戸)・邉見由美(京大舞鶴)・小林元樹(石巻専修大)
関連サイト:https://sites.google.com/view/benthoswakate2022/
9月5日9:00~12:00
「国連海洋科学の10年」に関する観測の促進と、国内におけるオープンデータの利用可能性
Marine Life2030 / APMBON / モニタリングサイト1000による長期観測の促進と活用
山北剛久
畠島における海岸生物群集一世紀間調査
中野智之
15年目を迎えた「大阪湾生き物一斉調査」の概要とデータ公開
石田惣
Open dataを用いた海洋生態系長期変動解析
田所和明
Ocean180:海洋生物情報と生物多様性パターンの可視化
久保田康裕
オープンデータを組み合わせて使う:生物出現記録を活用するための海洋環境データ
細野 隆史
BISMaLを振り返ってみて
田中克彦
9月5日13:00~15:45
クロロフィル蛍光を用いた藻類研究の最前線II
趣旨説明
風間健宏(神戸大)
パルス変調(PAM)蛍光法を用いた微細藻類の光合成活性評価~細胞からフィールドまで~
矢野諒子・中川真優奈・小原静夏・小池一彦(1広島大・統合生命,2広島大・生物生産)
クロロフィル蛍光誘導期現象の多変量解析による藻類性状の解析
岸正敏(JAMSTEC)
クロロフィル蛍光を利用したアマノリ類のストレス応答測定渡
邉裕基(海生研)
低鉄アイスタンクを用いた鉄欠乏時の南極海氷珪藻の光合成応答研究:海氷微細藻類への77 Kクロロフィル蛍光導入の試み
吉田和広(佐賀大)・Andrew McMinn・Robert Strzepek(タスマニア大)・Ondrej Práśil(チェコ科学アカデミー)・鈴木光次(4北大)
NIFT:栄養塩蛍光誘導を用いた藻類群集の栄養状態評価
風間健宏(神戸大)
総合討論
*最後にWebアンケートへの案内を行う https://forms.gle/7gKzinM38G3DpSEJ7
9月5日13:00~15:45
我が国における特定外来植物ヒガタアシの侵入状況と今後の対策について
趣旨説明
愛知県におけるヒガタアシの侵入と完全駆除まで
花井隆晃
熊本県に侵入したヒガタアシの分布拡大と防除の現状
松田 竜也(JIRCAS)山田 勝雅,逸見 泰久(熊本大・水循環セ)
日本に侵入したヒガタアシの起源の推定:遺伝的集団構造と貿易統計資料から紐解く
早坂 大亮(近畿大学),玉置 雅紀(国環研),前原 裕(日本工営),花井 隆晃(テクノ中部)
山口県におけるヒガタアシの侵入と現状
黒田有寿茂(兵庫県立大学自然・環境科学研究所/兵庫県立人と自然の博物館)
総合討論:今後の対策について