Hakuju Hall(白寿ホール)

2022年9月17日(土) 13:00開演/12:30開場

音楽の収穫祭 Festa!大演奏会

『日本のヴァイオリン史 楽器の誕生から明治維新まで』出版記念コンサート

梶野絵奈プロデュース

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現役のヴァイオリニストとして史上初めて東京大学大学院に入学、博士号を取得、現在同大の非常勤講師を務める梶野絵奈プロデュース。

オーケストラ、室内楽(声楽・器楽)、ピアノリサイタルの3部構成(各30分〜)の3時間半のコンサート。

日本音楽界初の試みとなる、日本で初めてプロの音楽家によって演奏されたピアノ曲とヴァイオリン曲を聴くことができます。

「女性音楽家」にスポットを当てた。モーツァルト同時代の女性ヴァイオリニスト・R.ストリナサッキVn協奏曲日本初演etc.

ひたむきに音楽に向かい、勇敢に生きる女性演奏家を讃えたいという気持ちから、外国人ゲスト以外、出演者は全員女性。

ベートーヴェン解釈に定評あるチリ出身ピアニストのアルフレド・パール氏をドイツから招聘。ピアノのほか指揮を日本初披露!!

会場は、音響に定評のある白寿ホールで、大満足の3時間半のコンサートをぜひお楽しみください!

チケット情報

全席自由 前売4,500円 当日5,000円

チケットぴあご利用の方:Pコード 220392

第1部:実力派女性奏者たちの競演【室内オーケストラ】 13:00-14:00

指揮 アルフレド・パール 音枕室内オーケストラ

シュニトケ: Moz-Art à la Haydn(Vn ソロ:野口・梶野)

ストリナサッキ: ヴァイオリン協奏曲(Vn ソロ:梶野)

ハイドン: 交響曲第59 番「火事」

コンサートミストレス/ソロ 野口千代光

ヴァイオリン 石沢美都、小泉百合香、清水里彩子、田口史織、塗矢真弥、山根あずさ

ヴィオラ 松崎敦子、西村葉子

チェロ マルモ・ササキ、中田有

コントラバス 須崎昌枝

オーボエ 槙智子、稲垣真由

ホルン 加藤歩美、高野桃

第2部:1863年プロの演奏家が初めて日本上陸~その時に演奏された音楽【室内楽】14:20-15:50

メンデルスゾーン:「夏の名残のばら」による幻想曲(ピアノ独奏 武田)

V. ガブリエル:歌曲《The light in the window》(蔵野・松山)

モーツァルト:アリア〈Voi che sapete〉(藤井/松山)

ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第9番「クロイツェル」(梶野・パール)ほか

司会:二村淳子

ヴァイオリン 梶野絵奈

ソプラノ 蔵野蘭子

メゾ・ソプラノ 藤井奈生子

ピアノ 武田美和子、松山優香 

3部:アルフレド・パール ピアノリサイタル【ピアノソロ】16:00-16:30

ベートーヴェン:ピアノソナタ第21番「ヴァルトシュタイン」

ピアノ アルフレド・パール

梶野絵奈より、このコンサートの聴きどころ~~

この度、青弓社さんから『日本のヴァイオリン史 楽器の誕生から明治維新まで』を出版していただけることになりました。年月を費やして書いた本の出版をきっかけに、ひたむきに音楽に向かい、勇敢に生きる女性演奏家を讃えたいという気持ちを込めて、このコンサートを企画致しました。聴きどころをご紹介します。

第一部「実力派女性奏者たちの競演」はシュニトケの大変ユニークな弦楽合奏曲でスタートします。徳永二男門下の盟友・野口千代光さんとソロを初共演する大変嬉しい機会です。ヴァイオリン協奏曲の作曲者レジーナ・ストリナサッキは、モーツァルトと同時代のイタリア人女性ヴァイオリン奏者で、日本初演となります。第二部「1863年プロの演奏家が初めて日本上陸~その時に演奏された音楽」では、トークを交えながら、横浜の外国人居留地の住民を喜ばせたピアノ曲とヴァイオリン曲をご紹介します。オーストラリア興行時の歌のレパートリー(有名なオペラアリア から同国の女性作曲家ヴァージニア・ガブリエル作品まで)も取り上げて、19世紀半ばの時代の雰囲気に浸っていただく目論見です。第三部「アルフレド・パール ピアノリサイタル」では、第一部でタクトを振ったパール氏による「ヴァルトシュタイン」の一本勝負。ヨーロッパの音楽家・音楽通を唸らせるパール氏のベートーヴェン解釈を堪能していただける、大変貴重な機会です。

みなさまのご来場を心よりお待ちしております。

コンサートに向けた出演者からのメッセージ