耳鳴りでお困りの方へ 鍼灸で出来る事🍀
こんにちは。おおふく鍼灸院の院長・藤森です。
最近、「キーン」「ジー」「セミが鳴いているような音が続く」と耳鳴りで悩まれる方が増えています。
耳鳴りは“命に関わる病気”とは限りませんが、眠れない・集中できない・気分が落ち込むなど、生活の質を大きく下げてしまう症状です。
今日は、鍼灸院として耳鳴りにどう向き合っているかをお話しします。
耳鳴りはなぜ起こるのか?
耳鳴りの原因はひとつではありません。
大きく分けて以下が考えられます。
◆① 首・肩の緊張や血流不良
デスクワークやスマホ時間が長い方に多い原因です。
首の筋肉が硬くなると、耳の奥につながる血流・神経の働きが低下し、耳鳴りが起こりやすくなります。
◆② ストレス・自律神経の乱れ
「静かな場所で音が大きく感じる」「疲れている時に悪化する」場合は、自律神経が影響している可能性が高いです。
◆③ 加齢による聴力低下
40〜60代で多いタイプ。
耳のセンサー(有毛細胞)が弱ると、脳が“音がしない空白”を埋めようとして耳鳴りが発生します。
◆④ 耳の病気:メニエール、突発性難聴、中耳炎など
急に強い耳鳴りが出た、難聴やめまいを伴う場合はまず耳鼻科を受診していただく必要があります。
鍼灸で期待できること
鍼灸は「耳そのもの」に直接触れなくても、耳につながる筋肉・神経・血流を整えることで耳鳴りにアプローチします。
◆鍼灸で改善が期待できるポイント
首・肩・側頭部の筋緊張を緩める
耳周囲の血流改善
自律神経の調整(リラックスしやすくなる)
不眠・疲労・ストレスの軽減
長年続く耳鳴りでも、
「音の大きさが弱くなった」
「気にならなくなってきた」
「夜眠れるようになった」
と感じる方は多く、鍼灸は相性の良いアプローチです。
当院での施術の流れ
丁寧なヒアリング
音の種類、時間帯、生活習慣などを伺います。
首・肩・側頭部の状態チェック
触診して原因の手がかりを探します。
鍼とお灸による施術
耳の周囲だけでなく、全身の自律神経も整えます。
生活で気をつけるポイントのご提案
睡眠、姿勢、温め方などをご説明します。
耳鳴りでつらいときのセルフケア
首の付け根(後頭部)を温める
深い呼吸を意識して自律神経を落ち着ける
寝る前のスマホ時間を減らす
カフェインのとりすぎに注意
こうした習慣だけでも、症状が軽くなることがあります。
最後に
耳鳴りは「気のせい」ではありません。
我慢すると悪化し、睡眠や気分にも影響します。
「長年続いているから治らないだろう」
と諦めている方も、一度ご相談ください。
おおふく鍼灸院では、身体全体のバランスを整えながら、少しずつでも生活が楽になるようサポートいたします。
令和7年12月5日
「ストレス」について✨
ストレスという言葉は元々医学用語ではなく、金属を曲げるなど刺激(ストレス)を加えると、折れたり曲がったりするとの意味で使われていました。
現代医学では1936年にハンス・セリエが「ストレス学説」を唱えたことで、人がストレスを受けると様々な身体的異常を生じる事が医学的な課題となってきました。
一方、東洋医学のストレスに対する認識は2千年以上前に書かれた「黄帝内経」の七情学説に始まります。
(怒喜思憂悲恐驚(七情)⇒これらの過度な感情はストレスとなり、様々な病気の原因になるという考え)
ストレスには⓵警告反抗期⓶抵抗期③疲憊期の3段階があります🌟
⓵警告反抗期とは様々なストレスが許容量以上になると、まず抵抗力が減退した後、しだいに回復して正常以上に上がってくる時期を言います。この時期は交感神経優位になる為、一時的な高血圧や神経性胃炎、自律神経失調など生じやすくなります。
この時期にストレスに慣れない場合は次のステージに移ります。
⓶抵抗期には新しい環境に慣れるため免疫力を上げようとする時期になります。
この時期にストレスに慣れない場合はさらに次のステージに移ります。
③疲憊期とは⓵②の時期に適応しようと精一杯頑張ってきたが、全身疲労困憊し新しい環境に適応できない時期になります。
そして運動能力や思考能力は低下し、心身の衰弱をきたします。
この時期になると、自律神経の失調をきたし免疫力が低下するので、高血圧、狭心症、心筋梗塞、喘息、アトピー性皮膚炎、がん等々いろいろな病気にかかりやすくなります。
※ストレスを受けると、活性酸素大量に産生されカテコールアミンというストレスホルモンが大量に分泌される事により、血管が収縮し血管壁に活性酸素が産生し、血管を傷つけ出血や血栓を作ったりします。またストレスにより血液が凝固しやすくなるので血栓がよけいに出来やすくなります💦
前述しましたが、現代のストレス説と同じような事を2千年以上前に書かれた医学書「黄帝内経霊枢」の百病始生編で詳しく述べられており、様々な病気の原因はみな風や雨、寒さ暑さ、乾燥や湿気、感情の起伏などの、いわゆる身体に対するストレスが積もりに積もった結果として病気になるといわれています。
「心身症」=「心が病むと身体が病む、身体が病むと心が病む」心身一如とはまさにこの事に思われます。
ストレス性疾患は現代社会が抱える大きな問題ともいえる中で、東洋医学が治療を得意とする領域の一つだと考えています😊
※「心身症」について
心身症とは、ストレスの影響が身体に現れる代表的な病気です。その病態は・呼吸器系・循環器系・消化器系・内分泌系・神経系など殆どの疾患の引き金となっています。(神経症やうつ病など、他の精神障害に伴う身体症状は除外する)とあります。
認知症治療(GPD)について🍀
R6年5月現在6名の方々に認知症治療を行っています。
平均週1回のペースで2年以上継続される方が多いです。
物忘れに伴う混乱等があっても「出来る限りご自宅で生活を続けたいと」ご本人ご家族共に強く望まれており、治療院として施術や状態変化についての説明など、出来る限りお伝えできるよう心掛けています。
治療は三焦療法(さんしょうりょうほう)を用い認知症の悪化予防と周辺症状の緩和、改善を目指しています。
同時に自律神経の調整、肩や腰などの痛み、座骨神経痛などお辛い症状のコントロールを行っています。
痛みの軽減や疲労感を取り除く事も、ご本人認知症の周辺症状を取り除く大切なポイントと実感しています。
施術は皆さまのご自宅・施設へ訪問施術させて頂いております。ご興味ある方はお気軽にお問合せ下さい💆
🆕おかやまマラソンにケアスタッフとして参加してきました
このマラソンを通してランナーの皆様や鍼灸仲間から様々な事を学びました
良い時間を過ごさせて頂きました
また来年も参加できたらと思います😊
開院3周年記念
2023年9月1日をもちまして、おおふく鍼灸院は3周年を迎える事が出来ました。
これもひとえに来院してくださる皆様のおかげです😌
今後も皆様に多くの幸せを感じて頂けるよう精進して参ります。
ささやかではございますが、感謝の気持ちを込めまして9月中は全メニューから5%OFFを実施させて頂きます❗
この機会に是非ご利用くださいませ✨
今後とも変わらぬご哀願を承ります様、よろしくお願い致します。
コロナ感染症の分類移行
ブログをご覧いただきありがとうございます😊
令和5年5月8日より、新型コロナウイルスが5類感染症に引き下げられました🍀
長かった自粛生活がやっと終息し、マスクを外す機会も増えてきましたね。
皮膚のシミ、しわ、たるみなど気になる方も多いのではないでしょうか❓
そのような方にも美容鍼がおすすめです。
鍼の創傷治癒効果でお肌の若返り、トーンアップが期待出来ます❗
なお、コロナウィルスは不変なため、当院では当面の間、感染症対策を従来通り行っております🥼
安心してご来院ください😊
こんにちは院長の藤森です🙂
異常なほど猛烈な暑さが続いており、熱中症にも気を付けなくてはいけませんね。
特に梅雨明けなどは身体が暑さに慣れていないため注意が必要です。
マスクを着用していると喉の渇きを感じ難くなり、知らないうちに脱水が進む可能性があります。
屋外では人と十分な距離が保てる場合はマスクを外すなど、対策をして行きましょう😷
さて、当院で最も多いのが『腰痛治療』です。
腰痛で来院されたら先ず痺れや骨折の有無などを確認し、急性(約1週間以内)または慢性かを区別します。
急性の腰痛(ギックリ腰)の場合には痛めた筋肉の場所を確認し、初めは腰から離れたツボに鍼をします(膝の裏や手の甲など)
そのため「腰痛なのに手に鍼を刺すの❓」と不思議に思われる方も少なくありません。
鍼を刺して15分ほど経つと痛みが楽になって来ます😊
効果は治療の直後から多くの場合30〜80%ほど改善し、数日後にはぐっと改善される方が多いです。
慢性の場合は腰のツボに直接鍼を行います。
直後にも効果は感じられますが、翌日以降に劇的に良くなるケースがしばしば見受けられます。
ただ、長年蓄積された慢性腰痛の場合は痛みが再発しやすいです😟
そこで当院では腰痛の根本原因4つに注目し、再発しにくい身体作りを目指しています❗
①瘀血(おけつ)→血流障害の改善
②虚(きょ)→疲れ易い・元気のない状態の改善
③寒(かん)→冷えの改善
④湿(しつ)→水分代謝の改善
体質改善は一朝一夕とはなりませんが、毎回少しでも変化があることで痛みから解放されるイメージができ、来院のモチベーションに繋がるものだと感じています❗
お困りの症状があれば、お気軽にご相談下さい😌
受験前の体のケア🙂
先日、受験前で手首の痛み、腕の痛み、頭をスッキリさせたい、とのご希望で訪問施術に伺いました。
診察すると、頭部、首、肩、ふくらはぎ、アレルギー体質、ニキビ等の多くの施術ポイントが見受けられた為、全身のトータルケアを行いました。
鍼灸は初めてとの事でしたが、痛みの訴えもなく、特に頭部から背部のケアは「気持ちいい」と大変リラックスしておられました😉
最後は『 合格のツボ 』もしっかり刺激できたかと思います。
鍼灸施術を用いる事で、筋肉の疲労や精神的ストレスが和らぎ、集中力などのパフォーマンスアップに繋がります。
大切な受験前に、お身体のメンテナンスとして、鍼灸施術を選択肢に取り入れてみられてはいかがでしょうか😊
気になることがございましたら、お気軽にご相談お問い合わせ下さい😌