超微粒子ねんどのスキンケア
ボディクレイ(BODY CLAY)
Q1. ねんどでスキンケア?あまり聞いたことないけど どんな特徴があるの?
A. ボディクレイは、日本で初めての「粘土の本格的スキンケア製品」です。
けれども、粘土は、太古の昔から 世界各地で、美容や洗髪、治療に使われきた、「古くて新しい素材」なのです。 ボディクレイで使っているモンモリロナイトはつぎのようなスキンケアに最適の特性をもっています。
肌や髪を 全く傷めずに 汚れや古い角質を 磁石が鉄を引きつけるような働きでとってくれます。(→強い吸着力)
粘土の中にあらかじめ抱え込ませておいた天然保湿剤やハ-ブエキスなどで肌や 髪をしっとりうるおわせ(→大きな包接力)
超薄い粘土の皮膜が もともと肌の中にある天然の保湿成分の発散を防ぎ、保持する手助けをしてくれます。(→皮膜形成力)
しかも、ボディクレイの製品は、無香料、無着色、厚生省の表示指定成分ゼロなので、「安全と安心」も大きなポイントです。
Q2. 粘土ってどういう使い心地なんだろう。
A. なめらかで 気持ちいい。実際に使って、肌で感じていただくのが一番ですが。例えば入浴剤ですと、お湯が柔らかくなり体が暖まり、お風呂から出た後、肌がし っとりして気持ちがよい。特に軽いアトピーの子供や高齢者の方だと、かゆくなくなるなどの効果を確認できます。(あせもや水虫にも効く)ソープSの場合、汚れが落ちてさっぱりした感じとともにしっとりすべすべした感じも味わえると思います。
粘土(モンモリナイト)の、皮膚の汚れや老廃物を安全に吸い取り、皮膜で保護する能力は、アトピー性皮膚炎の改善には、大変有効ですが、その病因を解決するものではありません。しかし、症状が治まったり、かゆみが軽減すれば、よく睡眠もとれ、体力も回復し、主原因である弱った副腎の機能が元気になります。
Q3.「ねんど」って「土(泥)」とは違うのかな?
A. 粘土は、岩石が変化して出来たものです。ボディクレイで使っているモンモリロナイトの原石は美しい石です。太古の昔は海の底だった日本列島では 良質のナトリウムモンモリロナイトが各地で産出します。土、土壌、またそれらに水が混ざった状態の泥とは異なり、鉱物の一種です。
土の成り立ち:地球には最初は岩石や、岩石が変化して出来た粘土、砂しかありませんでした。そこに、小さな植物や微生物が生活し、やがてそれらが死んで腐食し、それをまた別な植物や微生物が食べ、これが長い間何回も繰り返されてだんだん有機物が増え、それに水と空気が混じって土もしくは泥が出来上がりました。
動物と粘土:病気や傷を負ったとき、動物は本能的な知恵で、粘土質の土地を探し求め、確実に優れた質の粘土を見つけて、その上に病んだり傷ついた部分を押し当てます。多くの湯治場も動物が見つけてくれました。
生活の中の粘土:粘土は、ほんの一昔前まで、髪やお肌の手入れによく使われていたという事実があります。子供の頃に山の近くで育った人の中には、川で水遊びをした際、岸の粘土を日焼け止めに塗り、その結果、肌もすべすべになったとか、持ち帰って石鹸代わりに使ったとか、粘土で髪を洗うとつやつやとして、村には白髪の人がいなかった、といった思い出や経験を話して下さる方がいます。当時はその粘土を粉にした髪洗い粉が、袋入りで売られていたそうです。 この様に、食べ物に限らず生活雑貨など 一昔前までは、その土地の産物を利用するのが当たり前でした。植物が豊かな南の地方では、粘土の代わりにムクロジやサイカチやサボンソウ等の植物を洗浄剤に使っていたそうです。
お相撲さんと粘土:お相撲さんの世界でも、昭和40年代まで、相撲部屋の風呂場では、二人の弟子のうち一人が粘土の粉を、もう一人が水をたらしながら兄弟子の髪を洗い流すのが習慣でした。商品名は「牡丹園」といい、日本髪を洗うのにも使われていました。でも、そのころから、強力な洗浄力と宣伝力を使った「合成の界面活性剤シャンプー」が全国的に発売されたため、そうした商品は途絶えてしまいました。
ねんどと石鹸:昔の洗髪の習慣は、月に1~2回で、後は毎日髪を梳くだけで充分だったのですが、今は食生活や環境の変化で、粘土の粉だけではよごれも落ちにくくなっています。
ボディクレイでは、古くから人々が利用してきた粘土に、新しく石鹸成分を加えることで、より使い勝手のよい「ねんどのソープ」を開発しました。 粘土のミクロの粒子に石鹸の泡立ちが加わることで、古い角質や汚れをきれいに落とすだけでなく洗った後もしっとり、しなやか、環境にも害を与えません。
Q4. 粘土を水と流しても大丈夫?詰まったりしない?
A. つまったりはしません。むしろ、お湯を捨てるとき、ねんどが浴槽や排水溝の汚れを吸着してくれるので、湯垢やいやなにおいも消してくれます。
Q5. お風呂の残り湯は洗濯に使えますか?
A. 入浴剤を入れたお風呂の残り湯で洗ったタオルは、乾いても固くなりません。粘土が少し入った水で洗うとソフトに仕上がるようです。洗濯に使っても全く問題ありません(ねんどのソ-プを使って皮のリュックを洗ってみましたが、乾いてもごわごわにならずに柔らかく仕上がりました)
Q6. 陶芸に使う粘土とはちがうの?
A. 一口に粘土といっても沢山の種類があって、陶磁器に使われる粘土はカオリナイトといい、水を吸うと、手でこねたり、形づくったり出来るタイプのものです。ボディクレイで使っているモンモリナイトは、水を吸い過ぎて、形を作ることが出来ません。
Q7. 粘土の製品で、ときどき水が分離しているのがあるんだけど。
A. ボディクレイ製品では、活性剤(乳化剤)も使ってないし、この粘土は状況によって水を吸ったり出したりするので、ちょうどヨーグルトの乳精ががしみ出る感じで水が分離することがあるのです。よく振ってもらえば再び、乳化します。基本的に使う前に振ってもらえば全く問題ありません。
Q8. 容器がちょっと、使いにくい。
A. ボディクレイでは、環境に配慮した結果、ゴミとなったとき、ぺしゃんこになって、量がかさばらないポリエチレン容器を選びました。浴室においたとき、少々使いにくいのですが、ご理解いただきたく思います。欧州ではエコロジカルな容器として広く認定されたものです。(ソープ、入浴剤等に使ったチァパック)ロ-ションなどのビンも すべて ポリエチレン製です。
Q9. どんな場合にどの製品を使えばいいのでしょうか。
A. お薦めの製品・タイプ別
健康な状態の肌、髪の方
健やかな状態を維持し、乾燥や老化を防いでくれます。
トラブルのある方
○敏感肌/アトピ-肌 石鹸がしみるくらい過敏なかたは、シンプルジェルで 洗顔し入浴剤のお風呂の後は、かゆいところにスキンミルクを。
○ニキビ、脂性の肌 ソ-プ、フェイスソープでよく洗い、ロ-ションを。 トラブル部分にはスキンミルクをつける。
○乾燥肌、荒れ性肌 ソ-プ又はフェイスソープで洗い、ロ-ション、ミルキ-ロ-ション、トリ-トメントでお手入れを。
○湿疹 入浴剤のお風呂。スキンミルク、ジェル。
○かゆい肌 入浴剤のお風呂。スキンミルク、ジェル。
○さめ肌 入浴剤のお風呂。トリ-トメント。
○お化粧落とし フェイスソープ、ソ-プ。またシンプルジェルにオイル を混ぜてクレンジングとして使う。
○抜け毛/薄毛 ソ-プ、トリ-トメント。
○シミ・くすみ フェイスソープ、ソ-プ、ロ-ション、トリ-トメント。
○小じわ トリ-トメント、ロ-ション。
○日焼けのケア スキンミルク、トリ-トメント、入浴剤。
○手荒れ トリ-トメント。
○高齢者の皮膚掻痒症 入浴剤のお風呂、スキンミルク、トリートメント。
○お風呂に入れない方 入浴剤、ジェル又はシンプルジェル(清拭剤として)
○口内炎、口臭 ハミガキ、シンプルジェル。
Q10. 化学成分はどのようなものが使われていますか。
A. 化学成分について
ボディクレイでつかっている内容成分のうち 粘土分、生薬、植物油、精油以外の原材料の殆どはその製造過程で なんらかの化学的反応を利用して作られたものです。(市販の化粧品で 化学成分をつかっていないものはないだろうと言われています。)ボディクレイが保湿成分として選んでいるNMF(天然保湿成分)・・ソルビト-ルや乳酸ナトリウムにしてもデンプンや脱脂乳などを加水分解したり、酸化させたり、中和させたり等の化学的な過程を経てつくられたものです。抗菌のためには フェノキシエタノ-ルという 非常に古くから使われている単純化学物質を採用しています。(有用な制菌剤で このように毒性影響が少ないものはめったにない)化粧品の原料として使えるのは 厚生省の審査を通り許可になったものだけですが、そのうちの100種類はかぶれやアレルギ-を起こす可能性があるということで 表示が義務付けられています。
ボディクレイでは 勿論「表示指定成分」は使っていませんが、表示指定成分以外にも明らかに危ない原料、不安な原料は沢山あるので、特に安全性を十分に吟味しながら内容成分を選択してきました。
化粧品のコマ-シャルなんかで言われていることは勿論、化粧品の安全性とか毒性のことを書いてあるような本の内容でさえ必ずしも正しい情報ばかりではないので、消費者としては 正しい選択をしていくのが 本当に難しい状況だと思いますが、御自分の価値観で きちんと選んでいってほしいと思います。 おおげさにいえば、そのことが世の中を変えていく底力になってくれるはずです。
Q11. ねんどの中のアルミニウム(粘土の中のアルミがアルツハイマーの原因にならないか?というご質問に答えて。)
A. 粘土鉱物は 主として ケイ素、アルミニウム、マグネシウム、カルシウム、鉄などの金属元素と酸素と水から出来た含水ケイ酸塩です。粘土の種類、採掘場所などによって バランスはかわりますが、アルミはどの粘土にも そこらの土(土には 粘土が混じっているので)にも混ざっています。
地球上に生命体が発生して以来、水と粘土は 一番身近なところにあったものだと思われます。
地球は 水の惑星といわれるだけでなく 粘土の惑星とも呼ばれ、人類にとっても慣れ親しんだ物質です。その粘土の中のアルミが問題だったとしたら 人類はその影響をずっと受けてきた、ということになります。ボーキサイトといういわゆるアルミニウムを作る原石がありますが、素朴なこの石はアフリカでは ネックレス用のビーズを使われていたりして、私たちが知っているアルミとは 似てもにつかないものです。
こういう自然の中にあるアルミニウムというのは 非常に安定した物質です。
この原石を アルミ缶や アルミ箔のような状態にするには 大変なエネルギーと技術がいるのです。アルミ1缶を作るのに 相当量の電力が必要である、というようなことはお聞きになったことがあると思います。アルミ缶のリサイクルが 一番初めから云われてきたのは、そういう事情からです。そうそう簡単に体内に取り込めるような状態には出来ないのです。
肌につけたり、飲んだりしても 体内に取り込まれたりはしません。もし そうでなければ 土や 粘土と密接な関係がある 陶芸家や農家の人は勿論、土からできる農産物もみんな 危ないことになります。
ついでにいうと ボディクレイのように ねんど(モンモリロナイト)の効用を利用していない化粧品にも(すべてのファウンデーションや 白粉、ハミガキその他)なんらかの粘土が使われています。
(タルクやカオリンなど 粘土は昔から 化粧品の原料として ポピュラーなものですから)胃薬にもはいっているし、紙などにも沢山使われています。
誰もが そうとは気づかずに 身近な所で粘土をいろいろお使いのことと思います。それほど 一般的に使われているということです。もし これらの中に含まれたアルミが皮膚から吸収されたりしたら 大変ですよね。粘土は皮膚から吸収されたりはしませんから ご安心ください。
地球はねんどの惑星ともよばれたりもします。粘土は 本来的には 生体にわるさをする存在ではないはずですよ。
Q12. グリセリン脂肪酸エステルについて。(ボディクレイも〈石鹸以外の〉界面活性剤を使っている?というご質問に答えて)
A. 植物油というのはグリセリンと脂肪酸から成り立っているそうで、グリセリン脂肪酸エステルは、一度、油を分解してグリセリンと脂肪酸に分けた後 再びグリセリンと脂肪酸をくっつけて作る界面活性剤で、人間の体内でも食べた油を吸収するときに、このグリセリン脂肪酸エステルという形にしたあと、吸収していくそうです。(これは「しんちゃんのホームページ」からの情報です)
グリセリン脂肪酸エステルは 食品添加物としても 酒精などにも入っている 安全判断基準Aの防腐剤で 生ラーメンなどでも よく使われているものです。
安全で 有効な制菌剤をと 探していて グリセリン脂肪酸エステルを採用することになったのです。
水分を含むものを作って 保存しようと思うと 保存料や制菌剤をどうするかという問題はさけて通れません。ボディクレイでは 制菌剤として 昔から使われてきた単純化学物質であるフェノキシエタノールと併用して使っています。 グリセリン脂肪酸エステルを ほんの少量(0.1%以下)加えることで フェノキシエタノールの量も減らせるからです。
(グリセリン脂肪酸エステルは 界面活性剤のひとつではありますが、量的には 界面活性剤そのもののシャンプーや洗剤の1000分の1で 活性作用もありません
制菌剤や防腐剤は 生体にとって 多少なりともマイナスに働くものだと思いますから、(菌も生き物のひとつですから) 使わないですませられれば、その方がいいでしょうが、かといって それ無しでは 腐敗して 保存できなくなります。数日しか保存できないとしたら 流通は不可能になります。
ボディクレイでは 最小限のパーセントしか使っていないので、開封後に入ってくる黴菌に対しては パラベンなどを使ったものに較べ、制菌効果は弱いと思います。開封後は 冷暗所に保存して下さいとお願いしているのはそういうわけです。