第6回
武道×数学=ロボット ワークショップ
2025年10月4日(土) 14:00〜16:00 (13:50に1階受付前に集合)
会場:大阪工業大学 梅田キャンパス ラーニングコモンズ(6階)
講師:大須賀 公一 さん(大阪工業大学 ロボティクス&デザイン工学部 教授)
第6回
2025年10月4日(土) 14:00〜16:00 (13:50に1階受付前に集合)
会場:大阪工業大学 梅田キャンパス ラーニングコモンズ(6階)
講師:大須賀 公一 さん(大阪工業大学 ロボティクス&デザイン工学部 教授)
え!武道とロボットが数学でつながるの?!
みなさん、武道とは何でしょうか。武術は、数百年前に戦闘のために生まれた「技」の集大成です。一方、武道はその武術を通して人間形成を目指す「道」として発展してきました。空手、柔道、剣道、弓道などはその代表的な例です。武道は武術の性質を受け継いでおり、熟練者になると小さな体の人が大きな体の人を投げ飛ばしたり、打撃で制したりすることが可能になります。この「逆転現象」には、単なる力任せではなく、数学や物理学に裏づけられた合理的な身体操作が隠されています。そして、その延長線上にはロボットがあるのです。ロボットを如何に効率よくそして生き生きと動かすか、それは武道の極意と大きく重なっているのです。本ワークショップでは、武道に潜む「数学」をひもとき、なぜそれがロボットにつながるのかを実際に体感していただきましょう。
* 武道や数学の専門的知識はなくてもご参加いただけます。
対象:中学・高校生、大学生、一般(興味があればどなたでも可)
参加費:無料
会場:大阪工業大学梅田キャンパス ラーニングコモンズ(6階)
イベント申込フォーム(申込締切 10/3(金)17:00)
問合せ先: ken.kamano@oit.ac.jp (鎌野)
<開催報告>
まず星空を例にして、
星の動きを観察 → 観測データを数式化 → 数式に物理的意味を与える
と、過去の偉人が実世界を物理化していった様子について説明がありました。
次に武術の話題となり、テコの原理などを用いて効率よく相手の攻撃から抜け出したりする方法が解説されました。無駄に力で対抗しようとしても力の強い相手には敵わないということですね。数式による説明と実演が次々に行われるので面白かったです。
そしていよいよロボットの話に移ります。ロボットを予測不可能な自然環境の中で動かすには、環境と付き合う(味方につける)のがポイントだそうです。武術と同じく周囲の環境をうまく利用することで、ムカデ型のロボットがセンサなどがなくても生き物のように動く様子が紹介されました。(ムカデ型のロボットについては、大須賀さんのご著書「知能はどこから生まれるのか?」で詳しく紹介されています)
文系理系の枠組みを超越して、様々な話題が出てくるとても興味深いワークショップとなりました。
(参加者の感想)
人間の身体活動と環境との相互作用の活用がとても面白く、普段の生活にも考え方が応用できそうな気がしました。
とても気づきの深い授業で息子に学びのおもしろさを感じてもらえました!!
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