あくまでカウンセリング・医療情報の提供を目的としており、診療・診断又はこれに準ずる行為はサービス内容に含まないため医療保険は使えません。医療保険をご希望の方は病院を受診されることをお勧めいたします。
当カウンセリングでは銀行振り込みでのお支払いをお願いしております。
予約後のメールに記載してある指定の口座にお振込みをお願いいたします。
現時点ではお電話でのご予約には対応しておりません。インターネット予約をご活用ください。
平均すると14-16回行うことが多いですが、早い方だと最初の数回で変化を感じられる方もいます。
症状の重い方はもう少し長くかかる方もいらっしゃいますし、症状が軽度または中等度の方は短く済む方もおられます。
訓練を受けた認知行動療法カウンセラーと一緒に質の高いケアを受けることがより早い回復につながると考えられます。
セッションの早い段階で症状の重さを評価し、カウンセリングの見通しをお伝えするように努力しております。
私たちの集中治療プログラムは、積極的な中毒、積極的な摂食障害、および/または積極的に自殺している個人には適切ではありません。個人は、私たちのプログラムに参加する前に、他の場所でこれらの状態の治療を受けなければならない場合があります。これらの状態の治療を受けている(回復している)人たちのために、不安治療中に何か継続的なサポートが必要な場合は、必要に応じて追加の外来スペシャリスト(例えば中毒カウンセラー、摂食障害の専門家)と協力する能力があります。
さらに、治療に動機付けられていない人は、おそらく私たちのプログラムには適していません。治療は個人が恐怖に直面し、不快感を経験することを必要とするため、完了して成功するためには高いレベルの動機づけが必要です。家族からの圧力のためだけに治療に入っている個人は、自分で治療に従事することを約束する個人よりも進歩が少ない傾向があります。私たちは、治療に従事することについての嫌悪感を持っている人たちと仕事をしています(主に彼らの儀式の安全を諦めることを恐れているため)。それと同時に、彼らは動機づけられ、変化することが非常に重要です。人々がOCDやその他の不安を克服するのを助けるためにできる限りの努力をしており、クライアントからも同様の努力が期待されます。
治療開始前の手続きは?
開始前に治療を希望する方に、これまでの経緯や症状などを簡単にskypeで評価を行います。ヒューストンOCDプログラムの治療チームをより良く準備するために、現行の治療提供者との追加記録および/または議論が行われ、その後、入院日時をスケジュールすることができる。
一時的に儀式が長引いたり、不安が強まることがありますが、多くの場合は徐々に落ち着いていきます。これまでに経験したことがないような不安に向き合うことから始めると、その時だけで中断してしまい、儀式をしないととんでもないことになるという考えが強まってしまいます。長く、なるべく楽しく、曝露を続けていく工夫をすることで、極端な症状悪化を防ぐことになりますし、結果的にできる自信が生まれてくるので、より難しい課題に取り組めるようになります。
我慢する部分もありますが、私は不安や不快感への耐性を強めるトレーニングだと考えています。トレーニングですので、時々筋肉痛になったり、スランプを経験したりはしますが、徐々に筋肉がついていくことが醍醐味です。ひたすら我慢をして、終わりがないのは、途方に暮れてしまうので、なかなか続けられないのではないでしょうか。
ERPの最中は、なるべく治療に集中していただくために、話を最小限にすることはありますが、それ以外の時間には、お話をお聞きして、患者さんのニーズや文脈にあった曝露療法を設計していきます。OCDの治療を行う前、または治療後に、家族関係や仕事、学校などの問題を解決する必要のある方もいらっしゃるかもしれません。7年間以上、多岐にわたる患者様へカウンセリングを実施してきておりますので、必要に応じてご相談ください。
ERPの治療効果は高いことがわかっていますが、確かに再発が多いのも事実です。再発を予防するためには、治療を終えた後の計画や取り組みが大変重要です。病歴が長くなると、症状が改善しても、何をしてよいのか具体的に考えるのが難しい場合もあります。治療後、何もやることがなかったり、孤立していると再発しやすくなると思いますので、NPO法人OCD-Japanのイベントや、治療集結者の会(リユニオン)などにご参加いただくご案内をしています。また、極力、地域や社会につながれるように援助いたします。治療後のフォローこそが、実は治療の本番なのかもしれません。
これはゆっくりと話し合う必要のあるテーマですが、完全な回復を目指すと、期待感が高まりすぎてプレッシャーになってしまい、返って治療成果が下がることがあるように思います。完全に治すことを目標にすると、どこかで行き詰まりを感じるようになります。なぜかというと、ただ単にERPを続けることは、目標も何もなくトレーニングを続けているようだからです。むしろ、OCDを手なづけて、自分の人生で何をしたいのか、何ができたら嬉しいか、楽しいかなどを具体的にするほうが、治療の効率は高いでしょう。
儀式をやめるよう強いるのは、ご本人にも、ご家族にも大変なことです。可能であれば、ご本人、ご家族が落ち着いて話せる時に、取り決めをして、儀式を減らしていくことが理想的です。しかしながら、長年の衝突や努力が実らなかった経験があると、それ自体が難しくなります。可能であるならば、専門家か中立的な第三者を交えて、取り組みを決めると良いと思います。その方が衝突が起きにくくなりますし、冷静に話しやすくなります。ERPを家族で行う場合、意地悪や強制でやっているのではなく、OCDを良くするためにあえてやっているという共通認識が持てないと、うまく行うことはできないでしょう。これまで、ご本人、ご家族を交えた治療プログラムを多く提供してきておりますので、ご家族同士での取り決めが困難な場合は、ぜひご相談ください