1.6年生が卒業しました。
昨日、令和6年度の大部小の卒業式がありました。子どもたちの一人一人の未来を見据えたまなざしを感じた卒業式でした。一人一人の眼には光るものがありましたが、それは未来に向かって希望に満ち溢れたものでした。私ども大部小の教職員一同は子どもたちの旅立ちに際し、これからも協力を惜しまないことをお約束します。
2.能登半島地震募金by大部
学校だより「大部っ子」2月号でも紹介しました募金ですが、それは自発的に始まったものでした。なんと161,389円も集まりました。自分のお小遣いからねん出した子、家族で話し合って金額を決めた子など、本当に多くの方、多くのお心遣い、感謝します。
去る3月12日(火)児童会役員3名が全校生の代表として、お預かりした募金を小野市社協に持っていきました。現在も石川県のみなさんは不安と不自由の中、生活されていると思いますが、一助になればとの子どもたちと保護者様の篤(あつ)い思いが詰まった募金ですので、重ねて感謝いたします。この度小野市社協を通じて石川県に送りました。被災地の一日も早い復興を願っています。
3.在校生は進級の準備をします
今日で令和5年度の教育課程(その学年で学ぶこと)がすべて修了しました。昨年4月には前年の学年から一つ上の学年でスタートしましたが、この1年で本当に成長しましたね。なんと、来月にはまた一つ学年が上がることになります。ここで3つのお願いです。この春休みに取り組んでほしいことです。
(1)いつも過ごしている、あるいは勉強している部屋を片づけましょう。
(2)体調を崩さぬよう、日頃から体力づくり・健康管理に努めましょう。
(3)4月に提出する課題はきっちりやりましょう。
4.最後に
1年間本当にありがとうございました。これで、学校通信(「大部っ子」「大部小だより(デジタル版)」)は本年度分はすべて終了となります。大部小学校は次年度も子どもたちの成長を家庭・地域のみなさんとともに支えていく所存です。さらに、今よく言われているウェルビーングな学校、すなわち、こども、保護者、地域のみなさん、教職員など、すべての人が幸せになれるそんな学校の実現に今後ともご理解とご協力いただければ幸いです。
本当にありがとうございました。
PS:上部のバナー写真は本年度最後の下校時の風景写真です。子どもたちは元気に帰っていきました。なので、春休み、学校は4月まで子どもがいなくて寂しく過ごします。
1.震度7~「震度階級10段階で最大」と知っていますか?
日本は地震が多い国といわれています。すなわち、渡地たちはそのための準備・対策を日ごろから準備しておく必要があるということです。参考までに今まで日本が経験した大きな地震の発生日と最大深度、マグネチュード(以下、M)は以下のとおりです。
【関東大震災】1923.9.1. 最大震度6 M7.9
【阪神淡路大震災】1995.1.17. 最大震度7 M7.3
【東日本大震災】2011.3.11. 最大震度7 M9.0
【熊本地震】2016.4.14. 最大震度7 M6.5(余震M7.3)
【能登半島地震】2024.1.1. 最大震度7 M7.6
震度・マグニチュードと被害は基本比例はしますが、一概に揺れのみをもって被害を図れません。(東日本大震災は津波の影響が大きかったといわれています。また、能登半島地震はいわゆる直下型で、陸に近いところで発生したので、被害は甚大です。)
では震度7とはどんな揺れだと思いますか?震度7とは、地震による揺れの強さを表す指標(震度)の一つで、気象庁震度階級 (震度)では、10段階中、最も大きい階級のものとなっています。(震度0、震度5と6にはそれぞれ強弱があって、全部で10段階。その最大が7です。)
2.余震~本震よりも余震のようが怖いと知っていますか?
余震とは、大きな地震に引き続いて発生する地震です。大きな地震が発生した後に、同じ地域またはその周りの地域で発生するものです。震源が浅く規模(マグニチュード)が大きい地震の後には高い確率で余震が発生し、規模が大きいほど回数が多く、発生地域も広くなる傾向があります。能登半島が今、直面している状況です。また、余震は本震より小さいと思われがちですが、熊本地震では、4.14の本震はM6.5、2日後の4.16の余震はM7.3でした。
3.地震に備える~追悼集会で学んでほしかったこと
今日大部小では、<3.11追悼集会>をオンラインで行いました。私は「命(いのち)の大切さ」をテーマにお話をしました。2011.3.11に東日本を襲った地震について、とてもいい学びになる動画を見つけたので、みんなに紹介しました。そこからの学びを「5つの約束」という形でみんなと共有しました。地震のみならず、登下校など交通ルールを守って、安全に登校することの大切さもあわせて子どもたちに訴えました。お家の方でもこの機会に命の大切さについてお話しいただければ幸いです。
最後に地震について、少し捕捉します。「住所検索ハザードマップ」というサイトがあります。これは自分の住んでいる地域が災害(地震、水害など)に対してどれほどの危険性があるのかをわかりやすく示したものです。一度家族で調べてみてはどうでしょうか。しかしながら、「地震はいつ、どこに発生してもおかしくない。」と訴える地震学者もいることから、「自分の住んでいる地域は大丈夫」とは考えず、日頃から準備を整えておくことが大切であると考えます。
3.11追悼集会のお話
5つの約束
「津波から逃げる」
黙祷
文科省のホームページを見てみると・・・。「『生きる力』とは知・徳・体のバランスのとれた力であって、変化の激しいこれからの社会を生きるために、確かな学力、豊かな人間性、健康・体力の知・徳・体をバランスよく育てることが大切で、次の3つとしています。(1)基礎的な知識・技能を習得し、それらを活用して、自ら考え、判断し、表現することにより、さまざまな問題に積極的に対応し、解決する力、(2)自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心などの豊かな人間性、(3)たくましく生きるための健康や体力」と定義されています。
子どもたちにはいつも「大部小の目指しているのは『や・か・たの教育』。『やさしく、かしこく、たくましく』そんな子どもになってほしい。」と言っています。まさしく、(1)はかしこく、(2)はやさしく、(3)はたくましくに一致しており、今も昔も目指す子ども像は普遍といえます。この1年見ていると大部の子どもたちは確実に各学年に必要な生きる力を身につけているし、これからも身につけ続けてくれると信じています。学校と家庭、そして地域一帯となって子どもたちの成長を促して行ければと思っています。
さて、話はかわりますが、もうすぐ6年生はこの大部小を卒業します。まさしく今日、「6年生を送る会」を開催しましたが、在校生の心温まる、精一杯の出し物、胸にぐっと突き刺さる6年生の歌声・・・。どれを持っても最高に思い出に残る送る会でした。「6年生はもう少しで卒業だな・・。」としみじみ感じる一日となりました。
ちなみに、今年の卒業記念品ですが、下の写真の<?>の部分にあります。6年生がこの6年間で培った力・モノが表現されています。すでの掲出してあるので、子どもたちは見ていますが、来校される機会がありましたら、ご覧ください。卒業式には正式にご披露します。
卒業記念品
6年生を送る会3/1(入場)
6年生を送る会3/1(退場)
3年人と自然の博物館2/20
1.児童会選挙
(1)立会演説会(2/6・火)
次年度の児童会役員の選出に向け、立候補者の立合演説会が開かれました。立候補者一人一人から「大部小学校を良くしたい。」「明るく楽しい学校にしたい。」との意気込みがひしひしと伝わってきました。
(2)児童会引継式(2/19・月)
今日、児童会引継式がありました。6年生が取り組んできた大部小児童会をしっかり引き継ぐことができました。しかしながら、児童会活動とは役員だけでできるものではなく、それこそすべての児童が精いっぱい取り組むことだと思っています。
2.一日入学
(1)大部小新一年生一日入学(2/7・水)
2月7日(水)来年度入学予定の“ピカピカの(次の)一年生”が大部小にやってきました。交流の様子を見ていると、どの子もワクワクとドキドキが見てとれました。同時進行の保護者説明会では保護者の皆様には熱心に聞いていただき、ありがとうございました。
(2)旭丘中新7年生一日入学(2/9・金)
6年生は4月から7年生になります。小学校卒業という節目の時期になりました。中学校での生活を垣間見たり、楽しみにしている部活動の見学をしたりしました。しっかり、準備をしてほしいと思っています。
3.さまざまな体験活動
(1)大縄大会(2/13・火~2/15・木)
3日間にわたり、昼休みの兄弟学年単位で開催しました。日ごろ培った“学級のきずな”を発揮して、楽しく取り組むことができました。上の学年の子どもたちのリーダーシップも見事でした。
(2)パチパチ集会(2/15・木)
大部小は“そろばんの学校”として、有名です。その名のとおり、毎年伝統的にパチパチ集会を開催しています。頭に鉢巻をしっかりと締めて取り組んでいます。きりりとした姿に感動しました。
(3)大谷グローブ
今は、基本いつでも貸し出しています。この前、クラブ活動で使っていました。
(4)凧揚げ
1年生が昔遊びを体験する中で、凧揚げをしました。いい風が吹いて結構大空に舞い上がっていました。
【PS】青少年のインターネット利用に係る保護者向け普及啓発リーフレットの活用推進について
本日付で播磨東教育事務所長を通じて、リンク(ここから閲覧できます。)のとおりこども家庭庁成育局安全対策課長及び文部科学省総合教育政策局男女共同参画共生社会学習・安全課長より連絡がありました。子どもの安全を最優先として、周知します。一読ください。
1.節分のはなし
節分は、「だれもが元気で、幸せに過ごせますように」という願いをこめ、鬼(悪いものの象徴)を追い出す日です。<邪気祓い>の日でもあります。「鬼は外、福はうち」と言いながら豆まきをしたり、恵方巻を食べたりする日ですね。みなさんは、2月3日はどんなことをしましたか。
どうして節分は2月3日なのか知っていますか。節分という言葉は、「季節を分ける」という意味があって、昔から日本では、春は一年のはじまりとされ、特に大切にされていました。なので、春が始まる前日、つまり冬と春を分ける日だけを節分と呼ぶようになったそうです。
今年も3年生が大豆の学習に取り組んでいます(国語で学習したり、育てたり、食べたり…)が、節分の豆まきにはその大豆を使います。豆まきの豆である“大豆(だいず)”にはたくさんの栄養が含まれているから、鬼を追い出すパワーがいっぱいつまっているので、大豆を使うそうです。ちなみに、3年生が1月30日に「味噌汁づくり」の学習に取り組みました。皆さんもご存じのように、お味噌も「大豆」を原料とした食物です。本校では、季節、生活、周りのものすべてが学びの「原料(材料)」となっていることも申し添えます。
2.能登半島地震から1か月
1月1日に能登半島を襲った地震。あれから1か月が経過しました。徐々にですが、復旧(復興)が始まっているという報道もありますが、被災者のみなさんの不安や負担が少しでも軽減されることを願ってやみません。
さて、<大部小能登半島募金>ですが、児童会を中心とした子どもたちの「協力したい。行動に移したい」という願いが全校生に広がり、とてもたくさんの義援金が集まりました。また、寄付先については、現在子どもたちが検討している途中ですので、金額を含め、寄付先等わかりましたら、後日お知らせする予定です。皆様の<真心>がこもった募金をしっかり被災地に届けたいと思います。本当にありがとうございました。
PS
ホーム画面のグーグルカレンダー(学校の予定)に現時点での令和6年度の予定を入れています。今後変更になるかもしれませんが、次年度の予定を立てる際の参考にしてください。
【動画】豆まきのはなし
「鬼は外、福は内」
【地図】能登半島
【3年生】大豆(味噌)学習
1.<大谷グローブ>が届いたよ!
1月17日(水)、大リーガーの大谷選手からのプレゼント(大谷グローブ)が本校に届きました。年末頃から各地の小学校に届いたとの報道もありましたが、大部小にもやっと届きました。子どもたちが待ちに待ったプレゼントの到着でした。
同日朝、臨時の朝会(オンライン)を開催し、みんなに紹介しました。オンラインでしたので、代表して、6年1組の教室で贈呈式を行いました。野球経験者(学生時代、野球部)の岡田先生から贈呈してもらいました。子どもたちはとてもうれしそうでした。
大谷選手からは3つのグローブ(右用2つ、左用1つ)とともに次のようなコメントが添えられていましたので、全文を紹介します。
2.大谷選手のメッセージ
校関係者各位
貴校ますますご清栄の事とお慶び申し上げます。ロサンジェルス・エンゼルス・オブ・アナハイムのメジャーリーガー、大谷翔平です。
この手紙は、このたび私が学校に通う子供たちが野球に興味を持ってもらうために立ち上げたプログラムをご紹介するためのものです。
この3つの野球グローブは学校への寄付となります。それ以上に私はこのグローブが、私たちの次の世代に夢を与え、勇気づけるためのシンボルとなることを望んでいます。それは、野球こそが、私が充実した人生を送る機会を与えてくれたスポーツだからです。
このグローブを学校でお互いに共有し、野球を楽しんでもらうために、私からのこの個人的なメッセージを学校の生徒たちに伝えていただければ幸いです。この機会に、グローブの寄贈をさせていただけることに感謝いたします。
貴校の益々のご発展をお祈り申し上げます。
野球しようぜ。
大谷翔平
3.みんなには一度は見て、さわって、使ってほしい
朝会では、使用に際して次の3つの約束を子どもたちとかわしました。
(1)みんなのものだから大切に使うこと。
(2)クラスのみんなが一度はふれること。
(3)クラスに回ってきたら、記念撮影をしよう。
私は、このグローブをボロボロになるぐらいみんなに使ってほしいと考えています。きっと大谷選手も学校に飾ってほしいと思っているのではなく、とことん使ってほしいと考えていると思うからです。だからこそ、「野球しようぜ。」の言葉で締めているんだと思います。
今、6年生から、クラスごとに回しているんですが、少しその様子を紹介します。あるクラスは独自の「始球式」をしたり、あるクラスはグローブをとっかえひっかえながらみんなでキャッチッチボールをしたりと楽しんで活動できていましたし、見ているとクラスのきずなが深まった印象を持ちました。本当に大谷選手には感謝の言葉しかありません。
4.参観日にはサプライズあり!
さて、いわゆる「大谷グローブ」ですが、2月2日(金)の参観日(オープンスクール)では、この日だけは「展示コーナー」を作って、保護者のみなさんにも一度は見て、ふれてほしいと思っています。楽しみにしておいてください。
臨時朝会での贈呈式6-1
大部小の大谷グローブ
6-2絆を深めている姿
【動画】6-1キャッチボール
3学期の始業式で「校長先生のおはなし」の最初に、能登半島地震で亡くなられた方へ哀悼の意を表し、黙祷から始めました。子どもたちは、神妙な面持ちで黙祷を行いました。この機会に防災・減災について、少しお話をします。
さて、「自衛隊の捜索犬ジェニファーが初任務でお手柄 高齢女性を発見|石川・能登半島地震(2024-01-05)」という記事が防衛日報デジタルに掲載されました。今年の元旦の16:10頃、石川県で最大震度7を観測した能登半島地震を受け、現地で活動している自衛隊の捜索犬が高齢女性を救助したとの報道です。
その捜索犬の名前こそ「ジェニファー号」で、3日15:50分頃、輪島市内で家屋内にいた高齢の女性を発見し、救出したとのこと。ジェニファー(3歳メス)は静岡県の航空自衛隊浜松基地が救助活動のため派遣されており、現在も自衛隊は現地で捜索犬12匹の中の一匹として捜索救助活動を行っているとのことです。警察犬が事件の容疑者などの臭いを覚えて捜索するのに対し、救助犬は空中に浮遊する不特定多数の人の臭いを感知するよう訓練されています。災害現場ですから、がれきやガラスの破片、くぎなどが散乱しているでしょうから、想像ではありますが「ジェニファー」も肉球にけがを負いながら、懸命に捜索し、尊い人命を救ったと思います。その姿を思い浮かべるだけでただただ感銘を受けます。
その他にも多くの方々が被災地で活動されているニュースもありました。全国から消防救助隊、自衛隊(小野市関連の記事では小野市の青野が原駐屯地のみなさんが活動されているとの報道もありました。)、災害派遣医療チームなど、兵庫県からも数多くの派遣チームが出動しているようです。災害時には東日本大震災の頃から「自助・共助・公助」の重要性が叫ばれていますが、このような迅速な対応には本当に頭が下がる思いです。我々はこのような災害に対しできることを見つけ、協力していくことも大切だと思いました。
小野市立大部小学校
〒675-1367 兵庫県小野市敷地町866 電話 0794-63-2755 FAX 0794-63-2654
【文責】学校長:吉岡 優