2学期
校長室より
校長室より
【第19号】よいお年をお迎えください 2022.12.23.Fri.
2学期終業式 式辞
みなさんおはようございます。今日は2学期の最終日です。校長先生から3つの話をさせてください。まず、1つ目は2学期にがんばったことを振り返ってみましょう。
その前にクイズです。では問題です。「2学期は1年で一番長い学期ですが、全部でみんなは何日学校に来ましたか?①70日 ②80日 ③90日」、答えは「80日」です。さて話を戻します。80日あった学校生活の中でどんなことに取り組み、どんな経験をしましたか?
授業を始め、自然学校、修学旅行、学習発表会、マラソン大会、各学年で実施した校外学習など色々な行事がありました。クラスのみんなと協力して楽しい思い出になった人もいれば、友だちとけんかをしてしまって苦い思い出となっている人もいるでしょう。それでも、クラスで決めた目標に向かって一人一人、自分なりに努力をしたことには変わりありません。つまり、みなさんは「目標に向かってがんばった」という経験をしました。とても大切な経験です。この経験をいつまでも覚えていてください。
また、日ごろの生活の場面でがんばった人もいるでしょう。授業中に先生の話を一生懸命聞いた、掃除を丁寧にやった、あいさつを誰に対しても元気よくした、自分で学校に遅刻しないように起きたなど、友だちをたいせつにした、困っている人を助けたなど、例をあげるとキリがありません。がんばれたことを自分で褒めてあげてください。そして、いいことは3学期以降も続けてください。
2つ目は冬休みについてです。冬休みはぜひ、冬休みにしかできないことをやってみてください。例えば、大掃除、おせち料理作りの手伝い、親戚へのあいさつ、クリスマス会、初詣、お正月遊びなど、短い休みですが冬休みにしかできないことはたくさんあります。学校での掃除の仕方をご家族に教えてあげて一緒にやるのも素敵ですね。どんなことでもいいのです。学校があるときはなかなか経験できないことを、1つでも決めてやってみましょう。どんなことをみなさんがしたのか、みんなからの報告を楽しみにしています。
3つめは今年の漢字一文字のことです。「戦」に決まりましたね。あまり、いい漢字ではありません。人と争うとか、人の気持ちを大事にしないとか、身近な事柄ではけんかをするとか、いじめをするとか、決してあってはならないと思います。願わくば来年は「幸」とか「絆」とかに決まってほしいなあと思う今日この頃です。
では、冬休みの間は<コロナ対策>は万全にしつつ、<早寝・早起き・朝ごはん>はしっかり続け、たくましく、丈夫な体をつくる。勉強して頭を鍛える。規則正しい生活とお手伝いをして心を鍛える。がんばってください。そして、年末年始に事故や怪我に遭わないように気をつけてくださいね。3学期の始業式には元気なみなさんに会えることを楽しみにしています。これで校長先生のお話は終わります。
【追伸】よいお年をお迎えください
さて、今日は2022年内に登校する最終日でした。今年度も4月からコロナと闘いながらも、子どもたちはとても元気に「よく学び、よく遊び」と率先して取り組んでくれました。ひとえに保護者や地域のみなさまのご協力があってのことと感謝しております。みなさまにおかれましては、ご多忙の折ではございますが、風邪など召されませぬようご自愛ください。来年も、ご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。
【全校朝会】Xmas集会
12/16(金)
【一人一鉢運動】冬の花苗
パンジー
【体育】4-2.6-1
12/19(月)2校時
【動画】土日の学習習慣で、夢と希望をかなえよう! 〈File61〉
【第18号】冬休みの過ごし方 2022.12.12.Mon.
みなさんは今年の冬休みについてどんな計画を考えていますか。
・コロナの第8波が心配で今年の冬休みは外出(帰省)はどうなるのかなあ?
・どこかに旅行やお出かけも考えているけど、どうなんだろう?
・でも、家でダラダラ過ごすのはダメだよなぁ?
大人も子どもも多くみなさんはこの年末年始をどういう風に過ごすのがいいか、悩まれていると思います。さて、子どもたちにとっての冬休みはクリスマスやお正月など、楽しい行事がたくさん待っています。でも、大掃除もしないといけないし、冬休みの宿題もあるし…。実は忙しい冬休みだからこそ、子どもたちにとって自主的に学習習慣を身につることのできるチャンスでもあります。過ごし方次第で子供は自主性を身につけることができるのです。特に、6年生は来年の4月から中学生です。学習が難しくなったり、部活が忙しかったりと環境が大きく変化することから今、しなければならないことも実はたくさんあります。
いずれにせよ、「勉強をする時間」、「家族や友だちと過ごす時間」をどうするかをよく考えて、今年の冬休みを有意義なものにしてほしいものです。では、冬休みの過ごし方について、低学年・中学年・高学年別でのポイントをそれぞれ考えてみましょう。
低学年
低学年は自分だけの力でなかなか計画どおりに家庭学習を進めることはなかなか難しいので、まずは保護者(広い意味で大人)が一緒に過ごす(勉強・遊ぶ・過ごす)時間が重要といえます。すなわち、家庭や地域での学習や生活の習慣がある程度つくまでは保護者のサポートで学習の苦手意識をなくしていくことが大切といえます。
また、学年が上がるにしたがって、学習内容は確実に難しくなっていきます。1年生で得意な教科を1つでも作れば、次の2年生では他の教科を得意にする、つまり一つ一つ階段を上がるように得意科目をふやしていくことで、3年、4年生でもその積み上げになっていくのです。さらに、「勉強が好き」「勉強が得意」という意識を育めるようサポートいただければ幸いです。
中学年
小学校の3,4年生では理科や社会など、教科が分けられ学習の種類が増えてきます。そのため、低学年以上に計画性を持って家庭学習(宿題)に取り組むことが重要です。さらに、3年生からは習字(書写)の学習も始っているので、習字の練習も兼ねて、お正月に書き初めをしてみるのもおすすめです。また、冬休みはラジオ体操がありません。朝起きて午前中に宿題を終わらせるところから始めてみましょう。
また、低学年で培った学習習慣をさらにバージョンアップして、時間を延ばしたり、いろいろな教科を復習したりと自分だけででできることをふやしていきましょう。保護者のみなさんはそれをしっかり見守っていただき、時には助言をしていただければ幸いです。
高学年
高学年ともなれば自主的に自分でできることがかなりふえてきたと思います。宿題や友だちとの予定も自分で計画できるようになっているでしょう。しかし、より自主性を育てる機会として、学校以外の場、例えば体験的イベントやオンライン講座など発展的な学習の場に参加を考えている人もいると思います。また、学校があるときはなかなか時間が取れなかったので、「読書をいっぱいするぞ!」「スポーツを思いっきりするぞ!」と意気込んでいる人もいるでしょう。
それこそ、日ごろ学べない、体験できないことにチャレンジするのもいいかもしれません。特に、6年生は小学校最後の冬休みなので、何か見つけて取り組んでほしいものです。
今年の冬休みは17日
この17日の過ごし方は2023年の君たちの成長に大きくかかわってきます。学校も保護者も子どもたちをしっかり支えていければと思いますし、子どもにはそれをしっかり受け止めてほしいと願っています。まずは、計画をしっかり立てることから始めてみましょう。
【追伸】
今週13日(火)、14日(水)には3年生から6年生対象の「到達度テスト」があります。現学年になってこれまでの学習の成果を試す場です。今一度、範囲表を確認し、苦手なところを復習しましょう。(おうちの人にお願いがあります。テストでがんばれるよう、ひと声かけてあげてください。)
【学校行事】マラソン大会
12/1(木)
【5.6年生】期末テスト
12/6(火)~7(水)
新制服(中学校)の展示
12/5(月)~9(金)
【新着12/1】デジタル使用をおさえて、夢と希望をかなえよう!〈File69〉
【第17号】11月の学びについて 2022.11.28.Mon.
川島隆太先生講演会(11/9・水)
11月9日(水)、5年生はエクラで川島隆太先生の講演会を聴きに行きました。この講演会は「体験型講演会」でさまざまな実験器具や日ごろ触れることのできない機器・お話などたくさんふれる機会がもてました。子どもたちの自然科学への興味関心が大きく膨らんだ1日となりました。
学習発表会(11/11・金.12土)
11月11,12日の両日、体育館で学習発表会を開催しました。コロナ禍での参加に際し、人数制限や対策の徹底などでご協力いただきました。ありがとうございました。参加がかなわない方もおられたのが残念でしたが、子どもたちはしっかりと自分を表現できました。会の終了後、数名の参加者の方から「すばらしい発表会でした。」「学校でどんな学習をしているかよくわかりました。」など、お褒めのお言葉をたくさんいただきました。
人権講演会(11/15・火)
11月15日(火)「自分らしく生きること」と題して講演会を行いました。講師は前田良さん。「パパは女子高生だった(明石書店)」の著者です。自身の体験を通してお話をいただきました。テーマは<LGBTQ+>でした。その中で「人は自分に合う生き方をしていいんだ」と言う、当たり前だけど大切なことを教えてもらいました。
おはようマラソン(11/16・水~)
29日(火)の大部っ子ふれあいマラソンに向け、早朝の「おはようマラソン」が始まりました。初日のあいさつで「マラソンには3つの力を伸ばす働きがあるよ」と言う話をしました。「1つめは、走れば走るほど風邪やコロナに負けない強い体を作る働きがあること。2つめは、朝のランニングは頭を覚醒(起こす・目を覚ます)する働きがあって、授業中頭の回転がよくなって勉強がよくわかるようになる働きがあること。3つめは、長距離はしんどいので我慢して、がんばりきる強い心をつくったり、頑張っている仲間を応援したりすることで仲間(絆)づくりもできること、つまり心を鍛え、育む働きがあること。」の3つです。きっと、マラソン大会ではこれらの3つの成長をしっかり獲得した子どもたちの姿をとても楽しみにしています。
川島隆太先生講演会2022
学習発表会2022
人権講演会~前田良さん~
おはようマラソン
【第16号】もうすぐ、到達度テスト ~勉強の秋の総仕上げ~ 2022.11.15.Tue.
到達度テストは12月13日、14日
小野市では1年間の学習の成果を測定するため、例年12月ごろに小野市全体で「到達度テスト」を実施しています。小学校3年から中学校8年生までの6学年が対象です。小学校は12月13日(火)国語、算数、14日(水)社会、理科実の実施となります。
このテストは全国で多数の学校が参加することから、例年国が行っている6年生の全国学力・学習状況調査と同様自分の学びの成果を知ることができるという特徴があります。また、4年生以上は3年生の時から同テストを受けているので、経年で自分の伸びが確認でき、自分の強みとともに弱点も分析することができます。
範囲表を確認しよう
範囲表が配られています。おうちに人に一度見てもらいましょう。そして、保護者の皆様には「子どもたちが今どんなことを学んでいるか、どの程度習熟しているか」など見ていただき、テスト当日までどのような計画で準備を整えていくかアドバイスをしていただけると幸いです。勉強はやればやるだけ成果が出ます。実は、テストには2つの面があって、一つは「学習の成果を知ること」です。もうひとつはテストの日までに「計画的にコツコツ家庭学習に取り組むこと」です。皆さん、がんばってくださいね。範囲表はお知らせ(パンフ)にも入れているので、確認してください。
テスト勉強の第一歩は「スマホとテレビを消す」こと
言うまでもありませんが、テストの問題は学校で一度学習した事柄から出題されます。残念ながら、学校で時間をとることはできません。つまり、「家庭学習がモノを言う」といえるのではないでしょうか。実施まであと1か月を切りました。日ごろの宿題やお手伝いを継続しながら…となりますので大変ですが、まずはスマホやテレビの時間を減らすことが第一歩でしょう。そして、子どもたちはしっかり家庭学習に取り組む、一方おうちの方はそれを見守っていただく、そんな1か月にしてほしいと願っています。
川島隆太先生の「夢と希望をかなえる脳科学 Short Seminar」に新着動画があります
今回の動画では「対面コミュニケーション」の大切さがわかる動画です。近年のコロナ禍において、人間関係の希薄化が懸念されていることは周知のとおりです。人と人のつながりはまず「対面から」そう強く感じるお話でした。下記にリンクを張っていますので、一度ご覧ください。
【11/9新着】対面コミュニケーションで、夢と希望をかなえよう!〈File70〉
「川島隆太先生の夢と希望をかなえる脳科学 Short Seminar」より
11/1(火)2年生校外学習
~魚の棚と明石天文台
11/1(火)6年生一日生活体験
~旭丘中で先輩たちと
11/7(火)5年生プログラミング教育
~オンライン学習
【第15号】好奇心の塊になろう! ~修学旅行記~ 2022.10.31.Mon.
<柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺>
この俳句を知っていますか?この句は、正岡子規の作品です。生涯に20万を超える句を詠んだという子規の作品で、「知っている俳句を1つ言ってみて」と問われると「古池や 蛙飛びこむ 水の音 (松尾芭蕉)」か、この句か、というぐらい有名で、俳句の代名詞的な作品です。
さて、6年生は10月12,13日の1泊2日で奈良・京都へ修学旅行に行きました。最初に訪れたのがこの句にある「法隆寺」です。現代語訳に直すと「柿を食べていたら、『ボーン』と鐘の音が聞こえてきた。そう、法隆寺の鐘だ。」となるでしょうか。句を詠むと情景が頭に浮かんできませんか。「夕暮れ、柿を食べている。法隆寺の鐘が鳴っている。」そんな風景が・・・。子規の作風は「写生俳句」と言われ、現代俳句の主流とされています。
私は、修学旅行から帰ってきて、「法隆寺についてもっと知りたいな」と思って図書館に出向きました。結果、法隆寺というキーワードから正岡子規へとたどり着きました。
法隆寺については「法隆寺の七不思議って何?」「『鯛石』踏んだらどんな御利益あるの?」「五重塔には屋根が6つある?」正岡子規については、「子規はホトトギスのこと?なぜ、子規というペンネームにした由来」「夏目漱石は正岡子規の大親友だった」「子規の『柿くへば・・・』の句は「鐘つけば 銀杏散るなり 建長寺(漱石)」と似ているが、その理由は○○」「吾輩は猫である(漱石)」の物語中に子規が登場している」などなど、たくさんのことがわかりました。
私は出発式で「修学旅行の目的は『楽しむこと』と『学ぶこと』」と子どもたちに伝えました。楽しんだことはたぶん子どもたちはおうちの方でたっぷりお話ししたと思います。ちなみに一番楽しかったのは映画村だったと多くの子どもたちが教えてくれました。一方学ぶことは、もちろん現地に行く前しっかり調べ,学んだことがあったでしょう。向こうでもいろいろお話を聞いたり、いろいろ触れたり、体験したりと学んだことがいっぱいあったと思います。また、帰ってきてからも「あれが知りたい。これが知りたい」といろいろ調べ、学んだこともあるでしょう。実は子どもたちは「学ぶ楽しさ(知りたいという好奇心)」は行事の前後を含め、あらゆる機会を通して学ぶ機会が持てたと思います。さらにいえば、保護者が修学旅行での学びや楽しさをしっかり聞いていただいたことで好奇心(学びに向かう力)がさらに膨らんだことでしょう。
今回はいろんな項目にリンクを張っていません。法隆寺や正岡子規のことを調べるもよし、東大寺、清水寺、金閣寺、二条城、幕末、座禅、抹茶、映画村・・・などを調べるもよし、自分の力でいっぱい調査してみてください。
【追伸】10月は本当に盛りだくさんの月でした。学校を離れてたくさんのことを経験したり、学校でも小野市の伝統であるそろばんに親しんだりと充実した学びが展開されました。
【動画】修学旅行2022
【PTA】第2回リサイクルデー
【3年生】キッコーマン見学
【全校生】パチパチ集会
【第14号】Mindset(マインドセット)とは? 2022.10.17.Mon.
1.Mindset
「マインドセット (英語:mindset )…ものの見方。物事を判断したり行動したりする際に基準とする考え方。(引用元: デジタル大辞泉)」と定義されています。つまり、これまでの経験や教え・先入観から作られる思考パターン・固定化された考え方のことです。
私は最近、「Mindset(マインドセット)」関連の書籍をよく読んでいます。マインドセットとは、私たちが経験したことや受けてきた教育・教えなどから身についた、いわば「無意識の思考のクセ・思い込み」みたいなものだと考えてよさそうです。そういえば最近、「知識・技能も大切だが、主体性や考え方がもっと大切だ。マインドセット(考え方)が実は将来に大きな影響を与えるんだ。」とよく耳にするところです。言い換えれば、ポジティブ(積極的)に取り組むこととネガティブ(消極的)に取り組むとでは実は過程や結果が大きく異なるということではないでしょうか。
2.大谷翔平選手の「マンダラシート」とは?
みなさんは「マンダラシート」(リンクに画像があります)をご存じでしょうか?現在大リーグで大活躍しているあの大谷選手が高校生の時に作成したという魔法のシートです。人は考え方ひとつで人生を変えていけるという好例ではないでしょうか。
3.「夢と希望の教育」
小野市立小中学校は「夢と希望の教育」(←詳しい教育計画をリンクしています)を推進しています。市全体で取り組んでいる夢と希望の教育の実現のため、実はこのマンダラシートは魔法のツールになるかもしれません。まさしく、「まず夢と希望をしっかり持ち、目標を明確にし、その目標達成までの具体的なプロセスをしっかり可視化し、実行していくための、強力なアイテム」といえます。(マンダラシートの作り方の動画を見つけました)
4.川島隆太講演会
川島隆太先生は小野市の教育行政顧問で、小野市の教育の土台となる考え方「脳科学理論」を提唱された先生です。今年は11月9日、「実感!脳を鍛え、夢と希望をかなえよう」と題して小野市全ての5年生にご講演をいただきます。保護者の方にも参加いただけるので、一度聴かれてみてはいかがでしょうか?
また、川島先生には「川島隆太先生の夢と希望をかなえる脳科学 Short Seminar」題して、小野市の子どもたちのためには「夢と希望をかなえる」ためのヒントをyoutubeにアップしていただいています。親子で視聴してみてはいかがでしょうか。チャンネル登録もお願いします。
5.自然学校と修学旅行
10月に入って、次々と大きなイベントがありました。5年生は自然学校、6年生は修学旅行です。学校を離れて普段経験できないことをいっぱい体験することができました。実際にその場に赴かないと決して見聞きできないことは世の中にたくさんあります。
5年生は一日に20km以上も歩いたのは生まれて初めての子もいたでしょうし、6年生は座禅体験をしましたが、初めて体験した子もいたと思います。この経験が将来の成長の大きな糧となることはいうまでもありません。
【5年生】自然学校
HAP体験
【5年生】自然学校
野外炊事
【6年生】修学旅行
法隆寺
【6年生】修学旅行
金閣寺
【第13号】子育ては難しい? 2022.10.3.Mon.
1.笑いあり、涙ありの人権講演会
9月21日(水)本校では春川政信先生による人権講演会を開催しました。「子育て」をテーマにお話をいただきました。多くの保護者の参加をいただきましたが、笑いあり、涙ありの私たち子育て世代には大いに琴線に触れるお話でした。
さて、今の生活はとっても便利になりました。掃除や家事など多くの部分で家電がやってくれるそんな時代です。結果、親子でふれあえる時間が増えたでしょうか。空いた時間、ゆとりをもって過ごせているでしょうか。世の中にはテレビやゲームなどのエンタメがあふれ、楽しく暮らせると思いきや、なぜか心はちっとも楽になってない、逆に忙しい感じがする、そんな気がしませんか。しかし、昨今何かと忙しいご時世ですが、やはり子育て(広い意味では教育)をなおざりにできないところです。
2.子育ての極意とは?
今回の春川先生の講演会はそんな私たちのやる気と自戒を促していただけたよい機会となりました。都合で、講演会に参加がかなわなかった方もおられると思いますので、私が学んだことを挙げておきます。子育ての参考にしていただければ幸いです。
(1)過保護も放任もどちらも子どもをダメにする
(2)愛のスキンシップ(虐待は絶対ダメ)
(3)「はい、ごめんなさい、ありがとう」が言える子に
(4)ほめ方の「さしすせそ」、叱り方の「まみむめも」
(5)「なかよしが一番!」(夫婦・家族・地域・友だち・先生)
春川先生はさらに、「思うようにならないのが子育てというものですよ!」と声を大にしておっしゃっていました。我々も<親>としての経験がありますが、振り返れば思い通りになった子育ての場面はあまり知りません。逆に自分が<子>であったとき、親の思い通りに育ったかといえばそうでもなかったと記憶しています。保護者のみなさんも同じじゃないでしょうか。大切なことは子ども自身が自分で考え、自分で反省し、自分で改めていくものだということかもしれません。そして、親の役目とはその手助けを全力でするのが子育てといえるのではないでしょうか。
3.保護者(地域)と学校のチームワーク
最後に、「保護者と先生のチームワークが子供を成長させる」と強調されました。「なかよしが一番!」ということでしょうか。「①子ども(同士)、②保護者(同士)、③教職員(同士)、④地域の人(同士)」4者とそれぞれがなかよくする(しっかりネットワークを築く)とみんなが笑顔になれる社会ができるということを学びました。
また、「何か問題が起こったとき、私たちは兄弟姉妹・同学年の子を比較して叱ったり、誰かを悪者にして批判したり、あげくその人否定したりすることは絶対ダメ」ともおっしゃっていました。「比較しない、批判しない 否定しない」が大切だと改めて認識したところです。「比較、批判、否定」は人間関係を崩すばかりか、子どもの成長は決して望めない、逆に後退させるかもしれません。
講演会後の保護者の方のご感想をお願いしました。
・とっても感動しました。
・子育てを見直すきっかけにします。
・もっともっと多くの保護者にも聞いていただきたかった。
などご意見を頂戴したことを申し添えておきます。さらに、テキストマイニング(大きい文字ほどよく使われていることを示します。)を行った結果を図4に挙げていますので、併せてご覧おきください。
【2年生】町探検
【1年生】ヨーデルの森
人権講演会(大部小)2022
【図4】
人権講演会~保護者の感想から~
【第12号】勉強の秋・読書の秋・芸術の秋 2022.9.20.Tue.
みなさんは『エビングハウスの忘却曲線』ということばを聞いたことがあるでしょうか。今日はこの忘却曲線についての説明と学習での生かし方について解説していきます。
1.「エビングハウスの忘却曲線」の概要
まず、図1を見てください。これが 「エビングハウスの忘却曲線」と呼ばれるもので、ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが提唱した「時間の経過と記憶の関係を表した曲線」のことです。エビングハウスは実験を通して「人の記憶は時間が経つとどうなるのか」を研究したものです。
2.忘却曲線における誤解
このグラフの縦軸を見てください。「節約率」と書かれています。実は私たちの多くはこの忘却曲線を例えば「100語覚えた後、時間の経過とともに覚えた語彙数が20分後なら58語に減るなど、『縦軸は記憶率あるいは記憶量』と誤解している」のではないでしょうか。
これは全く違って、最初と2回目以降の暗記にかかる時間を比較して、節約できた時間の比率のことを「節約率」と呼び、計算式は「(1回目の暗記にかかった時間 – 覚え直すのにかかった時間)÷ 1回目の暗記にかかった時間」と定義しています。実は「1回記憶したことを再度覚え直す際にどれくらい時間を節約できるか」を示しているのです。すなわち、「覚えなおしにかかるのに節約できる時間」をあらわしているのです。
3.「早め&繰り返し」の復習がカギ
人は一度時間をかけて覚えたとしても、時間が経てば少しずつ忘れてしまうものです。人間の脳はそのようにできているのです。そこで大切になるのは実は「早め&繰り返しの復習」をいかに効率よく行うかなのです。今度は図2を見てください。忘却曲線で考えてみます。
例えば、10分で覚えた内容を覚え直す場合
①60分後に復習すると、44%の節約率(5.6分)で覚え直せる。
②1日後に復習すると、34%の節約率(6.6分)で覚え直せる。
③6日後に復習すると、27%の節約率(7.3分)で覚え直せる。
ということは「早め早めに復習することで学習にかける時間が節約でき、繰り返すことで、しっかりと学習内容が定着する」ということが科学的にわかっています。ヒトの脳は実はそうなっているのです。
4.「勉強の秋」は絶好の復習タイム
暑い夏が峠を越え、朝夕とても涼しくなってきました。何をするにも快適に活動できる時期でもあります。実は秋の夜長は復習するのに絶好の時期なのです。特に、苦手なところがあれば、3回ぐらい復習すればきっとわかるようになり、しかも、今後さほど時間をかけずともできるようになっていくのです。さあ、テレビを消して、スマホ(タブレット)を置いて、「学習時間>スマホ視聴時間」をめざして、取り組みましょう。
5.読書好きな児童生徒ほど平均正答率が高い?~全国学力・学習状況調査からわかること~
少し古い資料ですが、平成21年度に公表された文部科学省の調査結果によると、「読書好きな児童生徒ほど教科の平均正答率が高い。科目、学力層、領域、設問形式によらずこの傾向が確認できるという意味で、これは非常に強固な傾向であるといえる。」と書かれています。「読書好きといわゆる学力には相関関係がある」とデータが示しているのです。逆にゲームや動画視聴に時間を(多く)費やしている児童ほど平均正答率が低いというデータもあります。
ただ、これは相関関係であって、因果関係ではありません。すなわち、読書すれば学力が上がるという意味でもありませんが、平均正答率の高い児童の集団は読書好きが多いという傾向はあるようです。正直なところ、例えば平日で考えましょう。同じ2時間を動画視聴やゲームに費やす場合と読書や家庭学習に費やす場合に差が出る(実に4時間差)のもある意味うなずけるかもしれません。いずれにせよ、やるべきことをしっかり時間をかけてやることが大切であることには変わりがありません。
6.セロ弾きのゴーシュ
9月16日(金)、劇団らせん舘のみなさんによる劇を見ました。題目は「セロ弾きのゴーシュ」。「『セロ弾きのゴーシュ』(セロひきのゴーシュ)は、宮沢賢治の童話。活動写真館(映画館)の楽団]に勤める技量の未熟なチェリストが、動物たちとの交流により演奏技術を向上させる姿を描く。賢治が亡くなった翌年の1934年に発表された作品である。』 とフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)に紹介されています。
できれば、書籍で読んでほしいところですが、学研道徳動画ライブラリー第21回〈セロひきのゴーシュ〉に動画があったので、紹介しておきます。また、Youtubeに劇団らせん舘のみなさんのセロ弾きのゴーシュの動画がありました。物語のあらすじを分かった上で、もう一度鑑賞すると新しい発見があるかもしれません。
【図1】
エビングハウスの忘却曲線
【図2】
早め&繰り返しの復習
学研道徳動画ライブラリー第21回
〈セロひきのゴーシュ〉
県民芸術劇場/劇団らせん舘/セロ弾きのゴーシュ
【第11号】大部っ子・夏休み作品展 2022.9.5.Mon.
1.登校指導
長い夏休みが終わり、2学期が始まりました。8/29始業式の朝、校門に立って登校指導をしているといつもの子どもたちの元気な挨拶が響き渡りました。「これでこそ、学校!」といったところでしょうか。なお、今日から児童会役員による「朝のあいさつ運動」がはじまりましたが、一段と元気なあいさつが校門に響き渡ります。
2.始業式
登校後、コロナ対策のため、2学期の始業式はオンラインで行いました。夏休み中のコロナ感染状況を考慮してのものでした。しかしながら、各家庭での感染症対策を徹底していただいたおかげで、子供たちは元気よく登校できました。ありがとうございました。
始業式では①ポプラの木の伐採の話、②「続ける」と「楽しむ」の話、③2学期の行事の話、④チャレンジの話の4つをしました。みんな真剣に聴いてくれました。
3.夏休み作品展
さて、学校だより「大部っ子」(紙版)でも紹介いたしましたが、「大部っ子夏休み作品展2022」をオンラインで開催します。どの作品も力作ぞろいで、夏休みにはしっかりと主体的な学びがあったことがひとめでわかりました。
各クラスをオンラインでつないで、校長室からみんなの表情を確認しながら始業式でお話をしました。みんな、しっかり聴けていました。
どの作品も力作ぞろいでした。自分の興味関心に基づいての学びはとても大切で、有意義なものと考えています。
工作や図画などの作品がもたくさんありましたが、特徴として学年が上がるに従い、<調べる>自由研究が増えているように感じます。
【第10号】来週から2学期が始まります 2022.8.26.Fri.
いよいよ2学期が始まります。39日間の夏休みでしたが、充実していましたか?自分自身成長できたことが実感できましたか?さて、2学期始業式が始まるまでにやっておいてほしいことをリストアップしておきます。
(1) 2学期のめあてをつくる
2学期は1年で一番長い学期です。「何をやりたいのか。何をがんばりたいのか」をきめておきましょう。
(2) 提出物の準備
まずは、あゆみですね。それから、夏休みの課題や作品などできていますか?すっきりした気持ちで2学期を迎えたいものです。
(3) 早寝早起き朝ごはんの見直し
「早寝早起き朝ごはん」続けられていますか?できていないときは慌てないでOK。今日から始めよう。
(4) 体調を整える
コロナの感染状況が高止まりしているようです。基本的な感染症対策をしっかりしながら、さらにはまだまだ暑い日が続きそうですので、熱中症対策もあわせて徹底しよう。
(5) 身の回りのそうじ
自分が普段過ごしている部屋や使っている机などしっかり片付けて新学期を迎えてほしいところです。
では、8月29日(月)の朝、元気に登校してきてくれることを期待しています。
小野市立大部小学校
〒675-1367 兵庫県小野市敷地町866 電話 0794-63-2755 FAX 0794-63-2654
【文責】学校長:吉岡 優