企画書課題 No.4 「会費値上げを巡って……」(詳細)
《エピソード》
あなたは、校内での人脈が広く、生徒・教員問わず幅広く信頼を寄せられており、その人望の厚さから「歴代最高の生徒会⾧」と評価されている。
さて、そんなあなたが最近頭を悩ませているのは、会費の値上げをめぐる議論の紛糾である。物価上昇があいまって、従来の財源だけでは各所からのニーズを十分満たすことができず、特に用具の整備に多額の費用がかかる運動部や音楽系クラブからは会費改定を求める声が高まっている。
一方でその他のクラブに所属する生徒や保護者からは、足りない分は受益者負担の原則に基づいて当該クラブ内で費用を徴収するなど適宜対応するべきであり、会費の値上げは「公平な費用負担ではない」と批判されている。
君はこの対立を解決するため、どんな提案をするだろうか。
《想定》
①生徒会費の値上げは生徒会規約に定めがあり、生徒総会にて出席会員の過半数の賛成を得ることと、教員会議での承認をもって改定される
②全体的にみれば、教員は本問題について中立の立場をとっている
③生徒会の収入源は70%が会費収入、28%が前年度繰越金、2%が雑収入である
④生徒会予算案の編成権は生徒会本部にあり、教員側が却下することはほとんどない
⑤ここ数年、概算要求を満額で認めたクラブは少数