のりこ学級概要
【設立】
1999年
【【4つの基本理念】
1 、お金の無い子供達が本を読み、勉強ができ、心のやすらぐ場所であること。
2 決して子供達からお金を集めてはいけない。
3 大きくしなくてもいい、綺麗に立派にしなくてもいい、有名にしなくてもいい。
4 子供達がいつでも集まれる、楽しい場所にしておいてほしい。
【運営母体】
リシタン・ジャパンセンター
(理事長:ガニシェル・ナジロフ、ウズベキスタンリシタン市のNPO法人登済)
【経緯】
建設機械大手コマツのエンジニアだった大崎重勝氏が、フェルガナ盆地の他の街にできた自動車工場で重機操作を指導するため、ウズベキスタンに滞在していた。
のちに大崎氏が退職金を元手に、妻の紀子さんと共にフェルガナ・リシタンの町に日本語を教える学校を開校。
学校名は、大崎重勝氏の妻・紀子さんから取られている。
現校長ガニシェル・ナジロフ氏は当時工場で運転手や世話係として働いていたが、滞在していた日本人と接しながら独学で日本語を身につけた。大崎氏の理念に共感し、開校当初から現在に至るまで継続的に資金を提供し続けている。
【教育方法】
日本語の授業は、かつての寺子屋のような生徒同士が教え合うスタイルが取られている。日本人のボランティア講師や旅行者が滞在している時は、日本人から学ぶ機会もある。現在は日本人の有志によるオンライン授業も拡充している。
【週間予定表】(2023年8月現在)
開校日:月〜土
開校時間:月・火・木・金は8:00 17:00、水・土は8:00 12:00
時間割
開門8:00
朝礼9:00 9:30
1限9:30 10:30
2限10:30 11:30
昼休み12:00 14:00
昼礼14:00 14:30
3限14:30 15:30
4限15:30 16:30
閉門17:00
リシタンの公立学校は午前・午後の2部制となっているため、のりこ学級もそれに合わせたスケジュールとなっている
【校則】
入学は17歳まで、参加は19歳までとする
自分で積極的に勉強する
校内ではネームタグをつける
校内は土足禁止
日本語教育と関係のない動画の視聴やゲームを禁止する
水以外の飲食は原則として禁止
教科書は校内でのみ閲覧し、持ち帰らない
【スタッフ】
校長:ガニシェル・ナジロフ
常駐教員 3か月以上長期滞在のボランチア先生により授業が行われている
オンライン教員:10名以上(ウズベク人含む)
その他、日本人ボランティア講師・旅行者の訪問多数
実績】
学校ではこれまで約5000人が学び、200人以上が日本に留学、就職。
中央アジア五か国日本語弁論大会で優勝した生徒を何度も輩出し、商社や銀行など日本企業で活躍している卒業生もいる。
近年の卒業生の主な進学・就労先:京都職業能力開発短期大学校(ポリテクカレッジ京都、京都府舞鶴市)、はぴねす外語学院(愛媛県新居浜市)、葵会グループ(千葉県柏市)、タキイ種苗(京都府)等