日本遺産とは、文化財を活用し観光振興や地域活性化を図ることを主な目的として、文化庁が平成27年度から創設した制度です。
地域に根差し、世代を超えて受け継がれている歴史的魅力にあふれた文化財群をまとめたストーリーを「日本遺産」に認定するもので、第1号には計18件が認定されました。
岐阜市では、戦国時代に織田信長が岐阜城とその城下町で行った「おもてなし」や、城・町・川文化が、現在の岐阜の町に息づいているストーリーが評価され、日本遺産に認定されました。
信長公の時代より、長良川の水運を活かした商業の拠点として賑わいをみせていました。今も白木の格子戸が残る町屋が軒を連ねています。
1300年以上の伝統を継承した漁法です。信長公も「おもてなし」として客人を鵜飼観覧に招いたとされています。鵜匠は宮内庁式部職鵜匠に任じられています。
日本三大仏の一つで、県重要文化財に指定されています。竹を編んだ骨組みに粘土や経文を張り、漆と金箔で仕上げられる珍しい大仏です。高さ13.7m、別名「カゴ大仏」。
天文8年(1539)、斎藤道三が今の場所に移設したとされています。毎年4月に「岐阜まつり」が開催されます。
長良川・金華山・町が一体となった、岐阜市の原風景ともいえる身近な景観です。街割りは戦国時代にさかのぼります。岐阜城復興天守が造られると、天守が見える位置に本座敷や茶室を設け、客人をもてなしました。