私の花生活 NO.117掲載中
仕事の関係で使用されなくなった耕作地を回らせて頂き、地権者様に今後その土地をどうなさるか聞いて回る仕事をしていました。
二本松市は過疎化が進んで来ており「若い人はもう農家しないんだよ…」とか「誰も農地は要らないって言うんだよ…」なんてお話しが殆どで、どうにか土地をしたいのだけどどうにもこうにも出来ないと仰るご家庭が数多く存在しておりました。
そんな中「この家もねぇ、私が死んだらもう誰も住まないよ」「さてこの家もどうしようかなぁ…」とのお話もあり、当時は「大変だなぁ」と私もどちらかというと他人事の様な感じで居たのも事実です。
その後も数年二本松市内のお家を数百件回らせて頂きながら、様々なお話やお悩み事を伺っているうちに皆様の温かさ・お人柄にすっかり魅了され、気が付けばこの町に自身も住めたら良いなぁ…と考えるように心境も段々と変化していきました。
そして気が付けば「私、実はこの町住みたいんですよねー」と訪問時に言う事も多くなっており、そんな寝ぼけた様なツブヤキに沢山の方から「この家私が死んだら住んでいいよ!」や「引越しするから住んでいいよ!」という大変有難いお声を24件も頂き、若しかしたら私が家を引継がせて頂く事で、誰かのお役に立つのカモ⁉と本格的に家を探し始めたのがキッカケです。
しかし地主様にもご家族もいる事ですし、ましてや自分も暮らしてみてやっぱり無理だー!ってなるのも申し訳ないので、そう簡単にポンっとは決められません。自分自身の決意もあるし、母の考えもあるし、、、っと、しばらくそのまま悶々とご紹介頂くお家だけ見て回る日々を過ごしていました。
そんなある日父が亡くなりました。それまで母と父2人で暮らしていましたが、母は車に乗れずバイクにも乗れず、移動と言うと父に送迎してもらい喧嘩しながらも二人でよく移動していました。そんな父が難病の肺の病気で亡くなりました。
母も74歳今後を考えると病院や押し花教室講師のための移動、緊急時の対応など不安な事だらけでした。
そこで母に思い切って聞いてみました。「今仕事でまわってる地域で、家の処分や先々困ってる人沢山いて、住んでいいよっていってるんだけど一緒に住んでみる?」っと、意外にも母も好印象で花を育てたり、その花で押し花の教室をしたいっと乗り気でした。
自分のなかで決意も固まり、ここから沢山の家を見させて頂きました。
そんなある日、同じ仕事で動いてた方に「賃貸とかで2年くらいお試しで住めて、その後売ってくれる家持ってる人いないかなぁ、母親の押し花教室もやりたいから広めで、賃貸中DIYもしていいよーなんて都合のいい話ないかなぁ」と笑いながら話をしました。
すると思いもよらない反応が返って来ました。「あっ?知り合いに丁度そう言う人いたかも?」????っと私の方がなった感じでした、取り敢えずそんな都合のいい事はないだろうっと、大家さんともお話ししたり、母にLINEの映像で見せたりとしましたが、どれも好印象で、よし!ここで考えてみよう!っとなり、そこからはあれよあれよと話が進み、現在に至っています。
これも本当に縁とタイミングなんだなぁっとシミジミ感じるような出来事でした。
中心地:車で10分
駅:車で5分
病院:車で8分
スーパー:車で5分
コンビニ:車で3分
周辺各所までのバス路線有 家の前:バス停有
何この好立地!といった感じです。高等学校が近くにある関係で本数もそこそこ有る様です。