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米領ヴァージン諸島はプエルトリコから東に約120kmの距離にある諸島です。主にセント・トーマス島、セント・ジョン島、セント・クロイ島の3つの島で構成されています。
在プエルトリコ日本人会は米領ヴァージン諸島在住の方でもご入会いただけます。ご入会・ご登録情報更新・ご退会をご希望の方は、当サイトの「入退会」よりお申し込みください。
米領ヴァージン諸島はアメリカ自治領で、島民はアメリカ市民権を有し、米国パスポートを持ちます。米国連邦所得税を免除されている代わりに、大統領選挙権は認められていません。
正式名称:United States Virgin Islands
言語:主に英語、クレオール語も話される
通貨:アメリカドル
面積:約1,910平方キロメートル (大阪府と同じくらい)
人口:約10万人 (2024年)
電源プラグ:アメリカと同じAタイプまたはBタイプのコンセントだが、電圧は110V
チップ:アメリカと同じく15~20%が一般的
米領ヴァージン諸島はフロリダから1,800km南東にある諸島で、西側にはプエルトリコがあり、東側にはイギリス領ヴァージン諸島が位置します。一年を通して温暖で、熱帯雨林気候および熱帯サバナ気候に属します。
元々はアラワク族やカリブ族が居住。1493年にコロンブスが「発見」し、スペインが支配下に置いたものの、入植者は長くは定住しませんでした。17世紀にイギリス人やオランダ人、スペイン人、フランス人が入植し始め、人口が激減した先住民に代わりアフリカから奴隷が連れてこられました。セント・トーマス島ではデンマーク=ノルウェーやオランダ、イギリスが領有をめぐって争い、またセント・ジョン島もデンマーク=ノルウェーとイギリスが争いましたが、セント・クロイ島はイギリス人が入植したほか、スペイン、フランス、マルタ騎士団による領有をそれぞれ経験しました。
1671年にはデンマーク西インド会社がセント・トーマス等に設立され、1718年にセント・ジョン島を併合、1733年にはセント・クロイ島をフランスから買収しました。1754年にはデンマーク政府がデンマーク領西インド諸島として直接統治するようになりました。
19世紀後半、南北戦争によってカリブ海の海軍施設を欲したアメリカがデンマークと交渉をはじめ、第一次世界大戦中の1917年にアメリカがデンマークよりセント・トーマス島、セント・ジョン島、セント・クロイ島を購入、1927年にアメリカ市民権が認められ、アメリカの準州となりました。
比較的治安は良いとされますが、暗い道を一人で出歩かない、荷物から目を離さないといった基本的な注意は必要です。また、マリンアクティビティやトレッキングを楽しむ際は、水難事故や遭難事故に合わないよう、事前に準備をして気を付けましょう。
米領ヴァージン諸島では、走る車は右ハンドルですが、車道は左車線を走行します。米領バージン諸島ではUberやLyftは利用できません。タクシーまたはレンタカーでの移動がおすすめです。
島間の移動には飛行機の他、フェリーを利用できます。セント・トーマス島からは、首都シャーロット・アマリーの5500 Veterans Driveにあるフェリーターミナルか、東にあるRed Hookという町のフェリーターミナルから移動できます。
クリスチャン砦:デンマークによって建てられた砦。
99 Steps:白く優雅なガバメント・ハウスの近くから丘の上を登るレンガ造りの階段。美しいシャーロット・アマリーの景色を眺められる。
セント・トーマス・シナゴーグ:西半球で2番目に古いユダヤ人の集会所。足元には砂が敷き詰められている。
パラダイス・ポイント:小高い山の上まで登ることができるケーブルカー。ふもとには海賊博物館があり、当時の海賊たちの暮らしを知ることができる。
マゲンズ・ベイ・ビーチ
アナバーグ製糖工場跡
トランク・ベイ
リンド・ポイント・トレイル:島の中心地クルーズ・ベイから歩いて行けるトレイル。サロモン・ビーチやハネムーン・ビーチに行くことができる。
クリスチャンスヴァーン砦:かつてデンマークが建てた砦。当時の歴史を知ることができるほか、ギャローズ湾を一望できる。
バックアイランド:国定公園となっている無人島。シュノーケリングやトレッキングを楽しむことができ、セントクロイ島から色々なツアーが出ている。
ウダル岬:アメリカ領で最も東に位置する岬。近くにはトレイルがあり、アイザック・ベイ・ビーチまで歩いて行くことができる。
セント・ジョージ・ビレッジ・ボタニカル・ガーデンズ:かつてのサトウキビプランテーション農園の跡地に建てられたボタニカルガーデン。
クルーザン・ラム蒸留所:セント・クロイ島のラム酒Cruzanの蒸留所。見学可能だが開館日が限られている。
米領ヴァージン諸島の出入国は米国の規則に準じます。当サイト「プエルトリコについて>基本情報」よりご確認ください。