日本語習熟論学会

ーThe Society for Japanese Language Proficiency and Educationー

本学会は、日本語研究・国語教育研究・日本語教育研究などをつなぐ新たな分野として

日本語の習熟について幅広く考え、研究・交流することを目的として活動しています。

ごあいさつ

学会長 森山卓郎

言葉は私たちが社会生活を送っていく上で必須のものです。特に、的確に言葉を使って豊かな伝え合いができるようになること、すなわち、言語への習熟ということは、社会生活において極めて重要なことです。これは母語の場合でも外国語の場合でも同じことです。

しかし、そのための研究、特に言葉に重点を置いた研究は必ずしも十分ではなかったように思われます。日本語の場合、いわゆる「母語」としての日本語を、より適切にそして豊かに使えるようになるために、広義の国語教育、大学初年次教育、職業教育、生涯教育、幼児教育や特別支援教育などについて、言葉に軸足を置いて改めて考えていくことが必要です。同じことは外国語母語話者の日本語教育や日本語母語話者の外国語教育においても言えます。逆に、言葉への習熟という観点から考えることで、これまで、別々のアプローチであった研究活動を、より密接に協働させていくこともできるはずです。

 このたび、言語習熟に関する研究を推進することをめざして、日本言語習熟論学会が設立されました。志を同じくする方々と大きく連携し、少しでも言葉の研究を社会に役立てるように、ともに進んでいきましょう。

主な活動内容

-Activity-

毎年夏に年次大会を行います。

日本語教育・国語教育・日本語学の接点を探る、

または協働の提案をする研究発表を募集します。

年1度、ひつじ書房より

オンライン雑誌を発行します。

日本語習熟・教育についての各種の情報、

日本語習熟論学会の活動についてのお知らせなどを

メールにて配信します。