『福祉研究』

●学会誌「福祉研究」について

学会誌「福祉研究」は、学会創立期より定期的に発行している社会福祉分野及びその関連分野の実践、制度、政策、実態、理論などに関した論文集です。年1回のペースで発行しています。主に現場の実践記録、実践論、学術論文、研究ノート、調査報告、翻訳、書評、資料紹介、研究会記録など同分野の実践に資する内容の論文を掲載しています。社会福祉の現場で活躍されている日本福祉大学の卒業生、研究者、学生など様々な立場の会員の方たちが投稿しており、様々な視点の社会福祉の実践について学ぶことがでます。

論文の投稿は、学内学会の会員であることが必須です。会員であれば、職業、役職、所属など立場を問わず、誰でも投稿できます。※論文を投稿するにあたっては、学会誌「福祉研究」編集委員会による査読・受理が必要です。



●『福祉研究』投稿規程

『福祉研究』編集委員長 角崎洋平

1.投稿原稿の内容・対象

 社会福祉分野その関連分野についての学術論文や、社会福祉の実践の向上に資すために共有すべき実践や事例についての論稿とする。

2.投稿原稿の種類

 ①研究論文:先行研究を踏まえた、執筆者独自の調査や理論的考察に基づく、新しい学術的知見を含む論稿。(16,000字以内)

 ②研究ノート:新しい学術的知見を得るには至っていないが、社会福祉学の発展や社会福祉の実践に貢献しうる論稿。①に該当しない海外事例報告や、結果的に新しい学術的知見を得るに至らなかった調査報告は研究ノートに該当する。(12,800字以内)

 ③実践レポート:社会福祉の実践に貢献する事例や、福祉の現場や福祉行政の課題・問題点などを報告するもの。ただし「社会福祉の実践の向上に資すために共有すべき実践や事例」であることが前提である。(8,000字以内)

3.投稿資格

 投稿者は、投稿する時点で日本福祉大学社会福祉学会に入会している者に限る。ただし特集論文として編集委員会から依頼した者についてはこの限りではない。

4.投稿要領

(1)原稿はA4判で1ページ1600字(40字×40行)とする(空白、図表、要旨、文献のリストも字数に含む)。原稿はワードで作成すること。

(2)投稿原稿には、タイトル、執筆者名・所属、要旨(200字程度)を本文の冒頭に記載すること。内容・体裁(注・引用文献等の記載方法を含む)は日本社会福祉学会などの社会福祉学に関連する学会の書式をふまえていることが望ましい。

(3)投稿は原則として原稿をメールに添付して行うこと。提出先は〇〇〇〇@〇〇〇〇。投稿メールには、執筆者氏名、ふりがな、連絡先住所、所属、Eメールアドレスを明記しておくこと。執筆者が複数の場合は「代表執筆者」を明記したうえで、全員分を記載すること。

(4)文献リストは、実際に引用した文献のみとし、著書の場合、著者名(発行年)『書名』発行所を明示すること。論文の場合、著者名(発行年)「論文名」『掲載雑誌名』(巻・号)ページ数を明示すること。また、ホームページから引用する場合には、作成者、URL、参照年月日を明記すること。

5.投稿期日

毎年の12月1日から12月末日までの間とする。

6.投稿に際しての注意事項

(1)投稿する原稿は、原則として未発表のものとする。投稿原稿には、過去に発表したものを新たな視点からまとめなおしたもの(リライト原稿)を含むことができるが、投稿原稿にその旨を記載すること。この場合、過去に発表した雑誌等の規定に転載等の制限規定がある場合は、その雑誌等の規定を尊重すること。

(2)文中で事例を紹介する場合は、事例に登場する個人が特定されないよう、配慮すること。必要に応じて仮名(例:Aさん、Bさん)としたり、事例の一部情報を適宜改変したりして、特定を避けること。

(3)先行研究と自身の見解・分析を明確に峻別できるような記述に心がけること。

(4)その他、投稿原稿中に差別的な表現や人権侵害に当たる部分がないか注意すること。

7.投稿原稿の審査

(1)研究論文については、以下のフローチャートに沿って審査を行う。査読者は編集委員会が査読者として委嘱したものから任命し、1投稿について2名の査読者により行われる。再査読者については、最初の査読でC判定を付けたものから1名、もしくは、編集委員会が改めて選任した者1名によって行われる。

(2)研究ノート・実践レポートについては査読者による査読は行わない。ただし投稿規程に順じてない原稿については、編集委員会の判断により掲載不可とすることがありえる。




査読者による査読結果

●「慈昭館賞」と「学術奨励賞」について

学内学会では、日本福祉大学のキャンパスにて開催される研究大会において、社会福祉の現場の実践と研究の一層の発展を図るため、学会誌「福祉研究」に優秀な論文を投稿した会員に対し、それぞれ慈昭館賞と学術奨励賞の2つの賞を授与しています。

①「慈昭館賞」について

慈昭館賞は、日本福祉大学附属図書館の創建の功労者である小川宗一氏ご夫妻のご意志により、日本福祉大学の卒業生及び学生の社会福祉に関する優れた実践及び研究を奨励するために設けられたものであり、伝統ある賞です。

選考対象は、

(1)日本福祉大学同窓会正会員(卒業生)の主として若い層および準会員(学生・院生)によって書かれた社会福祉に関する実践記録・実践分析・研究論文等。

(2)学内学会の大会や地方セミナーでの報告。

(3)「福祉研究」に掲載された論文および同誌編集委員会によって受理され、掲載予定の論文。

※なお、この場合に限り(1)に定める本学同窓会会員以外の論文も対象とする。

(4)毎年の12月1日から12月末日までの間に発表あるいは、編集委員会に受理されたもの

(5)本賞の既受賞者については選考対象としない。

※日本福祉大学慈昭館賞募集要綱より抜粋

受賞論文は、2編以内とし、受賞者にはそれぞれ、賞状・賞金(5万円)が贈られます。

②「学術奨励賞」について

学術奨励賞は、社会福祉に関する研究において優れた業績を挙げた日本福祉大学の卒業生及び学生に対し、贈られる賞であり、慈昭館賞と並ぶ伝統ある賞です。

選考対象は、

(1)日本福祉大学同窓会正会員(卒業生)の主として若い層および準会員(学生・院生)によって書かれた社会福祉に関する実践記録・実践分析・研究論文等。

(2)「福祉研究」に掲載された論文および同誌編集委員会によって受理され、掲載予定の論文。

※なお、この場合に限り(1)に定める本学同窓会会員以外の論文も対象とする。

(4)毎年度3月31日までに発表あるいは、編集委員会に受理されたもの。

(5)本賞の既受賞者については選考対象としない。

※日本福祉大学同窓会社会福祉学会学術奨励賞要綱より抜粋


受賞論文は、2編以内とし、受賞者にはそれぞれ、賞状・賞金(5万円)が贈られます。

慈昭館賞受賞の様子

学術奨励賞 受賞の様子