2021.4.17
奈良フロイデ合唱団奈良会場
クラウドファンディングについて
1.クラウドファンディングとは
クラウドファンディングとは、Crowd(群衆、大衆)とFunding(資金調達)を組み合わせた造語で、インターネットを通じて不特定多数の人に資金提供を呼びかけ、趣旨に賛同した人から資金を集める方法である。
日本に古くからある寺社造営等への寄進も同様なものであると言っても良い。
2000年代から米国の先駆的WEBサイトが開設され広く普及、資金調達の一般的手法になりつつある。特に米国では、ITで成功した事業者が税で持っていかれるよりは、慈善団体、環境保護団体等に寄付あるいは出資することにより、自分に替わって社会貢献を果たせるということもあって普及したと言う。
奈良県下にも多くの事例がある。音楽関係でも多くの事例があり、日本センチュリー管弦楽団も実施している。
最近は新型コロナの影響により財政面で事業活動に支障をきたした団体が、クラウドファンディングにより、寄付、出資を募る事例がよく見られる。
投資型(利益目的)、購入型(対価を求める)、寄付型(見返りなし。公益法人などに限られる)の3通りある。
2.奈良フロイデが行うクラウドファンディング
奈良フロイデが行うとすれば購入型であるが、資金の提供者に対して返礼品を送り返す必要がある。
クラウドファンディング業者は幾つかあるが、現在話を聞いているのは、業界大手のREADYFOR(レディフォー)。(先日、厚井、野村、山本でREADYFORの担当廣安さんとZoomで打ち合わせを行った。)
事業の趣旨、資金調達の目標額、調達期間、返礼品を定め、READYFORのHPに掲載、資金を募ることとなる。
READYFORへの手数料は17%(HPの作成等全て自前でやれば12%)。課税は経費を除いた部分に対し所得税並み(5%)。
3.目標期間、目標金額
モツレク、ミサソレ、ラター レクイエム、第九等の公演全てにクラウドファンディングを行ってはどうかと考える。
目標期間は、これらの公演ごとに、公演が終了するまでと設定する。
目標金額は、公演に必要な金額であるが、設定した目標金額に達しない場合は全額出資者に返金しなければならないので、低めに設定した方が安全である。
返金に伴う事務手続きはすべてREADYFORが行ってくれるので、煩雑な事務作業を行う必要はない。
奈良フロイデが行う作業は、READYFORのHPに掲載するコンテンツ(趣旨、その他)を作成するのみである。
4.返礼品について
返礼品として使用できる(無料でCD化可能)ものとしては、現時点で、神戸室内管弦楽団による『マニフィカト』及び『メサイア』、並びに近代日本名歌抄より『あの町この町』『宵待草』『ゴンドラの唄』がある。
神戸室内、JASRACと調整済み。管弦楽団は全楽団員の了承が必要なため時間がかかり、今回2か月を要した。神戸室内には快諾してもらっており、また、奈良フロイデがラジオ放送等のバックでメサイア等を流す場合についても了承を得ている。
日本歌唱は、作曲者の著作権が消滅し、編曲者が編曲著作権を求めないものに限られる。(ただし、作曲者の著作権が消滅していても、著作者に対する専属契約が生きている場合があるので注意を要する。例えば古賀政男とコロンビア)
JASRACに照会したのは、カワイ出版のもののみ。許諾を得る必要はないが、録音利用について申請が必要であるので、申込書を送付済みである。
クラウドファンディングを実施する場合の最重要事項は、どのようにして多くの人々の共感、支援を得るかということで、フロイデ合唱団全員の協力が不可欠である。
コロナ感染拡大により団員募集も困難な中、獲得団員数が少ないとしても演奏会開催を可能とするために必要欠くべからざる措置と考える次第である。