みんなで駆除しよう!
オオキンケイギクJun.12
富山県立大学教養教育センターの鈴木浩司といいます(自然観察指導員です)。
大学では教養の生物学を担当し、1年生向けの教養ゼミでは「身近な生物多様性を理解する」をテーマに授業しています。
さて、教養ゼミの一環として以下の通りに、庄川河川敷で特定外来生物オオキンケイギクの除去作業(+河川環境・自然の観察?)を計画しています。
日時:6月12日(木)13:00-14:15(予定)(少雨決行、荒天中止)
場所:射水市土合(36.715267,137.028286)、南郷大橋東詰下流へ500mの河川敷公園内(庄川右岸)。
参加者:学生15人+教員1名
協働先:富山河川国道事務所
:NACS-Jとやま
:立山自然保護ネットワーク
特定外来生物とは、もともと日本にいなかった海外起源の生物で、生態系、人の健康、農林水産業に大きな被害を及ぼす、またはその恐れがあるとして「外来生物法」によって指定された生物です。
これに指定されると、輸入、飼育、栽培、運搬、販売、野外に放すことなどが原則禁止されます。もし許可なくこれらを行うと、厳しい罰則が科せられます。例えば、アライグマやオオクチバス、アカミミガメ(ミシシッピアカミミガメ)などが特定外来生物に指定されており、日本の固有の生態系を脅かすことが問題となっています。
本日はオオキンケイギクの除去作業にご参加いただきありがとうございました。
天気も良く、予定通りの作業(授業)を行うことができました。学生にもいい経験になったこととも負います。在来種の観察などもしたかったのですが、時間が足りませんでした。自然観察も含めてやはり2時間は必要だなぁと反省をしています。
自由参加の形式のため、結局参加人数が分からないのですが、35名ぐらいでしょうか。
35人で1時間作業して、ゴミ袋(45L)34袋、121キロのオオキンケイギクを除去しました。去年は、15人で2時間作業して、27袋(45L)118キロでしたので、だいたい去年と同じペースで除去できました。
富山県立大学教養教育センター 鈴木浩司准教授(自然観察指導員)
射水市土合(36.715267,137.028286)、南郷大橋東詰下流へ500mの河川敷公園内(庄川右岸)。