モニタリングサイト1000は、日本の自然環境の変化を長期的に捉えるために、全国各地に1000か所以上の調査地点を設け、100年以上にわたって生物や環境の変化を調査・記録するプロジェクトです。 長期的な調査によって得られるデータは、私たちの社会や自然環境の未来のために、かけがえのない財産となるでしょう。
モニタリングサイト1000は、日本の自然環境の変化を長期的に捉えることを目的に、環境省が主体となって、研究者、市民、自治体などが協力して取り組んでいるプロジェクトです。 日本全国の様々な環境(森林、草原、里地、湖沼、沿岸など)に1000か所以上の調査地点で、植物、動物、昆虫、水質、土壌などを調査することで、総合的な自然環境の変化を捉えます。
日本自然保護協会(NACS-J)では、モニタリングサイト1000の「里地調査」(以下、モニ1000里地調査)」に取り組んでいます。 このプロジェクトは、生物相や指標生物といった様々な項目について、全国約200ヵ所で統一された調査を行い、里地里山という複雑な生態系の変化を全国レベルでとらえることを目指しています。