(図)人工衛星画像から岩手県陸前高田市広田湾の養殖筏を自動抽出した事例(上段).実際に設置されている養殖筏の写真(下段).
人工衛星画像を用いて、沿岸域に設置されている養殖筏の位置(緯度経度)・面積・台数を高精度で自動抽出するための技術を開発しました。この解析技術は「特許7313676」として登録されています。
この技術を使った岩手県陸前高田市広田湾の事例(左図)では、海面に設置されていた約1000台の養殖筏を人工衛星Pleiades(Airbus DS社)の画像(空間分解能0.5-2.0 m)中から5-15分程度で自動抽出することができました。このほか延縄式養殖施設(ブイとロープを組み合わせたもの)の検出を行った事例もあります。このように沿岸域の海面利用状況を地図として可視化すること(マッピング)は船舶の航行安全、区画漁業権の適正管理、海洋空間計画の推進など、国内外で必要とされている各種政策に貢献します。
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