問題統括・大塚からの挨拶
「クイズ大会を開く」ということについて、時々考えます。面白いと思った事実を他人と共有したいだけなら、SNSに書いたりスライドにまとめてプレゼンする会を開いたりすることもできます。仲間と何か思い出を作りたいだけなら、みんなで旅行に行くとかバーベキューをするとかでもいいのかもしれません。
私たちはどうしてクイズ大会を開くのでしょう?
クイズを通じて知り合い、クイズ大会でしのぎを削ってきた仲間たちと何かしようと思って、クイズ大会を開きたくなるというのは概ね自然な流れであり、多くのクイズ大会はそういう経緯で生まれてきたのだと推察します。
我々も同様の流れを経て大会を開くことになったはずで、そこに大仰な理由は必要ないのかもしれません。
いざ「クイズ大会を開こう」となったからには、「クイズ大会」を作らなければいけません。クイズ大会は「大会」であって「発表会」ではありません。そして「大会」は勝負が行われる場所です。
しかし我々は今回勝負のためには問題を作りません。
「事実誤認がない」「正しい日本語を用いる」などの大前提を除くと、私が問題統括としてスタッフに伝えているのは「自分が問題にしたいと思ったものだけを問題にして欲しい」という1点のみです。
そのため、この大会には様々な色の問題が出題されます。
様々な文字数の問題が出題されます。
様々な難易度の問題が出題されます。
前置きがある特殊な形式の問題もいくらか出題されます。
ただしこれらは、闇雲にそうするというわけではなく、ある題材を問うのに最も適切なかたちを採用します。
そして、問題が勝負のために作られないのであれば、何をもって本大会を「大会」たらしめるのか。
まず、早押し問題の問題文は「早押しをするための文章である」ということを最大限に意識して書きます。
加えて、各人が自由に問題を作るという前提のもと、早押しの技術で勝負ができるような問題を少なくない数用意する予定です。
また、正誤判定は真剣勝負が成り立つような厳密さをもって行う予定です。「もう一度」を取る基準については比較的厳しめになると思います。詳しい正誤判定基準は後日公開いたします。
「クイズ大会」を開くことにしました。よろしくお願いします。
モリ炒オープン
問題統括 大塚澄佳