将来的には…

福島の農家さん達が牧草やホールクロップを自給自足してるのって実はとってもすごいこと!

日本の飼料自給率は20%台で、飼料輸出元のアメリカ・ブラジルのような気候と地力の乏しい土地では、飼料を作るために砂漠化しやすい。

一方、日本は温暖湿潤気候で、すぐに木が生えるくらい地力が高く、生育力も強い。

省力的な(牛の健康を保ったまま)技術を開発したら、全国の耕作放棄地や山林にある未利用資源を有効活用できる。


原発事故による避難区域等、荒廃化・過疎化の進む地域の土地を牛によってエコに美しく守る。

帰還困難区域という最も制約の多い場所で開発されてきた徹底的な省力化技術で農地を再生・収益化。

誰でも楽に参加できる耕畜連携完全周年放牧を研究(種蒔・収穫・貯蔵・移動、設備、燃料、労働力を削減)


1.牛の食べる力の活用

1.1 必要なものは水と塩と牛を囲う柵のみ。

1.2 一頭4haを楽々保全。雑草・雑木が無くなったら牛は隣の柵地へお引越し。高齢者・女性等誰でも可。

1.3 青草の枯れる冬場の飼料として、柵外の雑草を刈り、貯蔵。→柵外の雑草地も美しく保全。(=W Mowing)

1.4 荒れた山林にも放牧することで下草も無くなり間伐もしやすくなる。光が入り、豊かな山林へ。(海も豊かに)


2.牛力草刈りの提供価値

2.1 雑草雑木の繁茂した耕作放棄地・荒廃農地を再生させる労力・費用は、機械力+人力より小さい。

2.2 牛は根こそぎ食べないので草の根が残り、土壌流亡の防止し表土の土壌菌を守る。即農地として利用可。

(cf:農地再生には放置した年数の7倍必要。機械で年数回耕し続ける保全は、風で土壌菌が飛んでしまう)

2.3 熊や猪等の野生動物の隠れ場(住)、餌(食)となる茂みが無くなり、繁殖が抑制される。

大型動物がいることで野生動物は出没しにくくなり、本来の棲み家である山へ穏やかに帰る。

牛糞は土壌菌によって分解され堆肥に代わり、土壌を肥沃にする。循環する。

2.4 他に、病害虫の大量発生抑制、火災・犯罪の予防につながる。

2.5 様々な特性・距離・働き方の人が参画し自立的に保全していける。

2.6 CO2排出量とエネルギーコスト削減に効果大(海外からの飼料輸入の最小化)

2.7 人が食べられない苦い未利用資源の活用

2.8 省力化を極めた輪牧作で耕畜連携自給自足モデルとなる。自然循環の輪の中に戻すことで手間暇と、地下水・土壌汚染等処理能力を超えた負荷を削減。

2.9 温暖湿潤気候で植物再生力の強い土壌の日本だからこそできる環境保全(cf:アマゾン等森林を伐採して牧草地とし砂漠化進行。国内飼料の7割は輸入