© Richard Marshall
日本におけるパフォーマンスアートの源流
本企画「MMAC2.0 FESTIVAL IN TOKYO 2026」は、日本のパフォーマンスアート史において重要な役割を果たしてきたM.M.A.C.(Mixed Media Art Communication, 1990)および、その国際的連携組織P.A.N.(Performance / Performing Art Network)の活動を再検証し、次世代へと更新・継承するためのフェスティバルです。
その源流は、1984年に福島県会津・檜枝岐村で開催された「檜枝岐パフォーマンスフェスティバル」に遡ります。同フェスティバルは、及川廣信氏を中心としたアートプロジェクトとして立ち上げられ、日本におけるパフォーマンスアートの草創期を象徴する出来事でした。2026年現在、そこから42年余の歳月が経過しています。
檜枝岐から会津田島、喜多方、三島町アートカレッジへと連なる活動の系譜の中で、MMACは国内外のアーティストを結び、実験的かつ批評的なパフォーマンス表現の場を継続的に創出してきました。その中心的役割を担ってきたのが、福島大学教授・故 星野共氏です。
MMACの活動は、日本のアート/パフォーマンス史に多大な影響を与えながらも、体系的に評価・検証される機会は限られてきました。本企画は、これまで埋もれがちであったその功績をあらためて発掘し、日本および海外へ向けて再発信する試みです。静かで緩やかな団体運営のもとで培われた経験の記憶は、参加アーティストの意識の底に水脈のように流れ続け、時を経て各地に支流を広げています。
いま、その支流が交差する地点として、「MMAC2.0 FESTIVAL IN TOKYO 2026」を開催し、新生MMACの再始動と今後の活動方針を検討する場とします。