野外彫刻は無料で鑑賞できるほか、屋外に設置されているため、季節や時間帯などによってさまざまな表情を見ることができます。また、ほとんどの作品は触れるようになっています。傷をつけないよう、優しく触れてください。作品によっては保護のため、立ち入り禁止のロープや注意書きがされていることがありますので、指示にしたがって鑑賞をお願いします。
素材の持つ感触、加工による感触の違いを味わってください。例えば、彫刻の丘付近の「時空ピラミッド」は離れて見る印象と、近くで触ってみたときの印象が大きく異なります。
違う角度から見ることで大きく異なった印象を持ったり、面白い見え方をする作品があります。彫刻の丘の「曲率のシンフォニー」は動画でないと面白みが伝わらない作品のひとつです。中央入口付近の「Watching The Watchers」も鍵穴などから覗いてみましょう。
風の影響を受けて動く作品があります。わかりやすいのは中央入口付近の「風になるとき」「時のシルエット」。大きな作品なのに、意外とゆっくり動くものもあります。正面入口外の「重力空間-赤」、周遊園路の「あなたと…(わすれてしまったこと)」。
彫刻の丘の「森の掟」は、作品表面に小さな無数の穴がありますが、中に入ってみると… ポータルになっていない作品ですが、ぜひ確かめてみてください。同じく彫刻の丘、「Storage of Celestial mechanics」は彫刻内部に影絵の仕掛があります。他にも中をのぞける作品がいくつかあります。
彫刻の丘「ディスタンス」は樹脂製の作品で、向こう側の景色が歪んで見えます。また、「宇宙の風景I」など水際に設置されている作品の多くは視点を変えることでいろんな表情が楽しめます。
常盤湖周遊園路の「wind whisper」は、穂を見立てた256本のピースから構成されています。ピースには常磐公園の自然が描かれたものが混じっているほか、風がそよぐと、ピース同士が軽くふれあう音が周囲をそよぎます。