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左の写真のゾイドが「シールドライガー」である。
へリック共和国のゾイドで、モチーフはライオン型
ほぼモチーフ通りだが、牙が長めなのが特徴
プラモとしてはモーター駆動で平成基準では中型ゾイドに分類される。(昭和基準では大型)
最高速度250km/h
武装(平成基準)
レーザーサーベル×2(牙
ストライククロー×4(爪
AMD2連装20mmビーム砲
展開式ミサイルポッド×2
対ゾイド3連衝撃砲
対ゾイド30mm2連装ビーム砲(尾
ZAC2042年にロールアウト
中央大陸戦争後期のゾイドでサーベルタイガーに対抗して開発された共和国初の大型高速戦闘ゾイドとして有名。
対サーベルタイガーのゾイドとしては先にコマンドウルフが完成していたが、コマンドウルフが数機で対抗するコンセプトなのと違い、一対一で対等以上に戦えるゾイドとして設計されているのが特徴。
最高速度が時速200kmのサーベルタイガーに対し、250km/hという速度を出すことができる。これにより、対サーベルタイガー相手では有利に戦うことができた。
ただ250km/hを出すために空気抵抗とかを考えた設計になっているらしく、メインの火器は内蔵式になっており、使用するときに展開する仕様になっている。これは仕様の都合上、咄嗟の時に攻撃できないデメリットを抱えている。
また、高速戦闘と同じかそれ以上に印象的なのが、名前の由来にもなっている「Eシールド」である。これはライオンならではの鬣が発生装置となっている。設定上はある程度の光学兵器を無効化できるといわれており、これを含めてサーベルタイガーにはさらに有利に戦うことができた。
内蔵式の武器は、プラモ的にはせり出すところがカッコイイ。
割とコマンドウルフ頼りだったりする。ロールアウト時期も近いのでもともとそういう設計なのかもしれない。
前述の通り、火器の使用は隙もあるが、シールドライガーは格闘戦の方が得意なため、開発当初はそんなに問題ではなかったようだ。特にレーザーサーベルは帝国の大型ゾイドも倒せる攻撃力を備えている。
ロールアウト後は、格闘、防御力、そして何より高い機動力により、サーベルタイガーの件を抜きにしても共和国高速戦闘部隊の主力機として活躍したといわれている。
ただ、機動力以外は基本戦闘力に比重を置いている都合、偵察、索敵はそんなに得意ではないようだ。そのため、高速戦闘部隊では索敵等はコマンドウルフの支援を受けることが多い。
実際戦闘になった際も、火力支援等はコマンドウルフに頼れるため、コマンドウルフとは互いの能力を補う最高のパートナーである。
当初は火器については問題なかったが、高速戦闘部隊ではその運用上コマンドウルフ以外との連携がとりづらく、戦場ではより強力な火力支援が欲しい場面が増えていった。
そのため、火力支援もシールドライガーで行うためにビームキャノンを搭載したMKⅡタイプが開発されている。MKⅡはキャノンの分火力が上がりオールラウンダーとなった。ただ、MKⅡはキャノンの重さの分機動力が下がってしまっている。ロールアウト時はまだ問題なかったが、強化サーベルこと「グレートサーベル」相手とかになるとその弱点が問題となってしまう。
最終的には当初の予定通り、通常シールドの火力支援にMKⅡという形で落ち着き、その連携により多くの戦果を挙げたといわれている。
上記は後継機のキングライガー。キングバロンはシールドライガーでいうMKⅡみたいなもんである。
パイロットを選ぶエース級のゾイドのイメージが強いが、実はシールドライガーの気性自体は荒くなく、パイロットはだれでも乗ることはできるらしい。
ただ、250km/hの速度の戦闘をパイロットがこなす必要があるため、気性ではなく操縦技術的にパイロットを選ぶゾイドだったようだ。
暗黒大陸戦争時も活躍したと思われるが、高速ゾイドの後継機として「キングライガー」やその武装強化型「キングバロン」の存在もあり、その支援機のポジションになっていたと思われる。
惑星Zi大異変後、多くのゾイドが絶滅する中、シールドライガーは数を残しており、引き続き運用された。能力の数値とかは特に変わっていないが、Eシールドの耐久力など大幅に強化されているらしい。
西方大陸戦争時、初戦でボロボロに負けた共和国軍だったが、そこを包囲する帝国軍を1部隊ごとに各個撃破するという形で活躍。共和国軍の全滅を防いでいる。その際には、帝国軍の部隊を救援信号を出す暇もなく殲滅するという荒業を見せた。250km/hの速度と大型(この頃は中型扱いだが)ゾイドのパワーをもつシールドライガー故の活躍と言えるだろう。
あまりにも帝国軍に被害を与えたため、帝国は「部隊には必ずレッドホーンか空軍の護衛を付けるべし」という命令を出しており、優勢のはずの帝国には屈辱的な命令だったと言われる。とはいえ、この命令は結構役に立っており、この後レッドホーンの部隊を壊滅させたが通信を許しており、帝国軍にシールドライガーの存在がバレてしまっている。
ちなみに、あのシュバルツ少佐(この頃は少佐)はシールドライガーの仕業だと察していたようである。少佐曰く、「我が軍が最も警戒すべき蒼き機獣」とのこと。
というか、後継機のキングライガーやキングバロンはどうした?と言いたいが、おそらく絶滅、もしくは数を減らしすぎて改造できない状況だと思われる。
まあ、ゾイドの数はどうしようもないが、かつて作ったデータは残っているため、惑星Zi大異変後のシールドライガーはキングライガー等の運用データをもとに強化されていると思われる。
そんな重要な任務なら、そろえるだけ揃えて空軍に頼んだ方がいいのでは?は禁句。まあ、相手にはレドラーもいるし高速部隊に任せた方が作戦成功確率が高かったのだろう。多分。
その後、共和国はシールドライガー乗りの「エル・ジー・ハルフォード中佐」※の高速部隊に作戦において重要なオリンポス山制圧に向かわせている。
オリンポス山までは戦力を温存するために隠密行動をするも、道中でセイバータイガーに発見されてしまい交戦、部隊のコマンドウルフがやられる中、庇うように一騎打ちをすることに。
サーベルタイガーより大幅に強化されたセイバータイガーを前に防戦一方だったが、Eシールドを起動し、その効果にひるんだすきに倒すことに成功、なんとか全滅はまのがれている。
※アニメにも同名の人物が出てくるが…おそらく、いや絶対別人だと思う…
なんとかオリンポス山へ到着したハルフォード中佐の部隊だったが、そこで見たのは旧ゼネバス帝国最強のゾイド「デスザウラー」であった。そう帝国軍はデスザウラーを復活させようとしていたのである。
上半身のみの不完全なデスザウラーを前にハルフォード中佐の部隊は飛び掛かり、護衛のゾイドを一蹴したが、なんと自己防衛のためにデスザウラーが起動、暴走してしまう。
暴走したデスザウラーは両軍のゾイドを紙切れのように引き裂き、シールドライガーに対し荷電粒子砲を発射、その一撃はシールドの半身を溶かし、オリンポス山の地形を変えるほどであった。
ちなみに、みんなこぞってオリンポス山を抑えたがっていた理由は、現在の技術を超えたテクノロジーが眠る古代遺跡があったからである。デスザウラー復活の技術もその一部らしい。
が、未完成の状態で荷電粒子砲を打ったことで苦しみ始めたデスザウラー。そこに勝機を見出し、自らの死を覚悟でハルフォード中佐はシールドをデスザウラーのコアへ飛び込ませた。
シールドライガーはそのままデスザウラーのコアをかみ砕き倒すことができたが、デスザウラーの爆発に巻き込まれハルフォード中佐とシールドライガーも炎の中へ消えていくのだった…
とまあ、ファンブック1巻では完全に主役ゾイドとして扱われているのが特徴。未完成だったとはいえデスザウラーと相打ちに持ち込むという活躍を見せた。
その後通常型の出番はほぼないが、昔のMKⅡにあたる「シールドライガーDCS」(ダブルキャノンスペシャル)が結構活躍している。
帝国の一斉攻勢をしのぎ切った共和国の追撃時、「共和国最強軍団」(原文まま)の先鋒にシールドライガーDCSは配属されていた。正直、ゴジュラス一機いない状態で最強は言いすぎなのでは?
対する帝国軍は追撃してくる「共和国最強軍団」を前に、主力全軍を出し敗走中の帝国には出せる救援部隊がほとんどおらず、苦し紛れに試作機ばかりの特殊部隊を向かわせている。
戦闘開始後もシールドDCSは結構強調されており、「荷電粒子砲がうなり、ビームキャノンが火を噴く」みたいな戦闘が書かれていた。対等か…それ?
その後、シールドDCSのビームキャノンの一撃をデススティンガーに打ち込んだのがきっかけで、デススティンガーを暴走させてしまう。両軍のゾイドは暴走したデススティンガーを前に壊滅してしまうのだった。
一応共和国優勢・帝国ピンチという状況なのだが、特殊部隊にはプロトブレイカー・ジェノトルーパーなどの改造ジェノザウラーとライトニングサイクスやデススティンガーがおり…正直全然ピンチに見えない…
「共和国最強軍団」に他のゾイドと混成でシールドDCSがいる以上単体でもまあまあ運動性はあると思うのだが、低下はしているので基本的には通常シールドとタッグで戦っていたらしい。
タッグで戦う分の戦果は申し分なかったが、シールドライガーの個体不足もあり、共和国は開発局にビームキャノンもつけて運動性も下げないシールドライガーは作れないか?という無茶ぶりをしたのである。
その要望を応えようと開発局が完成させたのが、「シールドライガーDCS-J」(ダブルキャノンスペシャルジェット)である。駆動系回りの強化によりキャノンを付けていながら運動性も上がっている。
DCS-Jの最高速度は何と285km/hを出すことができ、通常シールドより35km/hも速くなっている。また、動力系も強化した結果、キャノンの威力もDCSを大きく上回っているというとんでも性能を持つ。(レッドホーンも一撃レベルの威力らしい)
しかし、そんな無茶苦茶な改造で問題がないわけがなく、バランスがピーキーになってしまい、誰も乗りこなせないゾイドとなってしまった。ゴジュラス・ジ・オーガの件といい共和国はこういう失敗が多いと思う。
その経緯もあり、量産は7機で打ち止めになっている。むしろなぜ、乗れないゾイドを7機も作ったんだ?って気もするが…。本来ならば、このまま格納庫でほこりをかぶる運命かと思われていた。
最初は敬称だけだったが、後にレオマスターの紋章も作られている。シールドライガーをかたどったマークで、背景の色はメンバーによって異なっているようだ。
が、何とDCS-Jを乗りこなすパイロットが現れたのである。このピーキーなゾイドを乗りこなせるパイロットを共和国は敬意を込めて「レオマスター」の敬称を与えたといわれている。
ちなみに、レオマスターは丁度7人いたため格納庫行きのDCS-Jはなかったらしい。偶然、ではなくおそらく各地に配備されていたDCS-Jを無理矢理乗りこなそうとした人が全域におり、ほぼ同時期に乗りこなせたということだろう。
バトルストーリーではレオマスターの「レイ・グレッグ」の乗るDCS-Jが活躍。初登場時はシンカー部隊を撃ち落していた。「水圧も耐えるシンカーを紙切れのように」みたいな描写があるが、レッドホーンも倒せると思うと当たり前な気がする。
その後、西方大陸戦争末期に帝国の一基地に自らの小隊と共に乗り込んだレイだったが、そこで開発中だった「バーサークフューラー」の不意打ちを食らいDCS-Jは大破してしまっている。
シールドライガーの性能では最強と思われるDCS-Jだが、バーサークフューラーに敗北したところからもわかるように、「ブレードライガー」や「ライガーゼロ」などの最新鋭機が出ると性能のインフレに飲まれてしまうことに。
特にライガーゼロの登場でレオマスターはほぼ乗り換えており、第二次暗黒大陸戦争時、大破したレイの愛機を除いた残り6機のDCS-Jは格納庫でほこりをかぶるようになったと思われる。(誰も乗れないし…)
余談だが、DCS-Jのジェットは英語で黒玉(こくぎょく)の意味があり、黒いカラーリングにちなんだものである。ジェットエンジンのジェットではないので注意。
7人のレオマスターというが、設定発表から20年以上たった今でも4人しか判明していなかったりする。他のレオマスターはどんな人物なのか考察するのはゾイダーあるあるだと思う。
主役ゾイドはジークでは?という人もいると思うが、私は彼はキャラクターだと思うので…。個人的には、バン、ジークが主役、ライガーが主役メカでフィーネがヒロインだと思ってます。
アニメ「ゾイド(初代)」でも登場。
というか、主人公「バン」が搭乗する実質主役ゾイド※として登場している。アニメでシールドライガーを知った人も多いのではないだろうか?
バンのシールドライガーはもともとは砂漠で機能停止していた個体で、オーガノイドのジークが合体・修復したおかげで再び動くようになった。
※ロボットアニメでいう主役メカという意味で。
一度再起動した後はジークの合体なしでも動くようにはなったが、修復が完全ではないのか火器を使うことができなかった(弾は入ってるっぽいので火器管制の調子が悪い?)。あくまで合体しないと真価が発揮できない感じである。
また、当初は合体してもEシールドを使うことができなかった。バンが戦いに慣れていないのも含め、序盤は結構小型ゾイドにも苦戦している。
ちなみに、ジークが合体していないと火器が使えない理由は特に説明はなかった。Eシールドについても説明はないが、こっちはどっちかというとバンが起動の仕方がわからなかったという理由もあるっぽい。
ジークが合体して何ができるかの詳しいルールは実はアニメでは説明されないので、意外に謎が多かったりする。
共和国軍にバンたちが捕まった時に判明するが、もともとは共和国軍が使っていたシールドライガーだったらしい。実際、軍にかつて登録されていたとのこと。戦争で傷ついてそのまま置き去りにされていたようである。
アニメの世界観でも、珍しいが特別なゾイドではない扱いであり、共和国軍が使っている別個体のシールドライガーももちろんいる。一応わかりやすいように、軍所属のシールドライガーは白色になっていた。
前の説明どおり、序盤は小型ゾイド相手にも苦戦していたが、バンがゾイド乗りとしての腕を上げていったり、Eシールドを使いこなせるようになったりして、劇中ではどんどん強くなっていった。
強さに関してはライバルの「レイヴン」のセイバータイガーとの戦いが分かりやすく、計4回ほど戦ったが、最初は舐めプでボコボコにされていたのが、最後には一騎打ちで勝利できるくらい強くなっていた。
最終的には、レイヴンの乗る新たなゾイド「ジェノザウラー」を前に圧倒され、集束荷電粒子砲をもろに食らってしまい、シールドライガーは一度死亡してしまっている。(実際は石化したのだが、初代のアニメでは原型を残し死んだゾイドは石化するらしい。)
その後、バンの思いを受けてか、死んだシールドライガーにジークが合体、繭を形成し時間をかけて復活、新たな姿へと進化することとなる。そう「ブレードライガー」の誕生であった。
ゾイドが死んだら石化する。のルールも例がシールドライガーしかないせいでいまいち謎が多かったりする。
ただまあ、シールドライガーと追走していた影響で、ジークの性能が250km/h出せるのでは?とか言われていたりする。
アニメでも格闘攻撃が得意なことは変わらないものの、実はレーザーサーベルは一度も使ったことがなく、ほとんど体当たりで相手を倒していた。
これは、バンの技量不足ともとれるし、噛みつくCGができていなかったアニメ制作の事業もありそうである。
また、本来は単座式のコックピットなのだが、バンのシールドライガーは複座式になっているのが特徴。これもアニメの事情で、自然にバンとフィーネが乗っているカットを作りたかったからだと思われる。ムンベイと旅するようになってからはグスタフに乗ることが多いのでこの描写も減ったが。
ちなみにジークは走ってついてきていた。背中くらいにのせてやれよ…
余談だが、共和国軍の戦略家である「クルーガー」大佐の愛機もシールドライガーだったらしい。アニメでは写真にワンカット映るだけだが、ゾイドカードゲームでは正式に愛機がシールドライガーになっていた。
初代の最初の2番目のエンディングの際は基本シールドライガーが走り続けている映像だった。特に最初のEDは最初から最後まで走るだけの映像である。何というか初代のアニメを見るとシールドライガーの印象は色濃く残ると思う。(2番目のEDは後にブレードライガーに変更となるが)
レオン兄貴。濃ゆいキャラが多いスラッシュゼロの中では珍しい常識人である。
アニメ「スラッシュゼロ」でも登場。
「チームブリッツ」のリノンの兄貴、レオン・トロスの愛機として登場。
1話目では1対3に追い込まれながらも1体セイバータイガーを倒すなどの活躍を見せたが、ゾイドバトルの会場に無断でジャンクをあさっていたビットのトラックにつまづいてしまい、そのビットを庇うために残りのセイバータイガーから集中攻撃を食らいボロボロにされてしまった。
まあ、このことはビットも気まずかったのか、乗りこなせたライガーゼロで次のバトルの助太刀をしてくれることに、これがある意味スラッシュゼロの始まりのきっかけとなっている。
ビットがチームに馴染んだのを見届けるとレオンは一度チームを離れ武者修行の旅に出て行った。そのときに愛機のシールドライガーもチームブリッツから抜けている。
その後、レオンは「チーム・フリューゲル」のメンバーとして再登場するのだが…、その時の愛機は赤いブレードライガーとなっていた。さらっと語るレオン曰くシールドは再起不能にされてしまいその後ブレードに会ったらしい。…もっと触れてやれよ…
初代の漫画でもある「機獣新世紀ゾイド」にも登場。
もちろんバンの愛機だが、一度コマンドウルフに搭乗した影響で少し遅れての登場となった。(コロコロの掲載速度を考えると連載から約5ヶ月目に登場、乗るのは更に2ヶ月後)
アニメとはかなり設定が変わっており、もともとはムンベイの亡くなった兄さん「ジャッド」の愛機で名前は「シーザー」と呼ばれていた。
かつての主人が亡くなる原因となった「あるもの」を自分の意志で守り続けていた(つまり無人、野良ゾイドである)。
その「あるもの」※を狙う盗賊団、ムンベイから兄さんの形見を取ってきてほしいと頼まれたアーバイン、それを守るシーザー、巻き込まれたバン達が入り乱れる中、盗賊団のレッドホーンの放つリニアレールガンをもろに食らい、シーザーは瀕死状態になってしまう。
その致命傷を直すためにバンとジークがシーザーに無理矢理合体。本来合体するためには合体するゾイドから認められる必要があるが、合体を成功させるためにフィーネがバンとシーザーの心を繋ぎ、心の会話でバンを次の主人と認めジークの合体を受け入れさせることに成功。復活し、正式にバンの相棒となった。
※ちなみに、あるものの正体は、「シャドーキー」と呼ばれるアイテムだった。使い方はともかく、あのシャドーと同じ形だったため、フィーネはもちろんのこと、バンも直観でヤバいものだと感じていた。
戦闘では火器もレーザーサーベルも使わなかったが、すごく速く攻撃している演出として、シーザーが通り過ぎただけでレッドホーンの武装をバラバラにしてしまうみたいな戦いをしていた。(後のブレードライガーより強そうなのは禁句)
尺の都合でその後の戦闘はサイカーチスとジェノザウラーくらいで最後も荷電粒子砲を食らうというアニメとほぼ同じ流れだったが…。その後、「あるもの -シャドーキー-」を使って一度復活!ジェノザウラーにリベンジマッチをしていたりする。
最終的にはアニメと違って繭は作らなかったが、町規模の大型ゾイド「ウンディーネ」とフィーネの力を借りてブレードライガーへとパワーアップしている。
ゾイドの歴史を仕切りなおした。
コンセプトアートシリーズにも登場。
地球人の技術提供により、初めて電磁シールドを搭載したゾイドとなっていた。
コンセプトアートの企画の一つ、「ゾイドオリジナル」にも登場。
シールドライガーのエース仕様機「シールドライガーSG(スラスターガン)」が登場している。
自由に動くスラスターとビーム砲の装備により機動力と攻撃力を強化したものらしい。(それってアタックブースターじゃあ…)
共和国ではおそらく最強クラスの改造ゾイドだと思うのだが、まさかの相手がジェノザウラーの改造機「ジェノリッター」だったため、ジェノリッターの強さを際立たせる噛ませ扱いとなってしまった。
ちなみに、web版だとあっさりと真っ二つにされやられてしまうが、漫画版だと基地を守るために荷電粒子砲発射の瞬間に飛び込みジェノリッターを戦闘継続不能に追い込む活躍を見せている。
ジェノザウラーの相手はブレードライガーがしろよと思いがちだが、コンセプトアートの世界にはブレードライガーは作られていないので出しようがないのである。
PSゲームの「ZOIDS メカ生体の遺伝子」でももちろん登場。
大型ゾイドなのに、回避力が高いのが特徴で結構強い。ただ、何故か肝心のEシールドは使えないので注意。(続編では使えるようになった。)
MKⅡ仕様(続編ではDCS)も登場し火力が上がっているが、回避力は落ちているので注意。ただその辺はある意味バトルストーリーに一番近い設定のような気はする。(続編にはDCS-Jも出るよ!)
武装を見たらわかるように、尻尾にもビーム砲があるのだが、これを使う描写はバトルストーリー、アニメ、ゲーム全てで見られなかったりする。まあ、使いづらそうだが…
ブロックスゾイドを販売していたころに限定商品※かなんかでブロックスのシールドライガーもあったりする。それだけならまだありそうだが、何とブロックスシールドライガーの正式なバトルストーリーもわざわざ作られていたりする。
正直持っていないためうろ覚えだが、数がそこそこ少なかったシールドライガーをブロックスの技術で量産できないか?と試したところ、人造のゾイドコアでは出力面に問題があったためお蔵入りになったみたいな設定である。また、このデータを元に「レオブレイズ」が作られたとのこと。
※ゲーム「ゾイドタクティクス」の初回特典だったらしい
え、じゃあなんで後継機のブレードライガーは盾関連の名前じゃないかって?彼はもう別のゾイド扱いなので…。
余談だが、ライオンとトラの交雑種にライガーという動物が現実に存在する。じゃあ、シールドライガーはそれがモチーフ化というとそうではなく、シールドライガーは純粋なライオン型なので注意である。
そんな動物がいるとはわからずに五感でライガーって名前にしたんだろ?と思いがちだが、実はしっかりとした理由があり、トラ型のサーベルタイガーを参考にして作ったライオン型ゾイドなので、あえて「ライガー」という名前にしているらしい。
そう思うと、シールドの部分もサーベルタイガーのサーベル=剣の対になる盾の意味なので、サーベルタイガー、セイバータイガーとは切っても切れない関係と言えるだろう。
今回まとめていて気付いたが、バトルストーリーでデスザウラーから1発、アニメでジェノザウラーから1発、漫画でもジェノザウラーから1発、最後にゾイドオリジナルでジェノリッターから1発と、何気に荷電粒子砲を食らった回数が多い気がする。
おそらく公式に荷電粒子砲を食らった回数は一番なんじゃないかと思う。(その関係でジェノザウラー系との勝率は最悪である…)
後のライオン型ゾイドの名前がライガーと付けられるようになった元祖。と思うと感慨深いものがある。
キング、ブレード、ゼロ、エナジー、ムラサメ、ハヤテ、ムゲン、ワイルド、ビースト、ライジング、バーニング、トリニティといったライガー達はシールドライガーの遺伝子を受け継いでいるといえるだろう。
※ここからツキアカリの主観が入ります!
語るだけ語ってきたためいまさら言うこともないが、アニメでの活躍もあり、ゾイド界の代表的なゾイドの一体と言えるだろう。というか、平成ゾイドに限って言うなら、一番だと思う。
ただ、アニメでは後半はブレードライガーに主役を譲っているし、初代以外のアニメにも雑には出てこない=出ないことが多いため、意外にアニメでの出番は少ないほうだったりする。(ブレードやライガーゼロの方が多いはず)
アニメ初期はCGが実験的だったこともあり単調な動きが多かったため、今の技術でレーザーサーベルを突き立てるシールドライガーも見てみたいものである。
※参考資料:ゾイド公式ファンブック1~4、コンセプトアート1~4、漫画「機獣新世紀ゾイド」など