都筑の宝である緑道の維持をみんなの力で(令和7年11月9日)
緑道のせせらぎ清掃をはじめてから、4年の月日が流れました。清掃をしている間、散歩したり、ランニングしたり、虫取りしたり、犬の散歩をしたりする方に声をかけられ、本当に多くの方がこの緑道を利用されていることがとても伝わってきました。それだけに、「この緑道を未来も大切にしていきたい」という思いが強くなりつつも、公園愛護会も高齢化や会員減少でなかなか通常の維持管理も難しくなってきている地区もあり、私自身もいつまでこうして土砂すくいをできるか分からない。どうしたら、この緑道を未来においても守り続けていけるのか、漠然と思うようになりました。
そんなとき、緑道ハレバレ会の代表の方と偶然にも出会うことができ、さらにNPO法人のぐるっと緑道の方ともその伝手で知り合うことができ、いっきに緑道全体の維持保全へのムーブメントが加速し、3地区合同の清掃キャンペーンまで開催できるようになったことは本当に感慨深いものがあります。本日はその当地区の清掃でしたが、あいにくの雨天で、これを綴っていますが、今度は早渕の方も参戦されるようで、いよいよ夢に見たゆるやかな「広域緑道連合」の輪が広がりつつあるのを希望に感じています。ちょっとでも緑道に関心のある方が、スキマ時間にちょこっと緑道の維持管理に力を貸してもらえる。組織に加わらなくても気持ちがのったときにお手伝いできる。そんなゆるやかな輪で緑道が支えられていければと願っています。
夏までは(令和7年4月17日)
令和6年度の清掃活動も終えて、今はオフシーズンとなり、せせらぎにたまった土砂のかき出し作業が中心となっています。こうした作業をすることで土砂の堆積を防ぎ、落葉シーズン中は落ち葉の清掃だけに集中することができます。また、こまめに土砂をかき出すことで、底地でかたまってしまうこともなくなり、力を入れずに土砂をかき出すことができます。
そして、最後に底地にたまった砂をまきあげないようにそっと塵取りとほうきで除去するときれいな石畳の底地が顔を出します。そうなると、どぶ川から清流に生まれ変わります。
緑道を散歩される方の「とても気持ちがいいです」という掛け声にいつも力をもらいます。地域の方に愛される緑道を目指し、今日もほうきと塵取りをにぎります!
シーズンオフに土砂すくい(令和6年8月29日)
10月から3月までのシーズン時は落ち葉清掃で手いっぱいで水路にたまった土砂をかき出すことまではなかなか難しかったので、今年3月~7月にかけて水路内の土砂をかき出す作業をしてきました。おかげさまで、かなりかき出すことができ、水の流れもよくなりました。こうすることで、水路内にたまる落ち葉も清掃しやすくなります。土砂があると足がそこに埋まって、身動きとれなくなります。清掃中は緑道を散歩される多くの方に声援をいただき、これも活動の励みとなっています。ありがとうございます。
また、清掃活動ではありませんが、今年8月に行われた茅ケ崎南MGCRS連合自治会主催の夕涼み会ではフリーマーケットに出店するかたわら、プラごみ分別回収拡大のチラシと啓蒙グッズを配布させていただきました。今後とも環境事業推進委員のミッションであるゴミ減量化や街の美化運動にささやかながら取り組んでいければと思います。
地域の憩いの場に(令和5年12月9日)
11月は雨天中止ということもあって、定期清掃日ではない日に水路の清掃を実施したのですが、緑道には実に様々な方が通行しています。歩行者、ランナー、散歩者…中でも驚いたのが、ガイドツアーです。1組7,8名のグループが5組ぐらいになって緑道をツアーし、緑道をガイドしています。ちょうど私が清掃していた水路もガイドスポットだったらしく、酸性の土壌から湧き水によって酸化し、オレンジ色になり、それが水路全体に広がっている説明をしたかったらしいのですが、ちょうど清掃してしまって水路全体に広がっていなかったんですね。「せっかくの観光スポットを台無しにしてすいません」と謝っておきました(笑)。
定期清掃のときにも通行者から「ご苦労様です」と声をかけられるのですが、一人でやっているともっと声がかけやすいのか、「公園愛護会の方ですか」とよく聞かれます。まだまだ、環境事業推進員の認知はこれからですね。
ともあれ、地域の多くの方に緑道が憩いの場となっていることを実感し、「水音を感じられるせせらぎ」づくりを目指して、これからも戦いつづける意を決したのであった。つづく。
小さな生命が (令和4年10月8日)
本年第1回目の水路清掃の準備で落葉状況を確認するため、緑道を下見していたら、小学生らしい男の子に声をかけられました。「魚がとれたって」。網の中をのぞくと、小魚が1匹はいっていました。池には小魚がいるのは知っていたのですが、水路部分にもいるんですね。水路が小さな生命の住み家となり、また、子供たちが身近な自然のふれあいの場となっていることに感激し、「明日からの清掃がんばるぞ」と思っていると、「おじさん、今、ひま?いっしょに魚釣りしようよ!」と。まさか、小学生に遊びに誘われるとは。私もまだまだ捨てたもんじゃありませんね(笑)。
港北ニュータウン計画で最初に考えられたのが「緑道」 (令和4年9月25日)
9月に実施された都筑区役所地域振興課主催の「地域づくり大学校」に参加して、驚いたことがありました。通常、ニュータウン計画は道路の位置を最初に決めるのですが、講師の話によると港北ニュータウンはなんと「緑道」の位置を最初に決めたらしいのです。そして、その緑道は、地域住民によって維持されることを計画していたようなのです。
緑道の水路清掃の話を最初に聞いた時、「なんで役所でやらないの」と思ってしまったんですが、そういうことだったんですね。確かに緑道再整備計画にもそのことが書かれているし、私たちのマンション敷地の一部も緑道と一体で緑地をつくっていますよね。私たちの緑の資産である「せせらぎ」を大切に守っていかないとですね。