なぜコンテンツ デザイナーやコンテンツ クリエイターになるのかを考えるページ
「お金をたくさん稼ぎたい」「多くのゲームフリークから賞賛されたい」そんな下衆な気持ちでも構わないので、先ずは自分の原動力になるべき理由付けする上では例えこういった事でも強く思い込むことは大切である。
これから長く辛さを伴うトンネル(プラトー)の中を進み続けるには「なぜこんなキツイ事をしてのか?」の1つの答えを持っていると例え躓いた時にでも挫折しないでやり続けることができる。
ある講義の中で「諸君はトップクリエイターになる事を志望してこの大学に入ってきたはずだ」「清掃員や警備員とかになる事が本望ではないのであれば、志望する企業・職種から選ばれる人材になるべき学習・研究を怠ってはならない」と述べた時に『”清掃員”や”警備員”といった職種に就いている人々を蔑んでいる』という持論を展開する櫃がいることが確認された。この事にあなたはどう考えるでしょうか?
もちろん、私は社会の中で公共の場を清掃業務を担って頂いている方々や保安業務を担って頂いている方々に感謝の念を持ったうえで語っているわけで、それを揚げ足取るように考える思考がどうかと思う。ー日本は職業の自由は保障されていて、この大学で修学している学生はその自由の中でクリエイター職を志望したわけである。ーただしこの世の中でクリエイター職を志望する人は非常に多いため競争が激烈でその仕事に就いてその仕事を続けていくためには不断の勉強を続けてセンスやスキルを磨き続けていけなければドロップアウトするよ-結果的にこの大学を卒業できたとしても人手不足が深刻な飲食業界や派遣などの非正規などに不本意ながら就職するしかなくなることが想定されるよ。という趣旨を何だか分からない自分本位な深層心理置き換えてデスっているに過ぎない。
そんな、正義を気取ったちっぽけでつまらないネトウヨ思想をいち早く払しょくして、自分が『社会の中でどんな役割を果たすべきか』『自分の仕事でどんな人々を幸せにさせたいのか』を常に追求し続けて努力を続けていってほしいものである・・・。
じゃぁ、どうやってってな事は次章でwww
「このバグ警告を出なくするにはどうしたら良いですか」「このwebでリサーチせよとの課題設問の中に授業で習っていない用語が出ているので、授業の中でちゃんと説明してから出題してください」「我々レベルのスペックの人間にこんな遂行困難な課題を課すのはおかしいんじゃないですか」etc.
普段大学で教員活動をしていると学生達からこんな質問やクレームが出ることがある。 今回は義務教育や高校教育から大学教育に移行した学生達に伝えておきたい思考格差について記述する。
まず、上の質問やクレームについて1つ1つ見てみることにする。
「このバグ警告を出なくするにはどうしたら良いですか」という教員への問い合わせについて。答としては、『先ずはエラー警告で表示された英文を読めっ!』である。 この例の学生は、英文でエラー警告が出てきてさっぱり分からんと思い込み、即座に教員に対していきなり”答え”を聞いてきたパターン。
正しい教員への問い合わせとしては「自分の書いたソースコードでエラー番号〇〇・・・・・・というエラー警告がでました。これを自分なりに解釈した結果こういうエラーであると推定できました。エラーの行には・・・・が記述されており、こうすべきなのかと自分なりに考えますが合っておりますでしょうか?」となるはず。
「このwebでリサーチせよとの課題設問の中に授業で習っていない用語が出ているので、授業の中でちゃんと説明してから出題してください」というクレーム。答えとしては『そもそもwebでリサーチする前提なのだから、分からない用語はweb検索すれば自己解決できるだろう。講師もそういう用語検索することも前提に説明していない用語も用いていたりする。』である。
正しい教員への問い合わせとしては『授業の中では説明の無かった〇〇という用語についてwebで調べた結果・・・・ろいうことであると自分なりに解釈しました。この解釈で齟齬はありませんでしょうか』となるはず。
そして3つ目の「我々レベルのスペックの人間にこんな遂行困難な課題を課すのはおかしいんじゃないですか」というクレームですが、そもそも大学は義務教育の様に生徒(学生)は教員から教わるものだという考えから脱却すべきであるし、大学ではそもそも答えの無いもの(明確な答えの見つかっていないもの)を独自解釈で仮説を立てて立証していく能力を磨くところでもあるとすると。情報を受け取ってただただ記憶しているような詰め込み学習や受け取った情報を垂れ流してだけではダメである。この例について戻ると、この程度の課題をこなせたからこそ単位を取得できるわけで、低スペックの学生に迎合してシラバスの単位取得要件をむやみに下げると他の頑張った学生との公正性に問題が出てくるわけである。なのでこの程度の課題をこなせるようになってもらうしかないのだ。
さて、上記例で私が問題視しているのは、このような質問クレームをしてくる者たちは”思考格差”というものを意識して、それを埋める(つまり”自分で考える”)ことが出来る様にならなくてはいつまでも”思考停止族”集団から抜け出せない。・・・つまり世の中で期待されたり、役に立てたり、人を幸せにできるポジションに立てないのである。
大学の科目ではなかなか教える機会の無い、こういった”思考格差を埋める”ためには、手始めに『考える練習帳/細谷功(ダイヤモンド社)』辺りを読むことから始められると良いのではないだろうか。
もし、今の大学1・2年生が大学を卒業して就職するなりフリーランスするなりで社会デビューする時に何の役を演じていくのかをまだ決められていない諸君に送りたい考え。
これを想定するとだいたい2025年からの日本社会を考える必要があるのだけれど、2025年というと団塊世代が後期高齢者というカテゴリーに突入する時期。私もシニアの『認知症発症や進行の抑制』について研究しているので、このことはリアルに感じている事象です。後期高齢者の激増で「医療や介護に対して国や地方自治体が負担する費用(社会保障費)も著しく増える」と容易に想定できます。 そうなると、これから社会で仕事デビューする若者たちが支払うこととなる社会保険料負担に影響してくる。
もう一つITの社会実装によって肉体労働的なブルーカラー職はテクノロジーのパワーで労働環境の改善が見込めます。 企業経営層もDXによる業務効率化や新規事業拡大でチャンスが増える可能性あります。一方、一般的なホワイトカラー職はIT置き換わりによる人員削減の対象となり易くなりビハインドな状況にると予測できます。
そんな中で仕事デビューする若者がしっかりとした心構えを持たねば厳しい社会で生き抜いていくけなくなるのではという懸念を抱きます。こういった時代での若い社会人の心構えのヒントにでもなればとお乗っていることを次に記述します。
これからは大企業への就職が個人にとってステイナブルという理由にはなり得ず、ユニコーン企業を狙うのが得策という考え”も”持つべし。 もちろん、それなりの規模の企業に就職して今のトレンド副業で才能を活かすという生き方を持つのもありかと考えます。
そして、転職も視野に入れての人生設計を考えてみるべしである。私も30歳で同じゲーム業界ではありますがテクモという会社からコナミという会社に転職しました。そして定年の年を機にそのままコナミに再雇用されるのではなく、大学教員という職に転職しています。新卒の就職は修行との思いでがむしゃらに仕事に打ち込み、そこからさらに成功を勝ち取れるこれまでの修行の成果の出せる企業に転職を考える前向きな計画はアリかと考えます。その後私の場合は再雇用されるよりも待遇を大きく改善することとこれまで自分が行ってきた仕事の後進をつくる意味で大学でゲーム制作を教える仕事に転職したわけです。若い人は(若いうちになるべく稼ぐ事をかんがえて)年収と(パートナーや子供とのことも考えた)ワークライフバランスを考えての転職を想定しておくのは有利になると考えます。
先程、年収を考えての転職も想定せよを記述しましたが、その有効性について考えますと、被雇用者の立場でなるべく早く資産を築くのは人生設計に於いて有用です。企業に勤めることが安定とは言えない世の中で貯蓄もこの低金利時代では意義を感じにくいわけで、早い段階で種銭を作って投資をしてお金に稼いでもらう収入チャネルを複数用意するのが賢い生き方ではないでしょうか。 老後の心配をされておられる国民も多いと思いますが、投資で一定の配当収入や家賃収入を得ることは、安心と自由が手に入るわけで不安なく自分の好きな事に集中して過ごせることに繋がります。
そして、本学に修学している学生諸君には、これからの企業就職は伝統があり有名な大学を卒業した学生という様な最終学歴という後ろ盾で競う時代ではなく、自分は企業に対してどんなメリットを提供できる人間かという即戦力的な価値を問われるようになるようになっていくと想定しています。ITやエンタメ系の新進気鋭企業であればそういった傾向は強くなるように思えます。
以上なようなTipsを理解して、真剣に自分が何者になるかを考えるきっかけになる事を期待します。
世の中、これさえやっておけば(やってしまえば)もう安心だみたいに勘違いしてしまう輩が意外と多いので気を引き締め直す意味も込めて書き留めておきたい。
例えばコロナワクチン接種でシニアの方がワクチン接種したので、「これでもう大丈夫だぁ~」なんて訳の分からない理屈で安心しきっているシーンを見聞きしたり、受験生が予備校主催の模試でMARCHの合格判定B以上だから「もう大丈夫だぁ」と高をくくって舐めてかかり、基礎問題の復習をしなかったせいでに大東亜帝国スベったなんて笑い話にならないネタも挙がっていたりする。
ワクチン接種をしたからってコロナ感染を100%防げるわけでもなく、合格予想B判定だからと言って確実にMARCH合格できるわけではないことは、冷静に考えればわかる事なのであるが、人というのは自分に都合のいい勘違いをしてしまうものである。
世の中で、人から信用されて頼りにされるようなクリエイターで居続けるためには、このような自分に都合のいい勘違いと戦い続けることである。 一見頼りにされているようなのでいい気になっていたら、ある日突然自分より高レベルなスキルを持ったクリエイターが近くに現れて、人々の関心が一気にそちらへ流れていってしまうなんてことは普通に想定されるのである。そしてプロになる人のクリエーターライフのほとんどの時間は長いトンネル(=プラトー/達人のサイエンス用語*)の中で悶々と悩むことになるのを受け入れなければならない。