第363回月例研究会のお知らせ
第363回の月例研究会は、同志社大学室町キャンパスでの開催となり、2名の会員に報告をしていただくこととなりました。一人目として井上祐子会員が、アジア・太平洋戦争期には大日本言論報国会の初代総務部長を務めた政治評論家の津久井龍雄の言論活動を取り上げ、戦時下における津久井の総力戦体制と言論統制に対する抵抗と協力を明らかにします。二人目として福間良明会員が新書をめぐる議論が多岐に及んだ1950年代に焦点を当てつつ、幾度かの新書ブームのなかで、新書というメディアにいかなる可能性や矛盾が見出され、そこに階層や学歴、ジェンダーをめぐる軋轢がどのように浮かび上がっていたのかを考察します。
メディア史研究会はまったく自由な研究会ですので、会員以外の方でも、もし報告内容にご関心があれば、どうぞ気楽にご参加下さい。
★ハイフレックス形式(対面、Zoomでのビデオ会議のどちらでも参加できる方式)での開催となります。
主 題:「戦時下における津久井龍雄の言論活動―言論統制批判とメディア批判を中心に」
発表者:井上祐子(公益財団法人政治経済研究所主任研究員)
主 題:「新書の昭和史:全集と雑誌のあいだの「教養」」
発表者:福間良明(京都大学大学院教育学研究科教授)
司会者:片山慶隆(関西学国語大学英語国際学部教授)
日 時:11月22日(土)13:00~18:00
会 場:同志社大学室町キャンパス寒梅館6階会議室
https://www.doshisha.ac.jp/information/imadegawa/muromachi_map/index.html
[スケジュール]
12:30 開場
13:00-14:20 報告:井上祐子
(10分間休憩)
14:30-15:20 討論
(10分間休憩)
15:30-16:50 報告:福間良明
(10分間休憩)
17:00-17:50 討論
17:50-18:00 事務連絡
18:30~ 懇親会
[参加方法]
・ハイフレックス形式(対面、Zoomでのビデオ会議のどちらでも参加できる方式)での開催となります。
・当日は資料配布を行わず、事前にメール配信することから、対面で参加される方も事前申し込みをして頂く必要があります。
・参加を希望される方は【2025年11月20日(木)までに】次のURL(Google forms)からお申し込みください(対面かビデオ会議かと、懇親会への参加の有無を選択してください)。申し込まれた方へ、報告資料とビデオ会議へアクセスするためのURLを、11月21日(金)にメールで配信します。
https://forms.gle/Azw7xD5qFpQE8mFV6
→送信がうまくできない場合には、時間をおいてお試し下さい。
→画面の一番下にある「送信」ボタンを押していただき、回答のコピーが届いたことをご確認ください。
★月例研究会の終了後、懇親会を予定しております。懇親会への参加を希望される方は、上記の申し込みの際に合わせてその旨をご回答ください(おおよその参加人数を知りたいためですので、当日、会場で改めて参加者を確認します)。
※参加申し込みが遅れた、あるいは、ビデオ会議での参加を申し込まれた方で、もし、URLが届かないということがありましたらメールでお知らせください。申し込み後に参加の形式を変更したい場合も、ご連絡ください。
今後の月例研究会予定
12月20日(土)14:00~
大久保茂史
「犯罪報道における「呼称」についての史的考察―1950~80年代の新聞・雑誌を主な素材として―」(仮題)
2026年1月24日(土)14:00~
野中直人
「外からの語りはいかにして可能か キムタク的リアリズムの歴史的断層」(仮題)
2月 (未定)
3月28日(土)14:00
木村悠之介(東北大学特任研究員・日本学術振興会特別研究員(PD))
「昭和戦時期「図書祭」の総覧と分析」(仮題)
※発表を希望される会員は事務局までご連絡ください。なお、発表の形式は、発表を希望される会員に、ハイフレックス形式とオンライン形式のどちらを希望されるかを伺います。ただし、ハイフレックス形式を希望されても、オンライン形式で開催せざるを得ない場合があることを併せてご了解ください。
※月例研究会の会場(ハイフレックス形式の場合)は、原則として日本大学三崎町キャンパスを予定しています。
※日程が変更になる場合がありますのでご注意ください。