第２１号 特集＝メディアの伝える戦争

編集＝メディア史研究会 発行＝ゆまに書房 2006年12月15日発行 定価 本体2,400円＋税

• 大谷 正 「日清戦争報道とグラフィック・メディア －従軍した記者・画工・写真師を中心に－」
• 乾 照夫 「日露戦後における水力発電計画と地域政治の動向について －神奈川県津久井郡を事例として－」
• 山室建徳 「国定教科書が描く戦争と歴史」
• 里見 脩 「「満州国通信社」序論 －通信社と国家－ 」

• 李 錬 「朝鮮総督府の機関紙『京城日報』の創刊背景とその役割について」
• 田島奈都子 「近代日本における広告の啓蒙普及機関として商品陳列所 －広告関係資料の収集と公開を中心として－」
• 大野哲弥 「大北電信会社に対する国際通信独占権付与の経緯」

第２２号 特集＝政治家とメディア

編集＝メディア史研究会 発行＝ゆまに書房 2007年6月25日発行 定価 本体2,400円＋税

• 松村正義 「日清戦争における高陞号事件と末松謙澄」
• 山田公平 「「自由な地方新聞人にして政党政治家 小山松寿」－その人物素描」
• 有馬哲夫 「正力の原子力平和利用導入キャンペーンとアメリカの心理戦」

• 有山輝雄 「大正前半期梁川町のメディア・コミュニケーション 新聞・雑誌の普及と情報格差 」
• 岩村正史 「『写真週報』のナチス・ドイツ観」

• 尹 韓羅 《研究ノート》「朝鮮後期における書籍弾圧と社会変動」
• 筑瀬重喜 《研究ノート》「ラジオ放送との遭遇 生まれ変わる新聞」
• 梶田明宏 《書評》「徳富蘇峰 終戦後日記 －『頑蘇夢物語』－ 徳富蘇峰 終戦後日記Ⅱ －『頑蘇夢物語』続編 －」
• 古川隆久 《書評》「永嶺重敏『怪盗ジゴマと活動写真の時代』」

第２３号 特集＝日本の対外イメージ発信

編集＝メディア史研究会 発行＝ゆまに書房 2007年12月25日発行 定価 本体2,400円＋税

• 松村正義 「日露戦争と日本在外公館の「外国新聞操縦」－北米とラテン・アメリカ－」
• 伊藤真実子 「一九一五年パナマ太平洋万博とサンフランシスコ排日運動」
• 梶田明宏 「大正十年皇太子海外御巡遊とメディア」
• 佐藤純子 「対外発信の自由化と通信社 －一九三三年の通信協定交渉を中心に－ 」

• 平 正人 「フランス革命期のメディア －国王ルイ一六世の処刑と新聞－」
• 向後英紀 「イギリス放送会社の誕生 －会社設立の経緯とその歴史的意義」
• 佐々木隆 「明治時代の二宮熊次郎」
• 片山慶隆 「日露開戦過程におけるマス・メディアの日英同盟認識」
• 小宮一夫 「右翼ジャーナリストの再軍備論 －斎藤忠を例に－」

第２４号 特集＝国民形成とメディア

編集＝メディア史研究会 発行＝ゆまに書房 2008年8月25日発行 定価 本体2,400円＋税

• 有山輝雄 「一九二〇年代の梁川社会とメディア －大衆化・平準化・個人化と地域社会－」
• 向後英紀「アメリカ商業放送の源流 －ＮＢＣラジオネットワークの成立－」
• 福間良明 「国防科学の博覧と「聖戦」の綻び －戦時博覧会のメディア論－」
• 水野剛也 「在米日本語新聞とナショナリズムの相剋 －日米開戦直後におけるロサンゼルスの日本語紙『羅府新報』を事例として－ 」

• 町田祐一 「一九一〇年代初頭における東京の下層社会と職業紹介所 －時事新報記者北浦夕村著『東都浮浪日記』を素材として－」
• 有馬哲夫 「梶井と正力の暗闘 －アメリカの傘のもとの「南方進出作戦」－」
• 片山慶隆 《書評》「大谷正『兵士と軍夫の日清戦争 職場からの手紙を読む』」

第２５号 小特集＝歴史研究と図像・画像

編集＝メディア史研究会 発行＝ゆまに書房 2009年5月11日発行 定価 本体2,400円＋税

• 王 京 「災害航空写真の登場と新聞社」
• 別府三奈子 「ジャーナリズムと映像表現 －日米比較試論としての「“国策”報道写真」論－」

• 後藤康行 「地域社会とメディア・コミュニケーション －千葉県君津郡『中川村青年会報』の研究－」
• 大澤 聡 「雑誌『経済往来』の履歴 －誌面構成と編集体制－ 」
• 島田大輔 《研究ノート》「戦中期日本の西アジア向け宣伝ラジオ放送と大日本回教協会」

第２６号 特集＝娯楽とメディア

編集＝メディア史研究会 発行＝ゆまに書房 2010年10月31日発行 定価 本体2,400円＋税

• 平 正人 「新聞がメディアになるとき －定期購読、娯楽記事、読書実践、そしてフランス革命－」
• 山口順子 「仮名垣魯文とハンセン病の啓蒙 －「綴合於伝仮名書」の上演をめぐって－」
• 戸ノ下達也 「規律・慰安・メディアとしての「音楽」 －近代日本の歩みと音楽－」

• 中村 督 「『ル・マタン・ド・パリ』の歴史 －創刊から売却まで（一九七七―一九八五）－ 」
• 横山 尊 「明治後期―大正期における科学ジャーナリズムの生成 －雑誌『科学世界』の基礎的研究を通して－」
• 有馬哲夫 「ファイスナー・メモと占領政策の逆コース」
• 阪本博志 「西村和義の「戦後」 －『平凡』読者との文通運動から国際交流へ－」

第２７号 特集＝研究集会の記録：感情のメディア史－その方法を考える－

編集＝メディア史研究会 発行＝ゆまに書房 2010年3月31日発行 定価 本体2,400円＋税

• 有山 輝雄 「感情のメディア史への提言 －メディア史研究の方法を考える－」
• 北原 糸子 「「感情」のメディア －女性雑誌の関東大震災特集号を手掛かりに－」

• 福井 純子 「娯楽・道楽・ひまつぶし －ひとは何にお金と時間を費やすのか－」
• 寺島 宏貴 「初期新聞における「公議」と言論競争 －慶応四年（一八六八）刊『中外新聞』・『内外新聞』を軸に－ 」
• 齋藤 俊博 「一九三〇年代初期の中国メディアと輿論 －一九三二年内戦廃止運動をめぐる新聞論調と「訓政」 体制の関係－」
• 渡辺 隆宏 「「周辺」の出版流通 －満洲書籍配給株式会社設立への道程、大阪屋號書店その他－」
• 片山 慶隆 《書評》「有山輝雄『陸羯南』」

第２８号 特集＝マス・メディアの自由と歴史

編集＝メディア史研究会 発行＝ゆまに書房 2010年9月30日発行 定価 本体2,400円＋税

• 乾 照夫 「明治初期における言論規制の構図について －新聞紙条例と讒謗律をめぐって－」
• 加藤 厚子 「映画法策定過程における検閲制度の再構築」
• 向後 英紀 「放送規制の源流を探る －米無線委員会の成立とその機能－」
• 有山 輝雄 「戦後放送制度形成過程研究 －放送事業法案まで－ 」

• 金山 泰志 「明治期の児童雑誌に見る日本の対外観 －中国観との比較を軸に－」
• 浜田 幸絵 「戦前期日本における聖火リレー －一九六四年東京オリンピック再考の手がかりとして－」
• 浦部 信義 「イギリス一九二六年ゼネラルストライキと新聞 －ザ・タイムスとデイリーメイルの場合－」
• 小宮 一夫 《書評》「片山慶隆『日露戦争と新聞 「世界の中の日本」をどう論じたか』」
• 難波 功士 《書評》「井上祐子『戦時グラフ雑誌の宣伝戦 十五年戦争下の「日本」イメージ』」

第２９号 特集＝論争の場としてのメディア

編集＝メディア史研究会 発行＝ゆまに書房 2011年2月28日発行 定価 本体2,400円＋税

• 片山 慶隆 「論争の場としての新聞 －日露戦争期を題材として－」
• 藤竹 暁 「テレビメディアの論議・論争機能 －ケネディ・ニクソン「大討論」とそれに影響さ れて生まれたといわれる「三党主催テレビ、ラジオ討論会」をめぐって－」
• 福間 良明 「「広島」「長崎」の論争とローカル・メディア －「被爆体験」をめぐる饒舌と沈黙－」

• 新藤 雄介 「明治三〇年代前半における新聞『日本』愛読者団体の位相 －日本青年会の設立過程とその活動－」
• 町田 祐一 「近代日本の営利職業紹介事業 －大正期東京における告知業（職業案内所）について－」
• 山口 誠 「実況化するニュース －二・二六事件における臨時ニュースの変容－」
• 渡辺 隆宏 「〝満配問題〟－一九三九年、満洲書籍配給株式会社設立をめぐって－」
• 松村 正義 《研究余禄》「英訳書 Baron Kaneko and the Russo-Japanese War (1904-05): A Study in the Public Diplomacy of Japan, translated by Ian Ruxton,2009 の刊行に思う」

第３０号 特集＝歴史のなかのクロス・メディア

編集＝メディア史研究会 発行＝ゆまに書房 2011年8月22日発行 定価 本体2,400円＋税

• 佐藤 卓己 「電体主義のメディア史 －電脳社会の系譜学に向けて－」
• 竹山 昭子 「GHQの戦争有罪キャンペーン －「太平洋戦争史」「真相はかうだ」が語るもの－」
• 村上 聖一 「民放開設期における新聞社と放送事業者の資本関係 －置局政策・資本所有規制が与えた影響－」

• 後藤 康行 「奉祝行事を通してみる地域社会と天皇 －千葉県君津郡中川村を事例に－」
• 平山 昇 「大正元年の『東京朝日新聞』「思ひつぎつぎ」欄 －投書欄における少数意見表出と議論活性化－」
• 金 廷珉 「植民地朝鮮における「活動写真「フィルム」検閲規則」に関する一考察」
• 大澤 聡 《文献紹介》「「書評メディア史」関連文献紹介－海外編－」
• 大谷 正 《書評》「松村正義『日露戦争と日本在外公館の〝外国新聞操縦〟』」

第３１号 特集＝醜聞メディアの社会史

編集＝メディア史研究会 発行＝ゆまに書房 2012年2月20日発行 定価 本体2,400円＋税

[特集＝醜聞メディアの社会史]

• 有山 輝雄「スキャンダル醜聞メディアの社会史」
• 飯塚 浩一 「ノースクリフ革命の起源 －ヴィクトリア朝後期における大衆読者の形成－」
• 奥 武則 「「スキャンダル」を売る新聞 －再考・『萬朝報』の相馬事件報道－」

[投稿論文]

• 町田 祐一 「近代東京と苦学生問題 －明治中後期の『萬朝報』記事から－」
• 中川 未来 「植民地統治初期の台湾と新聞 －『台湾新報』と『台湾日報』について－」
• 赤上 裕幸 「映画がつくった実験国家「満洲」 －赤川孝一の巡回映写運動を中心に－」
• 渡辺 隆宏 「満洲書籍配給株式会社設立の日とその前後」
• 尹 韓羅 「朝鮮後期における情報統制 －西学の独占と統制－」

[書 評]

• 井上 輝子 「木村涼子『＜主婦>の誕生―婦人雑誌と女性の近代』」
• 片山 慶隆 「町田祐一『近代日本と「高等遊民」―社会問題化する知識青年層―』」

第３２号 特集＝検閲の諸相

編集＝メディア史研究会 発行＝ゆまに書房 2012年9月25日発行 定価 本体2,400円＋税

[特集＝検閲の諸相]

• 金 廷珉 「植民地朝鮮における映画検閲研究再考」
• 水野 剛也 「日系アメリカ人戦時集合所における郵便検閲 －「日本語紙の購読」「私信」「外部メディアへの寄稿・投稿の統制」を中心に－」
• 向後 英紀 「占領下GHQの放送検閲 －インフォーメーション・プログラムの翳－」
• 内藤 陽介 「シベリア抑留前期の捕虜郵便と検閲」
• 三澤 真美恵 「一九七〇年代台湾「心理建設」としてのテレビ統制」

[投稿論文]

• 横山 尊 「新優生学のメディアキャンペーン －おぎゃー献金の登場と展開－」
• 浦部 信義 「ブリティッシュ・ガゼットの誕生 －イギリスにおけるゼネラルストライキと政府新聞－」

[書 評]

• 吉田 則昭 「里見脩『新聞統合－戦時期におけるメディアと国家』」

第３３号 特集＝「下からのメディア史」の試み－メディア史研究の読者・視聴者研究の方法

編集＝メディア史研究会 発行＝ゆまに書房 2013年3月25日発行 定価 本体2,400円＋税

[特集＝「下からのメディア史」の試み－メディア史研究の読者・視聴者研究の方法]

• 有山 輝雄 「下からのメディア史の試み －メディア史研究の読者・視聴者研究の方法－」
• 乾 照夫 「地域社会に生きる人びととメディア －明治・大正期の地主クラスの日記資料から－」
• 山口 誠 「メディアの文脈から問う －ベルリン・オリンピック放送の聴取空間を事例に－」
• 福井 純子 「「下からのメディア史」によせて」

[投稿論文]

• 團藤 充己 「台湾出兵と『東京日日新聞』 －「報道」と「言論」の両側面から－」
• 竹山 昭子 「「海ゆかば」の軌跡 －「協調」から「決意」、「讃仰」、そして「鎮魂」へ－」

[書 評]

• 別府 三奈子「 井上祐子『日清・日露戦争と写真報道 戦場を駆ける写真師たち』」

[その他]

• メディア史研究会 二〇年間の記録 一九九二年三月～二〇一二年一一月

第３４号 特集＝中・小規模メディアの一断面

編集＝メディア史研究会 発行＝ゆまに書房 2013年9月25日発行 定価 本体2,400円＋税

[特集＝中・小規模メディアの一断面]

• 新藤 雄介 「大正期における雑誌『向上』と修養団の広がり －巡回講演と青年団の関連において－」
• 三鬼 浩子 「在郷軍人会家庭向け雑誌『我が家』」
• 根津 朝彦 「『世界』編集部と戦後知識人 －知的共同体の生成をめぐって－」
• 大澤 聡 ≪資料紹介≫「雑誌『流動』基礎資料―特集および連載記事一覧―」

[投稿論文]

• 岡安 儀之 「福地源一郎における「輿論」と「国民」 －華士族をめぐる論争を題材に－」
• 平山 昇 「重橋前平癒祈願と明治神宮創建論争 －天皇に対する＜感情美＞の変質－」
• 有馬 哲夫 「日本へのテレビ導入とドゥフォレストの晩年の戦い －ラジオの父はテレビによって何をもたらしたかったのか－」
• 白山 映子 ≪研究ノート≫「「英文報国」ジャーナリスト 山縣五十雄」

第３５号 特集＝テレビ放送開始六〇年―テレビ・ジャーナリズムの原点を探る

編集＝メディア史研究会 発行＝ゆまに書房 2014年2月5日発行 定価 本体2,400円＋税

[特集＝テレビ放送開始六〇年―テレビ・ジャーナリズムの原点を探る―]

• 米倉 律 「テレビ・ジャーナリズムの可能性と課題はどう捉えられていたか －一九五〇～六〇年代半ばの放送業界誌における議論を中心に－」
• 向後 英紀 「アメリカ商業放送テレビジャーナリズムの原点 －テレビニュースを中心に－」
• 古田 尚輝 「皇太子外遊からご成婚へ －メディアの構造的転換と期待の増幅－」
• 浜田 幸絵 「グローバル・テレビ・イベントとしての一九六四年東京オリンピック －NHKによる海外放送機関の組織化－」

[投稿論文]

• 古川江里子 「近代日本のエリート教育における内面教育の検討 －第一高等学校『校友会雑誌』を中心に－」
• 板垣 邦子 「国民学校高等科修了者の進路（一九四二年～一九四五年）」
• 渡辺 隆宏 「満洲国における書籍雑誌定価販売の開始 －満洲書籍配給株式会社設立後の流れ－」

第３６号 特集＝メディアの中の日米関係

編集＝メディア史研究会 発行＝ゆまに書房 2014年8月25日発行 定価 本体2,400円＋税

[特集＝メディアの中の日米関係]

• 大谷 正 「在米日本公使館「書記官」D・W・スチーブンスについて －大隈外相期と陸奥外相期に限定して－」
• 片山 慶隆 「一九世紀末における『時事新報』のアメリカ観」
• 水野 剛也 「日系アメリカ人強制立ち退き・収容をめぐる日本の対外プロパガンダ －第二次世界大戦時のラジオ・トウキョウと「人質」論の再考－」
• 内藤 陽介 「転換点としてのペルリ来琉百年 －琉球切手における〝日本〟へのまなざしについての一考察－」

[投稿論文]

• 奥 武則 「ハンサードとブラック －日本ジャーナリズム史の始まりに関する一断章－」
• 樋口 摩彌 「明治初年における「新聞」受容の風景 －『京都府布令書』を手がかりに－」
• 王 琪穎 「明治初期の対ロシア論 －樺太問題をめぐる諸新聞の議論－」
• 町田 祐一 「一九三〇年代における公立職業紹介事業の映画利用」

第３７号 特集＝技術から見たメディア史 ―メディア機能が求める技術／技術が作るメディア機能―

編集＝メディア史研究会 発行＝ゆまに書房 2015年3月31日発行 定価 本体2,400円＋税

[特集＝技術から見たメディア史 ―メディア機能が求める技術／技術が作るメディア機能―]

• 有山 輝雄「技術から見たメディア史への問題提起」
• 山口 順子 「木版から活版へ －官版と揺籃期新聞社の対応－」
• 有山 輝雄 「技術から見たメディア史 －量的拡大と省力化の技術－」
• 乾 照夫 「『漢城旬報』を創った印刷技術者 －真田謙蔵に関する覚え書き－」
• 田島奈都子 「戦争がもたらした製版印刷術の技術革新 －大正期の日本印刷界と第一次世界大戦ポスター－」

[投稿論文]

• 樋口 摩彌 「明治前期の京都新聞史（上） －木版印刷から活版印刷へ－」
• 田中友香理 「加藤弘之による雑誌『天則』の創刊」
• 片山 慶隆 「日露戦争期日本のマス・メディアによるフランス認識 －『東京朝日新聞』を中心にして－」

第３８号 特集＝植民地とメディア

編集＝メディア史研究会 発行＝ゆまに書房 2015年9月30日発行 定価 本体2,400円＋税

[特集＝植民地とメディア]

• 井川 充雄 「帝国をつなぐ〈声〉 －台湾放送協会の設立をめぐって－」
• 三澤真美恵 「国立台湾歴史博物館所蔵「植民地期台湾映画フィルム史料」の特徴」
• 田中 則広 「1910年代の「京城」 における日本人の活動写真興行 －新田耕市および早川増太郎の事例を中心に－」
• 浜田 幸絵 「『京城日報』の紀元二六〇〇年記念イベント」
• 白戸健一郎 「満洲国のラジオ観 －満洲電信電話株式会社の組織形態とその射程－」

[投稿論文]

• 樋口 摩彌 「明治前期の京都新聞史（下） －活版印刷所から新聞社へ－」

[書評]

• 片山 慶隆 「大谷正『日清戦争―近代日本初の対外戦争の実像』」
• 平山 昇 「金山泰志『明治期日本における民衆の中国観―教科書・雑誌・地方新聞・講談・演劇に注目して―』」
• 難波 功士 「加島卓『〈広告制作者〉の歴史社会学 近代日本における個人と組織をめぐる揺らぎ』」

第３９号 特集＝歴史史料としてのメディアを考える―メディア史料学の構築を目指して―

編集＝メディア史研究会 発行＝ゆまに書房 2016年2月25日発行 定価 本体2,400円＋税

[特集＝歴史史料としてのメディアを考える―メディア史料学の構築を目指して―]

• 有山 輝雄 「歴史史料としてのメディアを考える －メディア史料学の構築を目指して－」
• 石川 徳幸 「史料としての新聞 －メディア史料学の構築に向けた一試論－」
• 長尾 宗典 「史料としての雑誌 －保存と活用のための論点整理－」
• 井上 祐子 「史料としての写真 －写真史料の広がりと史料化のための課題－」
• 加藤 厚子 「史料としての映画 －三つのＣを中心に－」
• 村上 聖一 「史料としての放送 －放送関連資料の概要と研究利用に向けた課題－」

[投稿論文]

• 本田 毅彦 「英領インド帝国絶頂期の政治儀礼とメディア」
• 河崎 吉紀 「イギリスにおけるジャーナリスト資格化の試み －一九三〇年代、庶民院への法案提出をめぐって－」

[書評]

• 岡安 儀之 「奥武則『ジョン・レディ・ブラック―近代日本ジャーナリズムの先駆者』」

第４０号 特集＝キャンペーン・ジャーナリズム

編集＝メディア史研究会 発行＝ゆまに書房 2016年10月25日発行 定価 本体2,400円＋税

[特集＝キャンペーン・ジャーナリズム]

• 有山 輝雄 「キャンペーン・ジャーナリズムと「新聞の民衆化」」
• 石川 徳幸 「プレス・キャンペーンとしての大隈条約改正論争」
• 飯塚 浩一 「一九世紀末の英国におけるキャンペーン・ジャーナリズムの登場 －Ｗ・Ｔ・ステッドの信条と手法－」

[投稿論文]

• 藤木 秀朗 「映画観客と「東亜民族」（上） －帝国日本のファンタジー－」

[研究ノート]

• 大城由希江 「琉球列島における米陸軍省のメディア政策（一九四七－一九五四） －ガリオア予算に関する基礎的検討－」

[書評]

• 金山 泰志 「大谷正・福井純子編集『描かれた日清戦争－久保田米僊『日清戦闘画報』影印・翻刻版』」
• 新藤 雄介 「水谷悟『雑誌『第三帝国』の思想運動－茅原華山と大正地方青年』」
• 古川 隆久 「浜田幸絵『日本におけるメディア・オリンピックの誕生―ロサンゼルス・ベルリン・東京』」