編集=メディア史研究会 発行=ゆまに書房 2017年2月25日発行 定価 本体2,400円+税
[特集=読者研究の史料と方法]
井川 充雄 「シンポジウム「読者研究の史料と方法」の論点」
永嶺 重敏 「近代日本の雑誌・読者・読書インフラへのアプローチ -私的研究史を中心に-」
新藤 雄介 「メディア史の歴史学化か/歴史学のメディア研究化か -メディア史・歴史学・文学・政治学にとっての読者研究の位相-」
[投稿論文]
島田 大輔 「占領期『中華日報』『内外タイムス』の研究 一九四六―一九五三(上) -経営と紙面分析-」
藤木 秀朗 「映画観客と「東亜民族」(下) -帝国日本の総動員システムをめぐって-」
[書評]
浜田 幸絵 「平山昇『初詣の社会史-鉄道が生んだ娯楽とナショナリズム』」
里見 脩 「白戸健一郎『満州電信電話株式会社―そのメディア史的研究』」
[資料]
岡安 儀之 「『東京日日新聞』社説目録(一)―一八七四年一一月から一八七六年一二月まで―」
編集=メディア史研究会 発行=ゆまに書房 2017年10月16日発行 定価 本体2,400円+税
[特集=メディアとしての手紙(書簡)]
大谷 正 「西南戦争と「軍事郵便」 -『仙台新聞』掲載の戦地からの手紙を読む-」
後藤 康行 「軍事郵便によるコミュニケーションの形成 -個人と社会にまたがる二重構造-」
内藤 陽介 「アヘン戦争とマルレディ・カバー」
[投稿論文]
藤田 俊 「新聞班長桜井忠温と大正・昭和初期における大衆娯楽型陸軍宣伝の創成」
織田 康孝 「日本軍政下ジャワ島における占領地統治構想とメディア -朝日新聞社・軍政監部・宣伝班-」
島田 大輔 「占領期『中華日報』『内外タイムス』の研究(下) 一九四六-一九五三 -一九五〇年代における『内外タイムス』の台湾進出-」
[書評]
井上 祐子 「田島奈都子編著『プロパガンダ・ポスターにみる日本の戦争-135枚が映し出す真実―』」
[資料]
岡安 儀之 「『東京日日新聞』社説目録(二)―一八七七年一月から一八七九年一二月まで―」
編集=メディア史研究会 発行=ゆまに書房 2018年3月20日発行 定価 本体2,400円+税
[特集=メディア史研究の方法としてのオーラル・ヒストリー]
福間 良明 「特集の趣旨に代えて -メディア史研究の方法としてのオーラル・ヒストリー-」
井川 充雄 「新聞研究の方法としてのオーラル・ヒストリー」
浜田 幸絵 「放送研究の方法としてのオーラル・ヒストリー -放送関係者への聞き取りとその活用-」
加島 卓 「広告研究の方法としてのオーラル・ヒストリー -広告史を中心に-」
有山 輝雄 「読者・視聴者(オーディエンス)研究の方法としてのオーラル・ヒストリー」
[研究ノート]
大津 昭浩 「日本新聞会の記者錬成 -戦時・新聞新体制を目指した三年間- 」
[書評]
片山 慶隆 「中川未来『明治日本の国粋主義思想とアジア』」
井川 充雄 「村上聖一『戦後日本の放送規制』」
[資料紹介]
有山 輝雄編 「「本江治作日記」一九四五年四六年(上)」
編集=メディア史研究会 発行=ゆまに書房 2018年11月12日発行 定価 本体2,400円+税
[特集=ジャーナリストの海外体験]
乾 照夫 「成島柳北と西洋貨幣について-明治初年の西洋体験と関連させて-」
古川 江里子「長谷川如是閑のロンドン体験記-一九一〇年のロンドンを中心に-」
島田 大輔「ある中国専門記者の誕生-一九一〇~二〇年代の太田宇之助の中国経験と中国認識-」
井川 充雄 「式正次のアメリカ体験」
[投稿論文]
板垣 邦子 「戦時下「勤労協力」の実態-奉仕と出稼ぎ- 」
太田 奈名子「占領期ラジオ番組『質問箱』の内容分析-娯楽・宣伝・啓蒙番組で語られたウォー・ギルト-」
梶居 佳広「岸内閣期の憲法論議-全国・主要地方紙社説をてがかりに(一九五七~一九六〇年)-」
[書評]
中川 未来「片山 慶隆『〈憧憬〉の明治精神史-高山樗牛・姉崎嘲風の時代』」
長尾 宗典 「飯田 泰三『大正知識人の思想風景-「自我」と「社会」の発見とそのゆくえ』」
[資料紹介]
岡安 儀之『東京日日新聞』社説目録(三)-一八八〇年一月から一八八二年一二月まで-」
有山 輝雄編 「「本江治作日記」一九四六年一月二月(中)」
[メディア史料案内]
水野 剛也「ハワイの日系新聞・雑誌-ハワイ大学マノア校ハミルトン図書館の主要所蔵品を中心に-」
編集=メディア史研究会 発行=ゆまに書房 2019年3月25日発行 定価 本体2,400円+税
[特集=地方におけるメディア史資料・史料の現状と可能性]
岡安儀之 「特集企画「地方におけるメディア史資料・史料の現状と可能性」の趣意と論点 」
水谷 悟「地方の青年雑誌資料 ―足で書くメディア史をめざして 」
原田健一「地域・映像・資料の関係を解く ―映像資料論の試み 」
長谷川倫子「地方のラジオ資料・史料 ―一九六〇年代における東海地方のラジオ深夜放送の生成を事例として― 」
樋口摩彌「地方の新聞史料 ―個人コレクションの可能性に注目して 」
[投稿論文]
金山泰志「一九三〇年代の『少年倶楽部』に見る日本の中国観 」
井川充雄「アジア・南方への拠点としての台湾放送協会 」
[書評]
堀口 剛「永嶺重敏『オッペケペー節と明治』」
太田 奈名子「賀茂道子『ウォー・ギルト・プログラム―GHQ情報教育政策の実像』 」
[資料紹介]
有山 輝雄編「本江治作日記」一九四六年 (下) 」
編集=メディア史研究会 発行=ゆまに書房 2019年9月5日発行 定価 本体2,400円+税
[特集=都市とメディア]
平山 昇「メディア史に鉄道は入っているか?―近代の都市における社寺参詣を事例に―」
鈴木啓孝「新聞『日本』と都市貧民問題―明治二三年八月~二四年一月の紙面分析を通して― 」
長尾宗典 「明治後期の地方雑誌メディアにうつる「都市」―岡山血汐会発行の文芸同人誌『白虹』と入澤凉月― 」
町田祐一 「二〇世紀初頭の東京と求人広告問題」
[投稿論文]
有山輝雄「西南戦争におけるメディア情報世界の形成 」
[研究ノート ]
竹内幸絵「プレスアルト研究会の事業―広告現物を頒布した小規模メディアが残したもの―」
[書評]
飯塚浩一「河崎吉紀『ジャーナリストの誕生 日本が理想としたイギリスの実像』」
[資料紹介]
寺島宏貴「明治期国学者吉村春峰のメディア史考証―国立公文書館蔵「新聞歴史」(一八八〇)― 」
編集=メディア史研究会 発行=ゆまに書房 2020年2月25日発行 定価 本体2,400円+税
[特集=災害体験のメディア史]
北原糸子 「東日本大震災と仏教系メディア―死者をめぐる情報を中心に― 」
水出幸輝 「重層的な〈災後〉とメディア史―東日本大震災、阪神・淡路大震災、伊勢湾台風― 」
山本昭宏 「原発災害後のメディア文化における「災害体験の思想化」に関する一考察― 二〇一一年三月一一日以降のマンガ・映画・小説を手がかりに― 」
[投稿論文]
有山輝雄「西南戦争におけるメディア情報世界の形成 (二) 」
渡邊桂子「日清・日露戦後の「従軍記者」行賞からみる戦争・軍事・報道の関係」
白戸健一郎「昭和期の中野正剛における選挙とメディア―普通選挙期メディア政治家の一事例―」
[書評]
吉本秀子 「水野剛也『有刺鉄線内の市民的自由 日系人戦時集合所と言論・報道統制』 」
根津朝彦「『戦後日本ジャーナリズムの思想』」
編集=メディア史研究会 発行=ゆまに書房 2020年9月28日発行 定価 本体2,400円+税
[特集=メディアのアジア認識]
鈴木啓孝 「『尋常小学唱歌』のアジア認識 ―江戸の錦絵から大正の唱歌へ― 」
中川未来 「明治中期の海外市場情報と中国・朝鮮認識 ―「粗製」認識とその作用― 」
片山慶隆 「第一次世界大戦期における大日本平和協会のアジア観 ―機関誌『平和時報』に見る中国・朝鮮観 ― 」
金山泰志「昭和期の映画雑誌『キネマ旬報』から見る日本の中国観 」
島田大輔 「日中戦争期中国の日本通ジャーナリストの対日認識 ―陳博生(中央通訊社東京特派員・総編輯)の軌跡― 」
[投稿論文]
松尾理也 「明治末期のメディア・イベント「汽車博覧会」と『大阪時事新報』 」
町田祐一 「戦時期日本の記録映画監督 ―東宝文化映画部高橋秀一について―」
太田奈名子 「占領下ラジオ放送における「マイクの開放」再考 ―『街頭録音』がもたらした「民主化」、あるいは「民主化」「ショー」 ―」
[書評]
岡安儀之 「田中友香理『〈優勝劣敗〉と明治国家 ― 加藤弘之の社会進化論』 」
白戸健一郎 「大野哲弥『通信の世紀 ―情報技術と国家戦略の百五〇年史』 」
編集=メディア史研究会 発行=ゆまに書房 2021年2月25日発行 定価 本体2,400円+税
[特集=メディア史は人文学か社会科学か?]
講演 メディア史は人文学か社会科学か?(佐藤 卓己)
コメント 佐藤卓己会員の講演に寄せて ―社寺参詣の近代史を考えてきた立場から―(平山 昇)
[小特集=合評会の記録 ―福間良明『「勤労青年」の教養文化史』を読む ]
町田祐一「教養文化を支えたもの ―人、時代、アクチュアリティを考える」
難波功士「「青年」とは誰か、「教養」とは何か」
福間良明「書評に応えて」
[投稿論文]
團藤充己 「台湾出兵と『日新真事誌』 」
松尾理也 「関西ジャーナリズムの系譜学 ―『大阪時事新報』の視点から 」
[書評]
山本昭宏 「阪本博志『大宅壮一の「戦後」』 」
編集=メディア史研究会 発行=ゆまに書房 2021年9月1日発行 定価 本体2,400円+税
[特集=メディア史研究再訪①]
有山輝雄 「『メディア史研究』五〇号に寄せて」
有山輝雄 「長谷川如是閑の新聞論「資本主義社会に於ける新聞紙の変質 新聞紙の商品化とその奪回」」
佐藤卓己 「日本メディア学の原点から ―小野秀雄『新聞原論』」
長尾宗典 「『日本出版百年史年表』と布川文庫」
加藤厚子 「映画産業史における田中純一郎『日本映画発達史』」
難波功士 「内川芳美と広告史研究発達史 ―『日本広告発達史』をめぐって」
柴野京子 「箕輪成男と〈価値フリー〉の出版学 『歴史としての出版』」
水谷 悟 「前田愛『近代読者の成立』からの問いかけ」
村上聖一 「マス・メディアの編集権と社会的責任論 ―山本明『現代ジャーナリズム』」
[投稿論文]
片山慶隆 「第一次世界大戦と日本の平和主義 ―大日本平和協会の動向を中心に」
中村美和子 「国民学校放送における国史劇の活用 ―人気劇作家を起用した「国民科国史」の番組制作」
趙相宇 「「日韓併合記念日」のメディア史 ―日本人本位の参加と「内鮮融和」の課題」
[書評]
内山京子 「岡安儀之『「公論」の創生「国民」の誕生 ―福地源一郎と明治ジャーナリズム』」
編集=メディア史研究会 発行=ゆまに書房 2022年2月28日発行 定価 本体2,400円+税
[特集=メディア史研究再訪②]
研究集会の記録
飯塚浩一 「文化研究―メディアはどうやって思想をつくるのか 香内三郎『活字文化の誕生』」
山本昭宏 「〈精神構造〉の総体的把握と「情報網」への関心 ―神島二郎『近代日本の精神構造』―」
山口順子 「宮武外骨編著『公私月報』に「女権」を掘り起こす」
古川江里子 「杉村楚人冠の新聞論『最近新聞紙学』と『新聞の話』―「営利事業時代」の新聞像と記者像―」
松永智子 「メディア以前の事―柳田國男『明治大正史 世相篇』から―」
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町田祐一 「尾佐竹猛『下等百科辞典』をめぐって―都市下層社会を見つめるもう一つの「眼差し」―」
石田あゆう 「室伏高信「ラヂオ文明の原理」―テレビ文化への射程―」
大澤 聡 「局外者のメディア論的思考 ―三木清「ジャーナリズム」について―」
吉田則昭 「「独立科学」としての新聞学の確立とその広がり ―小山栄三『新聞学』―」
河崎吉紀 「西田長寿の仕事─史実への手がかりを残す基礎研究の価値─」
阪本博志 「大宅壮一『ヂャーナリズム講話』―資料としての雑誌と「智的労働の集団化」―」
石川徳幸 「マス・メディアの発達史をめぐる研究視角の軌跡 ―山本文雄『日本マス・コミュニケーション史』をめぐって―」
赤上裕幸 「梅棹忠夫『情報の文明学』―フロンティーア・インテリゲンチャの論理―」
平 正人 「稲葉三千男とドレフュス事件研究」
誤植のお知らせとお詫び
山口順子さんの論文「宮武外骨編著『公私月報』に「女権」を掘り起こす」のなかに掲載されている画像(21頁下段)のキャプションにある『東英紅』は誤りであり、正しくは『東天紅』です。みなさまにお知らせしますとともに、著者の山口さんにお詫び申し上げます。
編集=メディア史研究会 発行=ゆまに書房 2022年8月22日発行 定価 本体2,400円+税
[特集=メディア史研究再訪③]
新藤雄介 「戸坂潤『技術の哲学』が囁(ささや)くメディア史 ―透明化したメディアを可視化する方法― 」
後藤嘉宏 「井口一郎『マス・コミュニケイション』(一九五一年 マスコミ研究の統合的視座の提示― 」
片山慶隆 「和田洋一と『戦時下抵抗の研究』 ―戦時下の雑誌を研究するということ― 」
太田奈名子 「宮本吉夫『放送と国防国家』から見出す「日米放送貫戦史」」
花田史彦 「日本メディア論の胎動 ―今村太平『映画芸術の形式』をめぐって― 」
井川充雄 「未完の社会心理史 ―南博・社会心理研究所『大正文化』― 」
白戸健一郎 「日記性の復権 ―鶴見俊輔「ジャーナリズムの思想」― 」
[研究ノート]
長尾宗典 「帝国図書館の利用者たち ―メディアの受容者から見た図書館史 ―」
[書評]
都倉武之 「松尾理也『大阪時事新報の研究 ―「関西ジャーナリズム」と福澤精神』 」
阪本博志 「佐藤彰宣『〈趣味〉としての戦争 戦記雑誌『丸』の文化史』 」
村上聖一 「木下浩一『テレビから学んだ時代 ―商業教育局のクイズ・洋画・ニュースショー』 」
編集=メディア史研究会 発行=ゆまに書房 2023年2月28日発行 定価 本体2,400円+税
[特集=研究集会の記録「メディア化する君主制」]
飯塚浩一 「特集企画「メディア化する君主制」について」
古川隆久 「天皇制・政治・メディア」
本田毅彦 「イギリス君主制のメディア化とロイヤル・ソープオペラ」
森 暢平 「メディア天皇制のなかの「恋愛」」
[投稿論文]
ブレニナ・ユリア 「明治期における仏教雑誌メディアの流通―雑誌『妙宗』の事例研究から―」
横山 尊 「昭和戦前期における『禁酒新聞』の頒布の実態」
温 秋穎 「NHKラジオ・テレビ「中国語講座」の戦後史―日中国交正常化前の語学学習と中国認識」
[メディア史研究再訪]
平山 昇 「清水幾太郎『流言蜚語』―匿名言論の可能性―」
[書評]
島田大輔 「藤田俊『戦間期日本陸軍の宣伝政策―民間・大衆にどう対峙したか―』」
藤田 俊 「中嶋晋平『戦前期海軍のPR活動と世論』」
赤上裕幸 「里見脩『言論統制というビジネス 新聞社史から消された「戦争」』
花田史彦 「金子龍司『昭和戦時期の娯楽と検閲』」
白戸健一郎 「井川充雄『帝国をつなぐ〈声〉―日本植民地時代の台湾ラジオ』」
賀茂道子 「太田奈名子『占領期ラジオ放送と「マイクの解放」―支配を生む声、人間を生む肉声』」
後藤嘉宏 「中村督『言論と経営―戦後フランスにおける「知識人の雑誌」』」
編集=メディア史研究会 発行=ゆまに書房 2023年9月5日発行 定価 本体2,400円+税
[特集=宗教とメディア]
町田祐一 「明治期日本における基督教救世軍・山室軍平の「メディア実践」の展開 」
ブレニナ・ユリア 「明治後期における青年たちの日蓮鑽仰と活字メディア ―日蓮遺文・高山樗牛・雑誌に着目して― 」
平山 昇 「戦前期日本の「聖地」ツーリズム ―「聖地」の日本化に着目して― 」
井川充雄 「ある宗教放送局設立の試み ―日本文化放送協会の誕生と挫折― 」
千葉悠志 「世俗化の力学はいかに「翻訳」されたのか ―宗教復興に至る中東メディアの水脈とその変化― 」
[投稿論文]
横山 尊 「戦間期日本の教化動員と禁酒運動 ―酒なし日の登場と変奏― 」
小糸咲月 「第一書房長谷川巳之吉による出版事業の一側面 ―『土田杏村全集』の刊行をめぐって― 」
田島奈都子 「日本のポスター史における《赤玉ポートワイン》という存在」
益子酵三 《研究ノート》 「満州事変をめぐる『大阪朝日新聞』社説の論調 ―第二次若槻礼次郎内閣期において― 」
[書評]
新藤雄介 「大尾侑子『地下出版のメディア史―エロ・グロ、珍書屋、教養主義』 」
田中則広 「趙相宇『忘却された日韓関係 〈併合〉と〈分断〉の記念日報道』 」
編集=メディア史研究会 発行=ゆまに書房 2024年2月26日発行 定価 本体2,400円+税
[特集=研究集会の記録「メディアとしての図書館」]
長尾宗典 「近代日本の図書館と「読書習慣ニ乏シキ国民」―「メディアとしての図書館」への視点―」
新藤雄介 「一九三〇年代における図書館と地域の諸相 ― 都市型独立館と小学校付設簡易図書館―」
中村 督 「公私の空間としてのフランス国立図書館」
佐藤卓己 「読書研究のメディア史に向けて ― 特集企画「メディアとしての図書館」の射程―」
[書評]
小山俊樹 「佐藤卓己『池崎忠孝の明暗―教養主義者の大衆政治』 」
井上祐子 「田島奈都子『戦前期日本のポスター―広告宣伝と美術の間で揺れた五〇年』 」
岡田章子 「彭永成『『ゼクシィ』のメディア史―花嫁たちのプラットフォーム』」
編集=メディア史研究会 発行=ゆまに書房 2024年9月10日発行 定価 本体2,400円+税
[特集=メディアスポーツの周縁]
浜田幸絵 「自転車競走のメディア史―明治期から昭和戦前期までを中心に―」
北波英幸 「戦間期アニメーション映画にみるスポーツと社会教育―村田安司『動物オリムピック大会』(一九二八)と『体育デー』(一九三二)から―」
水出幸輝 「「麻雀狂時代」のメディア戦略―スポーツ化と〈観客〉の誕生―」
赤上裕幸 「雑誌『優駿』に見る競馬の大衆化」
[投稿論文]
渡邊桂子 「日清戦争における従軍記者制度の形成―外国人記者の事例を中心に―」
田中友香理 「第二次松方内閣と徳富蘇峰―「第二の維新」構想における「田舎紳士」をめぐって―」
戸松幸一 「大正期「理想選挙」運動と新聞報道―古島一雄を中心に―」
中村美和子 「国民学校放送が課題とした「国語」の醇化―ラジオによる標準語の普及をめぐって―」
佐藤純子 「一九四二年、朝日新聞社の名古屋撤退と新聞統合」
[書評]
古川隆久 「有山輝雄『近代日本メディア史』全二巻 」
梶田明宏 「中野目徹『徳富蘇峰 ―日本の生める最大の新聞記者』 」
趙 相宇 「田中則広『植民地朝鮮の映画界と日本人』」
藤田 俊 「王楽『満洲国における宣撫活動のメディア史―満鉄・関東軍による農村部多民族支配のための文化的工作』」
編集=メディア史研究会 発行=ゆまに書房 2025年2月28日発行 定価 本体2,400円+税
[特集=「地域」からの放送史―放送開始一〇〇年を前に― ]
村上聖一 「放送の「地域性」の変遷 ―放送草創期から近年の動向まで― 」
長﨑励朗 「「大阪原人」たちの黄昏 ―大阪放送局興亡史― 」
王 令薇 「名古屋放送局のドラマ制作における「地域性」の構築過程」
井川充雄 「東亜放送網における台湾放送協会制作番組」
[投稿論文]
大場吾郎 「一九五〇年代渡米芸能人による現地テレビ出演 ―番組の企画意図と表象―」
飯塚浩一 「技術としてのtelevisionからメディアとしてのテレビジョンへ ―ベアードの夢、BBCの使命― 」
[書評]
長尾宗典 「新藤雄介『読書装置と知のメディア史―近代の書物をめぐる実践』」
温 秋穎 「中村美和子『昭和前期における口演童話の変遷―教育、ラジオへの展開と戦争協力』 」
中村美和子 「王令薇『《中学生日記》のメディア史―自主性を演じるドラマ』」
長谷川倫子 「原田健一 『映像メディアの社会文化史―底辺から世界を鳥瞰する―』」