ホワイトニング

基礎知識

ホワイトニングに適した

タイミング

輝く白い歯

できれば歯の治療が終わったあとが最適です。虫歯が大きいと薬がしみこんで痛みが出ることがあるので行なえないこともあります。かかりつけの歯医者さんで治療終了やメンテナンス中などになっていればすぐにホワイトニングを行なうことができます。

しかし、前歯だけ大きい虫歯を治してホワイトニングを行い、奥歯は後から治すといったことも可能です。小さい虫歯はオフィスホワイトニングでは、保護材を入れて保護するので、ホワイトニングが終わったあとで「白い歯の色」に合わせて詰めることができます。

ホワイトニングができない

ケース

妊娠の可能性がある方(授乳中の方も含みます)

胎児や母乳への影響の有無が確認されていないため、一般的には行なわれません。

無カタラーゼ症の方

過酸化水素を体内で分解できない方も念のため行なえません。

エナメル質形成不全の歯

歯の表面が生まれつき溶けたようになっている場合、薬がしみ込み過ぎて痛みが出るので行なえません。

エナメルクラック(歯に深いひび)がある歯

深いひびを薬がしみ込むと痛みが出ることがありますので行なえません。

被せてある歯、詰めもの部分

被せ物などの人工物は白くはなりません。

中程度以上の歯周病の方

歯肉の出血が多い時や歯の根元が大きく露出している部分は行なえません。

知覚過敏の著しい方

歯がさらにしみる場合があるので行なえません。

ホワイトニングの効果が

出にくいケース

○被せてないが神経を取り除いた歯

この場合は後日この歯だけを別の方法でホワイトニングします。しかし、完全に白くするのは困難です。

○重度に変色した歯(先天性の着色など)

オフィスホワイトニングで効果が無ければ、ホームホワイニングの方が良いこともあります。

ホワイトニングの違和感

○オフィスホワイトニングの違和感

オフィスホワイトニング終了後の4~5時間後にまれに違和感が出ることがあります。これはオフィスホワイトニングの特徴の1つです。念のためお薬を出しています。まったく何も無い人からから痛いという人まで様々です。少し痛くなってもたいてい24時間程度で落ち着きます。

オフィスホワイトニングの違和感は個人差が大きいため、初回のオフィスホワイトニングでは、やや軽めのホワイトニングをお勧めします。初回の終了後にまったく違和感が出なければ追加の2回目ホワイトニングを行なうときに時間を延長してさらなる白さのアップを狙います。しかし初回での違和感が強い場合には、2回目は少し時間を短くして、違和感の軽減を行ないます。違和感を感じる少し手前になるように時間を調整していきます。

◯ホーム ホワイトニングの違和感

ホームホワイトニングでは、早く白くしたいからといって濃い濃度で長時間マウスガードを使用すると、ホワイトニング期間中に歯がしみるようになることがあります。この場合はホワイトニング剤の濃度を下げる。マウスガード゙の装着時間を短かくする。少しホワイトニングをお休みするなどの方法で知覚過敏症状がおさまるようにしてからホワイトニングを行なっていきます。ホーム ホワイトニングはあせらず少しづつホワイトニングを行なう気持ちでいることが大切です。

ホームホワイトニングでは短期間に急激に白くしようとすると知覚過敏が現れることが多くなります。期間、時間、濃度、薬剤量などを適切にコントロールすることが必要です。当院でのホームホワイトニングを行ない疑問な点がございましたら電話でご相談することが可能です。

ホワイトニング後の食事

24時間以内の食事に制限があります。オフィスホワイトニングを行なった直後は、なるべく色のついていないものか白い色の食べ物を中心に食べるようにするとホワイトニングの効果が持続しやすくなります。

友人と食事をする約束がある日などは、オフィスホワイトニングはしないほうがベターです。オフィスホワイトニング終了後に食べ物に関する具体的なプリントをお渡ししています。

ホワイトニングの持続期間

ホワイトニングの効果は、時間と共に減少しますが一般的に半年程度と説明されることが多いと思います。これは元の色に戻るまでの時間ではなく、最初に白くなった状態を目が覚えてしまうため、少しでも白さが落ちる敏感に反応してしまうためです。当院でのホワイトニングの経過を確認していると、2年以上経過しても元の色まで戻っていないケースもよく見られます。ある程度の白さを維持するためには、半年程度の間隔で、オフィスホワイトニングであれば、メンテナンス用の「タッチアップ」、ホームホワイトニングであれば、「ホワイトニング剤の追加1本」をご利用になれば白さの維持に役立ちます。

強すぎるホワイトニング剤

弱すぎるホワイトニング剤

・オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングでは、薬剤は決まった濃度を利用するため、ホワイトニング効果のを強弱は、光の照射時間で変化させることができます。照射時間が短ければ、効果が現れにくく、照射時間を極端に長くすればホワイトニング後の違和感や痛みがほぼ全員に現れてきます。メーカー指定の照射時間は、違和感が出る人と出ない人が半分になる時間設定です。2回目からはさらに個人に合わせたカスタムな時間調整を行い効果を高めるようにしています。

・ホームホワイトニング

ホームホワイトニング剤の濃度は、薄いと時間を伸ばしても効果が出にくくなります。濃い方が短時間でホワイトニングにつながりますが、薬剤が強すぎると歯がしみる「知覚過敏が」出るようになります。濃度の濃い短時間のホワイトニング剤は欧米人のエナメル質の厚い歯にマッチしていますが、日本人にはそれよりも時間が必要なホワイトニング剤の方がマッチしていると思われます。