入れ歯の治療
初めての入れ歯治療について
最近初めての入れ歯になるケースが増えてきています。最も多いケースが、奥歯の臼歯が数本失われて前歯だけで噛みにくくなってしまったケースです。この状態で作る入れ歯を「部分入れ歯」と言います。部分入れ歯を入れなくても残りの歯で噛めることも多いため、使わないケースもよく見かけます。
残りの歯が多い時に作る入れ歯ほど、噛むという機能よりも、歯の負担を少しでも軽減させて、少しでも長持ちさせるための「サポーター」(補助)しての役割が多くなります。この状態から歯の本数が減少していくにつれて、入れ歯の本数が増えて噛む機能が増加していきます。
奥歯の大きな歯が2本なくなった頃から負担を減らす目的で入れ歯を作ることが現実的になります。抜歯の本数が増え、もし奥歯4本が連続してなくなった場合には、自分の歯だけで噛み続ける限界となります。この状態は入れ歯が必須です。
入れ歯には「ばね」と呼ばれる針金のようなアームが標準ですが、これらを目立たない形で作成するノンクラスプデンチャーと呼ばれる入れ歯も作成できます。入れ歯のことはお気軽にお尋ねください。
入れ歯の調整について
新しい入れ歯がしっくりこない、こんな感想を持ったことはありませんか?
どんなに新しい入れ歯であっても完璧にぴったりフィットというわけにはいきません。制作時に使用する石膏や入れ歯の材料などの膨張率収縮率など違うため、工程を進めるたびに精度が変化していくためです。そのため多くの場合完成時に調整を行います。入れ歯の咬み合わせなども安定性にかなり影響が出るため、入れ歯の調子が悪い時は一度気軽にご相談ください。
入れ歯を新しくする、しないで今のを調整するなどの判断を確認したいなどのご相談もお気軽にお尋ねください。
入れ歯の修理
割れてしまったり、かけたりした入れ歯の修理も行なっています。また入れ歯の歯が取れてしまったなどの場合にも、修理が可能な場合はできるだけ即日修理を心がけております。
ゆるい入れ歯の回復
入れ歯を新しくしないで、使い慣れた入れ歯をそのまま何とかしたい。こんなときは入れ歯の内側に樹脂の裏打ちを入れることもできます。市販の裏打ち剤と違って、入れ歯と同じ硬い素材のため交換の必要はありません。
金属床(自費治療)
・金属床
主に上顎口蓋部分の厚さを極限まで薄くすることができます。
精度を高め、歯ぐきにフィットしやすくなります。
金属部分に食材が染み込むことなく清潔に利用できます。
温度変化を感じ取りやすく使用感の向上が期待できます。
強度と審美性の良い歯を使用します。
(部分入れ歯 250,000円〜、総入れ歯250,000円〜)
ばねの見えない入れ歯(自費治療)
・ノンクラスプデンチャー
最近女性の方のご利用が増加傾向です。前歯にかかる部分にアーム状の金属のバネなどが設置されると審美的に気になります。この固定アーム(バネ)を歯ぐきと同じ色の樹脂で製作して目立たない部分入れ歯を作る方法がノンクラスプデンチャーです。比較的小さな部分入れ歯に使用されます。通常の入れ歯よりもソフトな仕上がりとなります(自由診療)