●S.Yairi YD-303 1976年製
当時は井上陽水がLP「氷の世界」のレコーディングで使用したことから人気となったギター。1976年に御茶ノ水に行って購入いらいずっと所有している。
主な仕様
トップ:スプルース単板
サイド:ハカランダ合板
バック:ハカランダ合板
ネック:マホガニー
指板・ブリッジ:エボニー
80年のワシントン条約で入手困難となったハカランダ(ブラジリアンローズウッド)がサイドとバックに使用してあり、シャリシャリした切れのいい音が気に入っている。
2018年6月第1回
2021年6月第5回で使用
●HEADWAY HCG-210T 2005年製
私の活動の場はほとんどが20人以内の狭い会場、従ってギターもそんなに大きな音はいらない、と言う訳で2021.9.20に、
Morris WD-35、Eastman AR605E、Yamaki F-215
を売却しニューヨーカスタイルの小振りなこのギターを入手
特徴
Martin社の00-42のレプリカで、ニューヨーカースタイル&スロテッドヘッド仕様、ネックは12Fジョイント、スロテッドヘッド、ネックデザイン、ボディ周りのインレイを配したデザイン、HEADWAYのカタログにも載っていないという?不思議な生い立ちの逸品
スペック
トップ:スプルース単板
サイド&バック:ローズウッド単板
ネック:マホガニー
指板:ローズウッド
サドル 幅:72mm、厚さ3mm
ナット 幅:43.5mm、厚さ7mm
スケール 628mm
小振りなボディですが、しっかりと落ち着いた音質・音量も十分...
2022年4月の第6回
2022年9月の番外編で使用
●SEAGULL Entourage Mini Jumbo Rustic 2003年製
HEADWAY HCG-210Tが最後の相棒と思っていましたが、以前から興味のあったカナダ製のギター...。「Mini Jumbo」と言うヘンテコな名前に魅かれて入手してしまいました。
スペック
トップ:シダー単板
サイド:ワイルド・チェリー(3レイヤー)合板
バック:ワイルド・チェリー(3レイヤー)合板
ネック:シルバーリーフ メイプル
指板・ブリッジ:ロースウッド
ナット幅: 44mm
スケール:630mm
ジョイント:14Fret
フィニッシュ:Alcohol Lacquer (Rustic Burst Custom Polished Finish)
入手してみると、メーカーセールスポイント「ボディ厚を従来の4.5"(約114mm)から薄いナローボディ4.05"(約103mm)にすることで、ローからハイまでの幅広いレンジを確保しつつ、ミッドレンジの利いたトーンを実現。スリム・ネック、ラッカー・フィニッシュは、塗膜が非常に薄く、弦振動の伝達に優れ、弾き込むほどに鳴りが良くなる。」の通り指引きでの音がなんとも良い感じ。
2022年9月の番外編
2023年2月の第7回で使用
●FAITH FVHG VENUS Hi-Glass 2010年製 入手日:2023.5
エレアコですが生音でも十分鳴ります。生音でも弾けるように作ったエレアコというより、生音で弾くギターにピックアップとプリアンプを付けた、といった方がよいかもしれません。
スケール645mm、ナット幅約43mm
トップ:スプルース単板
サイド:ローズウッド単板
バック:3ピース仕様
指板:エボニー
ブリッジ:エボニー
2024年4月第8回
2024年11月第9回で使用。
●SAMICK Greg Bennett D-4CE/AM 2011年製
6月のソロライブに向けて、あれこれ物色していてご縁をいただいたギターで、韓国メーカーがアメリカのデザイン
でインドネシアで製作されているらっしい。
入手時は、エレアコが故障、音詰まり、その他多数の不具合があり調整して6月にめでたくお披露目
主な仕様
トップ:単板
サイド:アッシュ合板
バック:アッシュ合板
ネック:
指板・ブリッジ:ローズウッド
ジョイント:14Fret
2025.3.5 ・弦、1弦の5フレットで音詰まり
フレットが少し浮いている感じなのでプラハンで修正するが変わらず、ブリッジ高を少し0.5mm程スペーサーを入れて上げたところ音詰まりは解消。
・サドルの弦高が高くローコードが抑えにくい
・3弦のペグの心棒が曲がっている
・エレアコが機能しない
プリアンプの配線が外れていたのを修理、液晶画面が点くようになるが音は出ず。
エンドピンだと思い分解すると、サドル下のピエゾには繋がっておらず。
まったく別の円いピエゾピックアップが2個エンドピンに直付けされていてプリアンプはもともと繋がっていなかった。いずれにしても音は出ず。
2025.3.4 アマゾンで同型のプリアンプを発見、3千円ほどなので娘に頼んで注文してもらう。
2025.5.5 3弦のぺグの心棒の曲がりを補正。
・3弦ペグの取り付けネジがバカになっているのを発見
2025.5.18 頼んでいたプリアンプが届く、6/8以降の到着予定がかなり早く届いた。
2025.5.22プリアンプをギターに着けるが雑音がひどい、
中国製なので???と諦めかけたが、いろいろ調べた結果、プリアンプからの配線が原因と分かり修正したところ雑音は無くなる。
2025.5.28 ナットの弦高を下げる作業を行う、ついでに3弦のペグのネジ穴を修理し、ナット横1フレットヒビも修理した。
2025年6月の第10回で使用
●Morris WD-35 1975年製 2021.9.20売却
私は「デビュー当時の山崎ハコ」のファンで当時の彼女の使用していたGuild D-44mと言うオールメイプルのギターを探していましたが、70年後半に生産が終わっており入手は困難ということで同様のメイプルボディーのギターの音色が忘れられず、メイプルボディーのギターの物色していて2018.12月の誕生日にヤフオクでギター1975年製のMorris WD-35を入手しました、このギターは1962年に発売されたGibson Doveのコピーモデル。
特徴は、スクエアショルダー、ロングスケール
スペックは、
トップ:スプルース
サイド・バック:メイプル
ネック:3Pメイプル
指板:ローズウッド
40年以上前に作られたギターですが、とても状態が良くメイプルボディーらしい音色が心地よい...
2019年10月の第3回で使用
75年製モーリスの Gibson Dove コピーモデル
発売当時のパーツが全て揃ったフルオリジナル。
トップはスプルース合板
ネックとバック&サイドはメイプル合板
指板&ブリッジにローズウッド
ネック 3Pメイプル(たぶん...)
ネック、サイド&バックは本家Doveと同様にメイプル材を使用!
ピックガードは彫り込み絵柄と本物の貝インレイの鳩を用いた本格仕様!
味わい深いチェリーサンバースト、「赤」の比率やスプレー塗装の吹き付け範囲も、本家ギブソンのヴィンテージ物に非常に近い理想的な仕上がりの個体。
細かく目の詰まったとても良い材を使用されていて、今の時代に同じ価格帯でこれと同レベルのギターを制作販売することはまず不可能。「彫り込み&貝インレイのピックガード」が完全装備された個体はとても稀少で。バックやネックのヒールエンドの形状までも完璧に再現され、本家ギブソン・ダヴの仕様を忠実に再現していて、70年代のダヴ・モデルのコピーで再現度と完成度の高さでは、Morris WD-35がその「最高峰」。
入手以前のメンテナンス履歴
ナット、サドルはプラスティック製を牛骨製のものに交換
ナット溝の高さ、サドルの高さは調整済み。
オクターブチューニングもバッチリ調整
ブリッジピンも新しい物に交換
ピックガードは一カ所のひび割れ補修
入手時私はギブソン・ダヴのコピーモデルと言うことにはまったく意識が無くボディーの素材がオールメイプルのギターと言う事で入手しましたが、入手してみるとDOVEの特徴である、ロングスケール、スクエアショルダー、Xブレイシングなどとオールメイプルの作用で中音がしっかりと出る心地よい音を出してくれ、弾き語り用のギターとしては満足。
●メンテナンス履歴
(1)弦高を低く調整、ナットの溝とブリッジの高さを調整した
(2)ペグに注油
(3)ピックガード再接着
2020年の夏、ケースに入れて立て掛けて保管していた所、あまりの暑さでピックガードの粘着がゆるみピックガードズレてしまう。
一度剥がして再接着をすることにしたが、ピックガードを剥がしてみるとあちこちに入っていたヒビからバラバラに、特徴的なピックガードで本家のGibsonの物は3万円近くするのにビックリ、当然新品は断念して気長に修復、3日ほどかかって修復して再接着した。
●Yamaki 12弦ギター F-215 2021.9.20売却
ギターには一般的な6本の弦を張った物の他に、12本の弦を張った12弦ギターと言うのがあり、あまり使っている人がいないので、試しに入手してみた、何せ弦が多いので、チューニングも一苦労そして押さえるのが大変、しかし沢山の弦が響きあって独特な音色になは捨てがたい魅力があるが使いこなすのは難しそう。
70年代前半、日本製。 ゼロフレットにアジャスタブルブリッジを備えて弦高の調整などはし易い。
トップ:スプルース
サイド・バック:ローズウッド
2019年10月の第3回で使用。
(1)落書きを消す
入手時は表板にマジックインクで書かれた落書きがあって、簡単に消せると思っていましたが、塗装に影響が無いように溶剤を選びながら消してみると落書きは落とせたものの、長年の塗装の焼けのため落書きの部分が逆に白くなって微妙に消えないがまあそれも経年...
●Eastman AR605E 2007年製 2021.9.20売却
アメリカのヴァイオリンメーカーがヴァイオリンと同じ製作方法で製作している。
アーチトップ、アーチバックと言ってヴァイオリンのようにトップもバックも膨らんでいる、
仕様
トップ:単板マホガニー
サイド:単板マホガニー
バック:単板マホガニー
ピックアップが付いていてアンプにも繫げる
ピックアップはフローティングマウントと言って、ボディーではなくピックガードに付けられていて、ボディーはアコースティックギターの状態を保っている
2019年2月の第2回で使用。
弾き語りを行いながらギターの事についても話をすることにしていますが、ギターと言うとオーディトリアム(000)タイプ、ドレッドノートタイプの表板が平な物が思い浮かぶと思いますが、それ以前はヴァイオリンのように表も裏もカーブしているアーチトップギターが一般的。
ただ製作にとても手間がかかるので、オーディトリアム(000)タイプ、ドレッドノートタイプに変わっていったようですが、確かに一枚の板を削って湾曲のボディーを作るのは手間がかかると思うが、物を作る立場から見ると何とも言えぬ美しさがある。このEastman AR605Eはピックアップが付いていてアンプに繫げる仕様であるが、そのピックアップがフローティングマウントと言ってボディーには付けられていない、ピックアップはピックガードに付けられていてボディーには触っていない、したがってギターとしてはアーチトップの完全なアコースティックギターなのである。そこが気に入って入手した。余談ですがシリアルが「No.0707007」と言うのも気に入っている。
トップ・バック・サイドがオールマホガニーの単板でアーチトップ・アーチバックのfホールのアコースティックギターと言うことでオーディトリアム(000)タイプ、ドレッドノートタイプとは音もかなり違っておりまだまだ使いこなせませんが...。魅力的なギターではあります。
ちなみにEastmanの専用ケースが付属してきたのですが、このケース新品で買うと7万円するらしいこれにはビックリ、私の手持ちのギターより高価。。。
(1)ピックアップとピックガードを外して清掃
(2)ボリュームに接点復活剤を注油してガリを防止
●Takeharu FT-150 1975年製 2023.6知り合いにプレゼント
TAKEHARU GUITAR (タケハルギター)は、作曲家でありギタリストの山本丈晴が1970年代にプロデュースした(木曾)鈴木バイオリン社製のギター。
ヘッドに TAKEHARU GUITAR のロゴとマーク、サウンド・ホール内にはT.Yamamotoのサインのあるラベルが貼ってある。
スケール約650mm弱、ナット幅約43mm
トップ:スプルース
サイド:ローズウッド
バック:2ピース仕様
指板:ローズウッド
ブリッジ:ローズウッド
2020年8月第4回で使用。
今はアコースティックギターと言うとドレッドノートタイプ(1931年~)と言うボディーの大きなギターがほとんどですが、その昔(1920年代~)はオーディトリアム(000)タイプちょっとボディーが小さいいわゆるフォークギターが主流であったが、演奏会場の大型化など環境の変化でだんだん音の大きな楽器が必要となりドレッドノートタイプが登場する訳であるが、私の場合そんな大きな会場でライブをさせていただく訳ではない...と言うことからオーディトリアム(000)タイプを試してみるために入手した。
ジャンク品で手に入れ修繕
入手時は、ナットが取れ、指板が3フレットくらいまで剝がれいた
(1)3フレットくらいまで指板の剝がれ
タイトボンドで接着
(2)ナットは新しく製作
ナットは象牙の端材で製作、形状と高さを補正後、タイトボンドで接着
(3)ブリッジピンを交換
(4)フレット研磨
(5)ブリッジ部のボディーの膨れ補正
(6)テールピースに改良
ボディーの膨れの補正を行いましたがやはり、しばらく使うと多少の戻りが見られるので、弦をブリッジピンで止めるのではなくテールピースで引っ張るタイプに改良してみました。
テールピースにすることで弦の張力はギターの底に掛かるのでどちらかと言うとブリッジ部分ではボディーを押し込む力がかかって膨れとは無縁になる...
弦の横ずれを起こさないようにブリッジピンに溝を切り横ずれを防止しました。
現在はこの仕様で使っています。