HEADWAY HCG-210T
よもやま話&メンテナンス/改良履歴
HEADWAY HCG-210T
よもやま話&メンテナンス/改良履歴
HEADWAY HCG-210T 2005年製 入手日:2021.9.23
HCG-210TはHEADWAYのカタログにも記載が無い販売ラインに乗るほど生産されなかったと思われる非常に希少なレアモデル。
シリアル(0504350158)から2005年の158本目のギターで付属のQC CARDが9月25日に付けられているので、2005年は月産20台弱年間の生産数(200本程度?)と思われる、そして翌年2006年1月22日におちゃのみず楽器にて販売されている。
推察:
HEADWEY社は火災で工場と材料を焼失してアコースティックギターの生産ができなくなりエレキギターの生産を行っていたそして、1999年より再びアコースティックギターを生産を再開する。
2002年~3年頃ユニバースシリーズとしてニューヨーカースタイル(HCGシリーズ)のギターを中国にて生産を開始、技術が確立した2005年頃にMartin社の00-42モデルのレプリカ、スロテッドヘッド、ネックデザイン、ボディ周りのインレイを配したHCG-210T を試作生産。
デザイン・技術が確立したところで、ヘッドデザイン、ネックデザインを一新し、生産を国内に移してMTG-20の生産を開始、たぶんMTG-20の生産開始した頃にはHCG-210Tは生産終了?。
同時期に国内にてスロテッドヘッドのニューヨークスタイルHN-530(25万前後)の生産を開始、またスロテッドヘッドでは無いが派手なインレイのMTG-20(15万)中国製があり、HCG-210Tは00-42スロテッドヘッドとネックデザイン、ボディ周りのインレイで生産は中国と言う意味でユニバースシリーズ。またHCGシリーズは35が3万円前後、45が4万円前後と言う命名から210Tと言う命名から価格が推察しにくい。
ボディー仕様はサイド&バック:ローズウッド合板となっているがどう見ても単板だし、その他インレイの具合と言い使われている材料、作り、装飾などから45より安価とは考えにくいが20万かと言われると?疑問が残る。
ボディはニューヨーカータイプのコンパクトボディにネックは12Fジョイント。
HCG-210Tの仕様
トップ:スプルース単板
サイド&バック:ローズウッド単板
ネック:マホガニー
指板:ローズウッド
サドル 幅:72mm、厚さ3mm
ナット 幅:43.5mm、厚さ7mm
スケール 628mm
アバロン風のボディバインディング、サウンドホールロゼッタ、ヘッドストックにもアバロン風のインレイ、ポジションマークはスノーフレークインレイとHCGノーマルモデルにはない豪華で存在感ある装飾。
ハードケース付属、
WARRANTY CARD付属。