主婦が制作会社に行ってみた!
~第三弾~
ダンデライオンアニメーションスタジオ 様
主婦が制作会社に行ってみた!
~第三弾~
ダンデライオンアニメーションスタジオ 様
2023.8.18
みなさま、こんにちは。
主婦が制作会社行ってみた!第3弾!です。
先日、お会いしたアニメ制作会社様の方に「みましたよ!」と言っていただきまして、とても嬉しくなり
これからも粛々と続けていこうと思ったスタッフNです。
さて、今回お邪魔させていただいたのは
3DCG・デジタル作画アニメーション制作会社の「ダンデライオンアニメーションスタジオ」様です!!
まず「ダンデライオンアニメーションスタジオ」さまを簡単にご紹介をさせていただきます。
ダンデライオンアニメーションスタジオ様は2007年4月9日に代表取締役である西川和宏様によって設立しました。
現在、事務所は大泉学園に所在し、従業員数はおおよそ90名。
最近では「THE FIRST SLAM DUNK」、「アイドリッシュセブン」、「あんさんぶるスターズ!」など・・
数々の有名作品の制作に携わっていらっしゃいます。
また最近、ダンデライオンアニメーションスタジオ様とLuLaforteの共同企画として
アニメ業界で働くママさんたちのお茶会も開催させていただきました!!大変光栄でした・・
その際に「是非、弊社にも遊びにきてください♪」とお声がけいただき、今回、取材させていただく運びとなりました。ありがとうございます!!!
では早速お邪魔します!
待合室には「THE FIRST SLAM DUNK」のポスターがずらり。
幼い頃からスラムダンクのマンガを繰り返し読んでいたので興奮しました・・!
※写真撮影と掲載の許可をいただいております。
はじめに代表取締役の西川和宏様とプロデューサーの中山佳代様とお打合せさせていただきました。
中山さまとは、お茶会の企画などでお会いするのが3回目ということと
同じアニメ業界で働くママさんとして、共通の話題も数多くあり、ほんとによくしていただいております♪
その後、代表取締役の西川和宏様にインタビューもさせていただきました!
お忙しいところ、本日はありがとうございます!
早速インタビューさせていただきます。
よろしくお願いいたします!
Q1.ご経歴と会社設立の背景をお聞かせください。
西川様:「もともとダイナモピクチャーズ(現在のニンテンドーピクチャーズ)でCGのアニメーターをしていました。
2000年頃の当時、イベント立体映像の「銀河鉄道999」の制作に携わっている際に、
その作品の監督をされていた東映アニメーションの細田守さんの技術がすごくて・・
それで後に、東映アニメーションに転籍しました 。
その後、自分たちでCGを中心にした映画 を作りたい。
自分たちで企画や制作の運営を1からやったら、もっと上手くできるんじゃないか・・?という思いから
2007年に5人で会社を立ち上げたんです。でも、やってみたら大変でした・・(笑)」
Q2.なぜ大泉学園を所在地にしたのでしょうか?
西川様:「2007年に会社を立ち上げた当初は石神井公園に事務所がありました。
10年くらい経つとスタッフの数も増えていて 、事務所を何ヵ所か借りてたのですが、打合せなどで人の行き来が大変になって・・
そしたら、たまたま新築で今の事務所の物件が出て、ここに決めました。」
ラフォート:「東映アニメーション様のすぐ近くですが、訳があるのかとおもいました・・!」
西川様:「ほんとに、たまたまなんです(笑)」
Q3.仕事を行う上でのやりがいはなんですか?
西川様:「作品を作って公開した後、一般の方々の感想がダイレクトに伝わってくることです。 」
Q5.今まで苦労したこと、大変だったことはありますか?
西川様:「契約が済んで制作に取り掛かっていた作品が中止になったことです。
経営の面でも、リスクを回避して行わなければならないので、それが大変です。」
Q6.求める人材についてお聞かせください。
西川様:「いまは中途採用を優先にCGアニメーターを募集しています。
ブランクがあっても時短でも OKです。
出産や育児を機に離職してしまうのはもったいないです」
Q7.ラフォートの印象をお聞かせいただけますでしょうか。
西川様:「アニメ業界で課題とされている、海外や主婦層の人たちの働き方に着目して、困難な道を開拓されて行っているなぁ、と思いました 。
見習いたいが、なかなか見習えないです。」
ラフォート:「恐縮です。ありがとうございます!!」
中山様:「再雇用を積極的に取り入れているところも、ラフォートさんと弊社の目指すところが一緒ですよね!」
Q7.これからアニメ業界に入ってくる方たちへのメッセージがあればお願いいたします。
西川様:「なにかを作るという、ものづくりの仕事は【かけがえのない仕事】だと思います。
なにかをつくって、誰かに喜んでもらう。それは、自分の喜びにも変わります。しんどいこともあるが、是非やってみてほしいです」
Q8.今後の方針・展望についてお聞かせください。
西川様:「現時点でCGで完結する作品は作ろうと思ってないんです。
日本のアニメ業界で経験を積んだ人と一緒にものを作ることを重視して、加速していきたいです。」
インタビューお答えいただき、ありがとうございました!
その後、社内を見学させていただきました♪
西川様ご自身がご案内してくださりました。ありがとうございます・・!
広い社内にパソコンが置いてあるデスクがずらりと並びます。
やはり2Dアニメの制作現場とは違いますね!
たくさんのサーバーです!
サーバーは沢山稼働してるけど
その場に人がいないってなんだか不思議な感じですね!
コロナ過前は多くのスタッフさまが会社で仕事をしていましたが
今はリモートワークが中心とのことです。
「会社で仕事すれば交通費も電気代も浮くのに
みんな来たがらないんですよね~」と西川様。
しかし、これだけリモートワークの導入が浸透してる会社さま、素晴らしいです!
な..なんと!?
あの「THE FIRST SLAM DUNK」の井上雄彦様のサイン入りポスターが飾られておりました。
写真では見にくいですが宮城リョータが!
休憩スペース
壁には「ダンデライオンアニメーションスタジオ」の巨大ポスター!
かっこよすぎます。
今回、ダンデライオンアニメーションスタジオ様をお邪魔させていただき、いろいろなお話をお聞きすることができました。
西川様ご自身、これまでさまざまな経緯・ご苦労があって今の会社を設立されたということや
制作にあたり、国内作業のクオリティがいかに安定するかが重要であること
これからのアニメ業界はどうあるべきか、アニメ制作本数の供給過多といった面などなど、貴重なお話、大変勉強になりました・・。
また、これまで数々のアニメ制作会社様にお邪魔させていただいておりますが、
西川様と中山様とお話させていただき、お二方の落ち着いた穏やかな優しい雰囲気を感じました。
その優しい社内全体の雰囲気とリモートワーク中心に特化した業務形態が【定着率】となって結果に出ているんだなぁと思いました。
社内もキレイで清潔感があり、また数々の有名作品のポスターが飾られておりました!(ファンにはたまらないですね・・)
アニメ制作以外にも、キャラクターデザイン、ゲーム制作、お子様向けアニメの制作などなど
さまざまな事業展開を行っているダンデライオンアニメーションスタジオ様。
今年設立17年目を迎え、
2022年に大ヒットを記録した「THE FIRST SLAM DUNK」に続き、これからどんな作品が生まれるのか、大変楽しみです♪
3DCG・デジタル作画を手掛けるアニメーション制作会社 ダンデライオンアニメーションスタジオ様
お忙しいところ、インタビュー・社内をご見学させていただき、本当にありがとうございました!