L'Art du Violon
ラール・デュ・ヴィオロン
ー妙なるフランス・ヴァイオリン音楽の巧と粋ー
ラール・デュ・ヴィオロン
L'Art du Violon
ラール・デュ・ヴィオロン
― 妙なるフランス・ヴァイオリン音楽の巧と粋―
同シリーズは18世紀以降、フランスで活躍したヴァイオリン奏者、そして彼らが残した作品を通して、フランスのヴァイオリン音楽に親しもうというものです。「L'Art du Violon ― ヴァイオリンの技巧 」は、主にヴァイオリンの教則本のタイトルに用いられる言葉ですが、18世紀パリでは、才たけるヴァイオリン奏者らによって数多くのヴァイオリン作品集と教則本が出版されました。また、ヨーロッパで最初の国立音楽院で組織的な音楽教育が始められ、いち早くクラシカル、ロマン派時代の楽器やヴァイオリン演奏法を確立していったのもフランスでした。人々が世代を超えてヴァイオリンという楽器とその音楽の真髄を求め、変遷をとげていく様を時代を行き来しつつも皆様とご一緒に楽しめたらと思います。
マリ・ロワゾー音楽室
代表 鳥生真理絵
第2回のテーマは「フランス革命期のヴァイオリニストたち」。
ヒストリカル・ヴァイオリン奏者、大橋麗実と鳥生真理絵による〈レミマリデュオ〉の演奏で、
ヴィオッティ、ロード、クロイツェル、バイヨーら、フランス古典派からロマン派の礎を築いたヴァイオリニストたちの生きざまを、
二重奏作品を通してお届けします。
ヴァイオリン演奏史において、バロック的な奏法から古典派を経て、19世紀以降へと至る大きな転換期となったのが、このフランス革命前後の時代です。
フランスでは音楽院の設立(1795年)とともに体系的な音楽教育が始められ、今回取り上げるヴァイオリニストたちによって、
ロマン派に至る楽器と演奏法がいち早く確立されました。
フランス革命という激動の時代に、どのような音楽が奏でられ、人々に愛されていたのか——ぜひお聴きください。
出演 レミマリデュオ
大橋 麗実 / 鳥生 真理絵
(ヒストリカル・ヴァイオリン二重奏)
【日時】
2026年7月20日(月・祝)
13時30分開場 14時00分開演
・Pierre Rode(ロード) 1774–1830
2つのヴァイオリンのための二重奏曲 変ホ長調 作品1-1
・Rodolphe Kreutzer(クロイツェル) 1766–1831
2つのヴァイオリンのための二重奏曲 ニ長調 作品11-1
・Giovanni Battista Viotti(ヴィオッティ) 1755–1824
2つのヴァイオリンのためのセレナータ 第2番 ニ長調
・Giuseppe Maria Gioacchino Cambini(カンビーニ) 1746–1825
エア・バリエ(2つのヴァイオリンのための変奏曲)
・Ignaz Josef Pleyel(プレイエル) 1757–1831
2つのヴァイオリンのための協奏的二重奏曲 ホ短調 作品17-6
・Pierre Baillot(バイヨー) 1771–1842
2つのヴァイオリンのための二重奏曲 ハ短調 作品16-2
【プロフィール】
<レミマリデュオ>
ヒストリカル・ヴァイオリン奏者、大橋麗実、鳥生真理絵によるデュオ。ルクレール、ギニョンといった18世紀前半のフランスのヴァイオリン二重奏作品をはじめ、バロックからクラシカル、ロマンティックまでレパートリーの幅を広げており、特にフランスオペラ作品の編曲と紹介にも力を注いでいる。2022年の初公演以来、毎年各地で公演を重ね好評を得る。2024年たかまつ国際古楽祭出演。
大橋 麗実 Reimi OHASHI
奈良県出身。同志社女子大学卒業。フランスで古楽の世界に魅了され、ヒストリカル楽器での演奏を始める。ポワティエ大学及び、lʼAbbaye-aux-Dames de Saintes にて、古典派からロマン派の音楽の研究、歴史的奏法の研究を行い、修士課程を修了。 在学中、ポワティエ大学ファウンデーションから奨学金を授与される。バロック・ヴァイオリンをサン・モール・デ・フォッセ地方音楽院にて学び最優秀の成績で修了。ヴェルサイユ地方音楽院でも研鑽を積む。これまでに、シャンゼリゼ管弦楽団、Les Folies Françoises、ヴェルサイユ・バロック音楽センターなどで演奏する。「Quartet Noon」メンバー。音楽事務所 メゾン・ミュジカル共同代表。
鳥生 真理絵 Marie TORIU
桐朋学園大学音楽学部、同大学院大学を卒業後渡欧。ベルギー・フランダース政府からの奨学金を得てブリュッセル王立音楽院にてモダン・ヴァイオリン及びバロック・ヴァイオリンを学ぶ。同音楽院古楽器科修士課程を最優等賞付きで卒業。在学中よりレ・ムファッティ、イル・ガルデリーノといったベルギーの古楽アンサンブルの公演に定期的に参加し演奏活動を行う。 2021年末、完全帰国を機に茨城県に拠点を遷す。近年は、全国各地で無伴奏公演を重ね、好評を博している他、シリーズ公演「L' Art du Violon」を主催するなど精力的に活動を行っている。「AYAMEアンサンブル・バロック」および「デュオ・インヴェンツィオーネ」メンバー。マリ・ロワゾー音楽室代表。