2025.9.12-13 第50回日本医用マススペクトル学会年会に参加しました。一宮市の修文大学が会場でした。少し雨にも降られたりしましたが、医用質量分析に関して、充実した学術集会を楽しみつつ、愛知県内の各所を満喫しました。
参加者:前川正充准教授、B4長谷川孝
ポスター発表
長谷川孝 PA16 代謝機能障害関連脂肪肝炎の病態解析を指向した7種短鎖脂肪酸の誘導体化分析法の基礎的検討
2025.6.20-26 AOMSC2025に参加してきました(教員1名、学生5名)。教員は実行委員として、学生は学生スタッフとして参加しました。
参加者:前川正充准教授、D3山内碧、D2渡邊真広、D2HAOZHU WANG、D1三好慶太郎、B6加藤みどり
学生はいずれも発表を行いました。三好、渡邊は、YSFシンポジウムで口頭発表も行いました。
ポスター発表/YSF symposium oral presentation (D2渡邊・D1三好)
D3山内碧 3P-PM-19 ☆Fundamental study for simultaneous analysis of capecitabine and its metabolites using liquid chromatography/tandem mass spectrometry
D2渡邊真広 3P-AM-39 ☆Fundamental study of LC/MS/MS analytical conditions for tryptophan-derived metabolites in Niemann-Pick Disease Type C model cells (YSF oral presentation)
D1HAOZHU WANG 4P-PM-12 Exploration of Biomarkers Related to Metabolic Syndrome Induced by Atypical Antipsychotics
D1三好慶太郎 3P-AM-17 ☆Analysis of serine-related lipid changes in Niemann-Pick disease type C model mice using an improved analytical method (YSF oral presentation)
B6加藤みどり 4P-AM-19 ☆Fundamental study of a simultaneous analytical method of pyrimidine bases and metabolites using liquid chromatography/tandem mass spectrometry
オーガナイザー・座長
前川准教授が2件のOral sessionのオーガナイザー・座長を担当しました。
2C-O1 Clinical Mass Spectrometry and Reverse Translational Research -From Diagnostic and Treatment Application to Pathological Analysis- Part Ⅰ (with Dr. Hsiao-Wei Liao (National Yang Ming Chiao Tung University, Taiwan)
3C-01 [3C-O1] Clinical Mass Spectrometry and Reverse Translational Research -From Diagnostic and Treatment Application to Pathological Analysis- Part Ⅱ (with Dr. Daisuke Saigusa (Teikyo University))
2025.3.26-29 日本薬学会第145年会@福岡に参加してきました(教員5名、学生7名)。強風の影響で参加遅延者がたくさん出てしまい、なかなか大変でしたが、発表、最新の成果聴講、グルメなど、福岡を堪能して参りしました。また、林さんが学生優秀発表賞を受賞しました。おめでとうございます。
参加者:眞野成康教授、前川正充准教授、佐藤真由美准教授、佐藤紀宏助教、公文代將希助教
学生:渡邊真広、HAOZHU WANG、三好慶太郎、三浦智行、林和未、狩野榛汰、長谷川孝
学生が5件発表を行いました。
口頭発表
HAOZHU WANG 統合失調症患者に使用される向精神薬の薬物血中濃度同時測定法の構築(遅延により前川准教授が代理発表)
三好慶太郎 モデルマウスを用いたニーマンピック病C型バイオマーカー候補分子の経時的変動解析
三浦智行 肝臓の有機アニオン輸送ポリペプチドOATPにおける胆汁酸-薬物相互作用の解析
林和未 食品由来代謝物の定量によるCYP2D6活性評価に向けた基礎検討(学生優秀発表賞受賞)
ポスター発表
渡邊真広 ニーマンピック病C型で変動するトリプトファン関連代謝物のLC/MS/MS分析条件の基礎検討
シンポジウム企画:★第9回 臨床化学の進歩が変える薬物治療 ~薬学と臨床化学で共創する個別化医療イノベーション~(日本薬学会,日本臨床化学会 共催)
オーガナイザー:前川正充准教授
座長(代理):佐藤紀宏助教
2024.12.9 佐藤紀宏助教が精神科小松医師らと取り組んだ治療抵抗性統合失調症(TRS)治療薬クロザピンの臨床研究に関する論文がInternational Journal of Molecular Sciences(IF4.9, citescore8.1)に掲載されました。
クロザピンの血中濃度上昇に、肝臓のトランスポーターOATPの遺伝子変異が関与している可能性を示し、また、OATP1B1分子がクロザピンを肝臓に取り込む役割を果たしていることも示しました。
今後もTRS患者に安全なクロザピン治療を提供するために取り組みを続けたいと考えています。
2024.11.2-4 第34回日本医療薬学会第144年会 (千葉) にB5林さんと教員が参加しました。
当研究室から以下の発表をしました。
シンポジウム3「医療薬学 × 臨床検査医学 臨床検査のアップデートによる薬物治療の革新」
佐藤裕助教「LC-MS/MSを用いた薬物血中濃度測定法のアップデート」(前川准教授が座長・オーガナイザー)
公文代助教「非線形混合効果モデルによる血中レンバチニブ濃度トラフ値の予測精度評価」(ポスター発表)
B5林さん「CYP2D6活性予測バイオマーカー候補の有用性評価に向けた基礎検討」(ポスター発表)
引き続き医療現場に貢献できる研究成果の創出を目指して研究に取り組んでいきます。
2024.10.26 第63回日本薬学会東北支部大会に佐藤裕助教、B4五十野くんが参加し口頭発表を行いました。
佐藤裕助教「脂質異常症治療薬によるCYP4F2活性阻害のin vitro評価」
B4五十野くん「3次元培養法を用いたシトクロムP450活性同時評価系の構築」
を発表しました(青森グルメも堪能しました)。
2024/11/20 update, 五十野くんが、学部学生発表賞を受賞しました。おめでとうございます!
引き続き、精力的に活動し、研究内容について発表・発信していきたいと思います!
2024.6.5-7 第31回クロマトグラフィーシンポジウム (那覇) に眞野教授、前川准教授、D1渡邊くん、B4佐野さんが参加しました。
D1渡邊くんが、口頭発表 (O-11)、ポスター発表 (P-31):ニーマンピック病C型で変動する
内因性芳香族代謝物の一斉LC/MS/MS分析条件の基礎検討
B4佐野さんが、ポスター発表 (P-32) :LC-MS/MSを活用した腎細胞癌細胞株における酸性スフィンゴ糖脂質の網羅的挙動解析
を発表しました。
2024/6/17 update, 佐野さんが、Best presentation award for young scientist を受賞しました。おめでとうございます!
引き続き、分析化学を活用した疾患代謝研究に取り組んでいきます。
2024.3.28-31 日本薬学会第144年会 (横浜) に学生と教員が参加しました。
当研究室から以下の発表をしました。
シンポジウム5「「第8回 臨床化学の進歩が変える薬物治療」~高深度解析によって疾患克服の糸口をつかむ~」(前川准教授が座長・オーガナイザー)
シンポジウム44「バイオメディカル研究を加速する生体分子分析技術の最先端 ~分析系若手シンポジウム2024~」(前川准教授が座長・オーガナイザー)
D1山内さん「肝細胞癌バイオマーカー開発を目的とした肝疾患患者血漿中胆汁酸のLC/MS/MS分析」(口頭発表)
M2渡邊くん「LC/MS/MSによるターゲットメタボローム解析を用いたニーマンピック病C型モデル細胞における代謝変動解析」(口頭発表)
B5三好くん「ニーマンピック病C型病態分子機構の解明に向けたモデル細胞によるプロテオーム変動解析」(口頭発表):(2024/4/23追記:学生優秀口頭発表賞受賞)
M1八木さん「薬剤性肝障害早期発見バイオマーカー探索を目的としたスフェロイド培養による初代ヒト肝細胞メタボロミクスに向けた基礎検討」(ポスター発表):(2024/4/23追記:学生優秀ポスター発表賞受賞)
M1三浦くん「有機アニオン輸送ポリペプチド2B1における胆汁酸-薬物相互作用解析」(ポスター発表):(2024/4/23追記:学生優秀ポスター発表賞受賞)
B6菅野さん、B3佐野さん(発表者)「腎細胞癌のバイオマーカー開発のためスフィンゴ糖脂質および構成糖鎖の分析法構築に関する検討」(ポスター発表):(2024/4/23追記:学生優秀ポスター発表賞受賞)
初日は荒天でしたが、会期中は天候に恵まれ暖かく、他大学の方々との交流や観光も楽しみました。
来年度も研究室メンバー一同、精力的に活動し、発表・発信していきたいと思います!
(追記 2024/4/23:4名が学生優秀発表賞を受賞しました。口頭:B6三好、ポスター:M2三浦、M2八木、B4佐野、いずれも現学年にて)
2023.12.14-16 第44回日本臨床薬理学会学術総会 (神戸) に佐藤紀宏助教、公文代助教が参加し、佐藤紀宏助教が発表を行いました。
佐藤紀宏助教が精神/神経疾患セッションで精神科医師および薬学研究科平塚先生らとの共同研究成果について口頭発表を行いました。
発表演題「クロザピン血中濃度変動と薬物動態関連因子の一塩基多型の関連解析」
佐藤紀宏1、公文代將希1 、林和未2、小野口豪3、小松浩3 、平塚真弘2 、前川正充1,2、富田博秋3 、眞野成康1,2
1東北大学病院 薬剤部、2東北大学 薬学部、3東北大学病院 精神科
引き続き医療現場に貢献できる研究成果の創出を目指して研究に取り組んでいきたいと思います。
2023.12.1 6年生の課題研究(卒論)発表会
12月1日、薬学科6年生の課題研究(卒論)発表会が薬学部青葉山キャンパスで行われました。当研究室からは菅野さんが発表を行いました。
菅野さんは、来年2月に行われる薬剤師国家試験に向けての勉強に取り組みます。合格目指して頑張れ!
で前川准教授が依頼講演を行いました。今夏に大学間MOUが締結されており、今後の継続な共同について議論されました。活発な意見交換が行われました。
2023.11.25 第44回胆汁酸研究会 (名古屋) にD1山内さん、佐藤紀宏助教、眞野教授が参加し、D1山内さんが発表を行いました。
D1山内さんが研究成果について口頭発表を行いました。
発表演題「核内レセプターFXRおよびLXRを介した有機アニオン輸送ポリペプチド4C1の発現制御に関する基礎的検討」
山内碧1, 佐藤紀宏2, 前川正充1,2, 山口浩明3, 阿部高明4, 眞野成康1,2
1東北大学大学院薬学研究科, 2東北大学病院薬剤部,3山形大学医学部附属病院薬剤部, 4東北大学大学院医工学研究科
小規模で30-40人の参加ですが、発表においても懇親会においても熱い議論が行われるとても有意義な会でした。
仙台は徐々に寒くなり、冬が近づいておりますが、名古屋では天候にも恵まれ春の陽気、とても良い学会発表・参加になりました。
次回:2024年11月30日@天成園(小田原)(当番世話人:加川建弘 先生)
次々回:2025年(日時未定)@仙台(当番世話人:眞野成康 先生)
胆汁酸研究会:http://www.tanjusan.umin.jp/
2023.11.15 12月より秋田大学医学部附属病院にご栄転される菊地正史先生の歓送会を行いました。
これまで東北大学病院薬剤部、東北大学大学院薬学研究科で活躍されてきた菊地正史先生が、12月1日より秋田大学医学部附属病院薬剤部の教授・薬剤部長になられます。
菊地先生とのこれまでの思い出を語り合いながら、新しい門出をお祝いしました。
教員学生一同、新天地でのご活躍をお祈りしております!
2023.11.11 4年生の研究中間報告会
薬学科4年生の中間報告会が薬学部青葉山キャンパスで行われました。
当研究室からは加藤さん、林さんの2名が発表を行いました。
来年の実務実習に向けて、今後、CBTやOSCE突破のための勉強・実習に取り組みます。頑張れ!
2023.10.28 第34回クロマトグラフィー科学会議に、眞野教授、前川准教授、B6菅野さん、B4加藤さんが参加しました。前川准教授が一般口頭発表1で座長をつとめ、B6菅野さん、B4加藤さんがポスター発表しました。現地開催で活発な議論・交流がなされました。
来年のクロマトグラフィー科学会主催の会は、沖縄 (6月)/上諏訪 (11月予定) で開催予定です。そちらにも貢献していきたいと考えています。
2023.8.31 M2渡邊くんが第20回次世代を担う若手のためのフィジカル・ファーマフォーラムで一般口頭発表し、前川准教授が一般口頭発表1セッションの座長をつとめました。2日間、KKR京都くに荘で開催されました。4年ぶりの現地開催となり、活発な議論・交流がなされました。
来年は、逗子で開催予定です。そちらにも貢献していきたいと考えています。
2023.8.22 前川准教授が9th Asia-Oceania Mass Spectrometry Conference and 20th the Annual Meeting of the Korean Society for Mass Spectrometry (AOMSC-KSMS 2023, JEJU, Korea) にて講演を行いました。
セッション:Clinical MS and Laboratory Medicine
タイトル:Development of diagnostic biomarkers for Niemann-Pick diseases and the improvement of the simultaneous analysis
次回のAOMSCは、2025年に、石垣島(沖縄、日本、Chair:石濱泰先生)で開催されます。
そちらにも貢献していきたいと考えています。
2023.8.1 M2渡邊くんが第49回BMSコンファレンスでポスター発表行い、優秀ポスター賞を受賞しました。
(一社)日本質量分析学会BMS研究会主催の第49回BMSコンファレンスが2023年7月18日(火)~20日(木)大分県別府で開催されました。
渡邊くんは以下の演題名でポスター発表を行い、優秀ポスター賞を受賞しました。
演題名「質量分析によるニーマンピック病C型モデル細胞内メタボローム変動の基礎的解析」
優秀ポスター賞の受賞者は学会HPにも掲載されました。→こちら
この度は誠におめでとうございます!
2023.5.29 2022年度に各種賞を受賞した学生の皆さん
2022年度は、学生の皆さんが研究および学業に励み、以下の通り各種賞を受賞いたしました。
日本薬学会第143年会の学生優秀発表賞受賞:D1山内さん、M2渡邊くん
「薬学英語」研究内容発表会の優秀発表賞受賞:B5三好くん
日々、研究と学業に精力的に励んでいる成果が認められたことと思います。
この度は誠におめでとうございます!
2023.3.25-28 日本薬学会第143年会(札幌市)に学生と教員が参加しました。
当研究室から以下の発表をしました。
奨励賞を受賞された前川准教授による受賞講演「液体クロマトグラフィー/質量分析法を用いる内因性代謝物の変動解析と各種疾患バイオマーカー探索」
シンポジウム11「「第7回 臨床化学の進歩が変える薬物治療」~臨床化学分析のダイバーシティ~」(前川准教授が座長)で、佐藤紀宏助教が「個別化医療提供を目指したトランスポーター相互作用研究:肝疾患時の血中胆汁酸濃度解析例を中心に」
B6山内さん「胆汁酸による腎薬物トランスポーターOATP4C1の発現制御機構に関する基礎的検討」(ポスター発表)
M1渡邊くん「液体クロマトグラフィー/タンデム質量分析法を用いたニーマンピック病C型モデル細胞内メタボローム変動解析の基礎検討」(ポスター発表)
久しぶりの対面・現地(札幌)開催ということもあって、観光も少々楽しみました。
来年度も研究室メンバー一同、精力的に活動し、発表・発信していきたいと思います!
2023.3.24 本日は薬学部・薬学研究科の学位記授与式でした。薬学部薬学科を齊藤さん、山内さんが、創薬科学科を八木さんが卒業し、博士課程を町田さんが修了しました。眞野教授より、研究室の方で学位記の授与と学生たちから記念品の贈呈、記念撮影を行いました。みなさまの新天地でのご活躍を期待しております!
2023.3.3 B6山内さんが長井記念薬学研究奨励支援事業の2023年度採用内定者に選ばれました。
この度は、長井記念薬学研究奨励支援事業の2023年度採用内定おめでとうございます!
山内さんは、2019年10月に研究室に配属後、精力的に研究活動に取り組んできました。学業成績優秀はもちろんですが、研究活動にも熱心に取り組んだ結果、2022年には学会発表や論文発表を行う事が出来ました。
山内さんのこれから益々のご活躍を期待しています!
<参考>
長井記念薬学研究奨励支援
学位を取得した多様な薬剤師や薬学研究者を輩出することは、薬学の発展のために今後一層重要となります。学位取得に向け研究に専念できる環境整備は、日本薬学会の大きな使命の一つです。
日本薬学会では、初代会頭長井長義博士の偉大な研究業績を記念した薬学研究者育成のための大学院生研究奨励支援をいたします。(日本薬学会HP長井記念薬学研究奨励支援事業より)
2023.3.3 4年生の課題研究(卒論)発表会
本日、創薬科学科4年生の課題研究(卒論)発表会が薬学部青葉山キャンパスで行われました。当研究室からは八木さんが発表を行いました。
八木さんは4月から当研究室で大学院博士前期課程(修士課程)に進学します。
ますますのご活躍を願っています。
2022.12.2 6年生の課題研究(卒論)発表会
12月2日、薬学科6年生の課題研究(卒論)発表会が薬学部青葉山キャンパスで行われました。当研究室からは2名(齋藤さん、山内さん)が発表を行いました。
これから2人は、来年2月に行われる薬剤師国家試験に向けての勉強に取り組みます。合格目指して頑張れ!
2022.11.12 4年生の研究中間報告会
薬学科4年生の中間報告会が薬学部青葉山キャンパスで行われました。
当研究室からは三好君が発表を行いました。
来年の実務実習に向けて、今後、CBTやOSCE突破のための勉強・実習に取り組みます。頑張れ!
2022.10.26 前川准教授が第48回BMSコンファレンスでシンポジウム「医療2 ~疾患バイオマーカー探索と抗体利用~」のセッションで前川准教授が「LC/MS/MSによる脂質・代謝物分析の各種バイオマーカー探索への応用」について依頼講演を行いました。
2022.10.15 薬剤部の先生方と合同で焼き芋・芋煮会を行いました。研究室メンバーで準備を頑張りました。天候に恵まれて本当に良かったです。
2022.9.23-25 第32回日本医療薬学会年会 (高崎市) にB6山内さん、佐藤裕助教、佐藤紀宏助教、菊地准教授、前川准教授、眞野教授が参加しました。
B6山内さんがYoung Investigator Award(学生部門)セッションで口頭発表を、菊地准教授がポスター発表を行いました。
佐藤紀宏助教が口頭発表の座長を、前川准教授がシンポジウム「医療薬学 × 臨床検査医学 臨床現場の情報・解析を薬物治療に活かす」でシンポジストを務めました。
眞野教授はシンポジウム「病院薬剤師の働き方改革~タスクシフト・タスクシェアをどう考えるのか~」でシンポジストを、シンポジウム「災害時の情報ストラテジー~災害時、より良い薬物療法を提供するために~」で座長を務めました。
引き続き医療現場に貢献できる研究成果の創出を目指して研究に取り組んでいきたいと思います。
2022.9.1 前川正充准教授、B4 三好慶太郎さんらの論文がBiological and Pharmaceutical Bulletinに掲載されました。
ニーマンピック病C型は予後不良の希少疾患であり、多様な臨床症状を示すために診断が困難なことから、簡便で迅速な化学診断法の開発が望まれています。当研究室で過去に開発したLC/MS/MSによるスクリーニングのためのバイオマーカー測定法は、長時間と大量の尿検体を要することが欠点とされていました。
本研究では、塩基性移動相を用いることで感度の向上と分析時間の短縮を果たし、過去に開発した測定法とのスクリーニング性能の比較を行い、代替可能であることを示しました。
本研究成果によりニーマンピック病C型患者の早期治療開始に貢献できれば幸いです。
2022.8.30 D3 田島健太郎さんの博論発表会(最終試験)が東北大学大学院薬学研究科大講義室で開催されました。
発表タイトル:「レセプトデータベースを用いた妊娠可能年齢女性のがん薬物療法および出産アウトカムの評価」
田島さんは、本邦における妊娠中のがん薬物療 法後の出産アウトカムに関する疫学研究の報告が皆無であることから、挙児希望のある患者の治療意思決定支援に寄与することを目的とし、大規模レセプトデータベースを用いて乳癌に用いられる抗がん薬の処方実態を調査すると共に、がん薬物療法後の妊娠・出産のアウトカムを評価されました。
その結果、大規模レセプトデータベースを用いた妊娠可能年齢女性の抗がん薬の処方実態調査を通して、無月経リスクが不明な抗がん薬を可視化することができました。また、妊娠および出産を定義するアルゴリズムを構築し、それらを駆使 することで、抗がん薬処方後の出産アウトカムの評価が可能となることを示されました。今後、同様の手法を活用したがん薬物療法後の妊娠および出産に関する情報の集積により、治療に対する患者の意思決定支援の強化が期待されます。
田島さんの今後のご活躍が期待されます。
2022.8.27 ボーリング大会を行いました@ボウルサンシャイン仙台店
コロナ禍でなかなかレクリエーションの機会がありませんでしたが、久々に研究室のメンバー+αでボーリング大会を行いました。
ハイスコアは眞野先生でした!さすがでした!
2022.7.31 B6 山内碧さん、大竹彩奈 薬剤師、佐藤紀宏助教らの論文がInternational Journal of Molecular Sciencesに掲載されました。
臨床現場では、肝代謝・胆汁中排泄型薬物は肝機能を、腎排泄型薬物は腎機能を指標に投与設計が行われます。しかしながら、肝障害時に腎排泄型薬物の血中濃度が上昇することが知られており、腎臓の近位尿細管に発現する薬物トランスポーターの解析が行われてきました。
本研究では、肝障害時に血中濃度が上昇する胆汁酸に着目し、腎臓に発現する薬物トランスポーターOATP4C1における種々の胆汁酸-薬物相互作用を評価しました。
本研究成果が、予期せぬ副作用で苦しむ患者を救うための、腎排泄型薬物の投与設計最適化に貢献できれば幸いです。
2022.6.24 6月22-24日に、福岡国際会議場で開催された第70回質量分析総合討論会に、M1渡邊くん、前川准教授が参加して参りました。M1渡邊くんが1P-32「星細胞腫と乏突起膠腫の術中鑑別診断に利用可能なバイオマーカーの探索」をポスター発表しました!
また、前川准教授が2022年度日本質量分析学会奨励賞を受賞し、受賞講演「質量分析を活用したニーマンピック病バイオマーカー候補分子の構造決定と性能評価」を行いました。
また、同日開催された第64回日本脂質生化学会で前川准教授がランチョンセミナーL2 (6/24) で「臨床検体における最新型LC-MS/MSによる脂質測定と解析」について講演しました。
今後も質量分析を活用したバイオマーカー研究を続けて参ります!
2022.6.13 6月9-10日に石垣市民会館で開催された第29回クロマトグラフィーシンポジウムに、薬学科B4三好くん、前川准教授、眞野教授が参加して参りました。B4三好くんがP-28「塩基性移動相を用いる高感度な迅速LC/MS/MS分析法のニーマンピック病C型スクリーニング法としての性能評価」をポスター発表し、初めての学会発表、4年生にもかかわらず "Best Presentation Award for Young Scientist" (学生優秀発表賞) を受賞しました! (受賞 4件/応募総数 33件) 今後も医用応用へ直結する臨床化学研究を続けて参ります!
2022.3.25 本日は薬学部・薬学研究科、創薬化学科の卒業式(学位記伝達式)でした。薬学部薬学科を岩堀さん、横田さん、平澤くんが、創薬化学科を渡邊くんが卒業し、博士課程を宮崎さんが修了しました。眞野教授より、研究室の方で学位記の授与と学生たちから記念品の贈呈、記念撮影を行いました。薬学科の3人は薬剤師として就職し、渡邊くんは修士課程に進学します。みなさまの新天地でのご活躍を期待しております!
2022.3.24 菊地正史准教授とB6平澤君の論文がMedical Mass Spectrometryに掲載されました。
近年、多くの経口分子標的薬が臨床現場で使用されております。
本研究では、これらの経口分子標的薬の血中濃度測定に適用可能な分析法開発のための基礎検討を行いました。
4月から社会人になるB6平澤君ですが、これまでの経験を活かして、臨床現場でご活躍されることを期待します。
2021.12.3 6年生の課題研究(卒論)発表会
12月3日、薬学科6年生の課題研究(卒論)発表会が感染症対策を徹底した上で薬学部青葉山キャンパスで行われました。
当研究室からは3名(岩堀さん、横田さん、平澤くん)が発表を行いました。
これから3人は、来年2月に行われる薬剤師国家試験に向けての勉強に取り組みます。
合格目指して頑張れ!
2021.11.13 4年生の研究中間報告会
薬学科4年生の中間報告会が薬学部青葉山キャンパスで行われました。
当研究室からは菅野さんが発表を行いました。
来年の実務実習に向けて、今後、CBTやOSCE突破のための勉強・実習に取り組みます。頑張れ!
2021.9.24 杉浦弘樹さんが博士後期課程を修了されました。研究室のメンバーから記念品の贈呈、記念撮影を行いました。今後のご活躍を期待しています。
2021.9.17-18 眞野成康教授が年会長を務められた「第46回医用マススペクトル学会年会」が現地・Webハイブリッド開催され、盛会に終わりました。
B6 平澤天晴さんが「LC/ESI-MS/MSを用いた経口分子標的抗がん薬及び代謝物の一斉定量条件の検討」の題で発表し、若手優秀発表賞を受賞しました。
マネジメントが困難な現地・Webハイブリッド開催でしたが、前川正充准教授を中心とした東北大学病院・東北大学薬学研究科・東北メディカル・メガバンクチーム一丸となって乗り切ることができました。
2021.9.14-15 前川正充准教授が実行委員長を務められた「第18回次世代を担う若手のためのフィジカル・ファーマフォーラム PPF20202021」がWeb開催され、盛会に終わりました。
依頼講演では佐藤紀宏助教が「安全な薬物療法の提供を目指した薬物相互作用研究」の題で発表しました。
当院泌尿器科の教授 伊藤明宏 先生の特別講演「泌尿器腫瘍に対する東北大学での取り組み」も大変勉強になりました。
PPFは物理系薬学部会の学生および若手研究者が集う若手の会ですが、完全Web開催にも関わらず、異分野を背景とする若手研究者も集い活発な議論の場となりました。
2021.3.25 本日は薬学部・薬学研究科の卒業式(学位記伝達式)でした。薬学部薬学科を阿部さん、高橋さんが卒業し、博士課程を吉田さん、論文博士で内田さんが博士取得されました。コロナの影響で学部での配布がありませんでしたので、眞野教授より、研究室の方で学位記の授与と学生たちから記念品の贈呈、記念撮影を行いました。みなさまの新天地でのご活躍を期待しております!
2021.3.4 佐藤紀宏助教とB5横田さんの論文がBiomedical Chromatographyに掲載されました。
クロザピンとその代謝物2種の測定法に関する論文です。
2019年より行っている臨床研究において、精神科医師および薬剤師等の協力を得て研究を遂行することが出来ました。
B5横田さんは引き続き種々の薬物の測定法に関する研究を行っており、さらなる成果が期待されます。
2021.2.2 節分豆まき
研究室で豆まきをしてみました。鬼と化した教員勢が、出ていきました。
2020.12.4 6年生の課題研究(卒論)発表会
12月4日、薬学科6年生の課題研究(卒論)発表会が感染症対策を徹底した上で行われました。
当研究室からは2名(阿部さん、高橋さん)が発表を行いました。
これから2人は、来年2月に行われる6年間の集大成ともいうべき薬剤師国家試験に向けての勉強に取り組みます。
合格目指して頑張れ!
2020.11.21 4年生の研究中間報告会
11月21日、薬学科4年生の研究中間報告が感染症対策を徹底した上で行われました。
当研究室からは2名(齋藤さん、山内さん)が発表を行いました。
2人は今後、来年の実務実習に向けて、CBTやOSCE突破のための勉強・実習に取り組みます。頑張れ!
2020.9.5 研究室Web懇親会を行いました。
今年は例年通りの講座旅行を行うことができませんでしたが、実習終わってすぐの5年生(幹事)が頑張って企画してくれました。
多くの方々に参加していただき、楽しいWeb懇親会となりました。
2020.7.27 学部生向けの分野紹介動画を撮影しました。薬学部特設サイトへも掲載されると思いますが、当分野ホームページ上でも紹介いたします。ぜひご覧ください、よろしくお願いいたします。
2020.7.16
前川准教授、菊地講師、髙﨑試験室長が寄稿した記事
「診療および臨床研究における質量分析の活用」が、
ファルマシア7月号の特集「躍進する質量分析の薬学への展開」に最前線として掲載されました。
実臨床と臨床研究の双方に活用されている質量分析の最前線が紹介されております。ぜひご覧ください。
当方で多くの研究に質量分析を活用しておりますので、何かお困りの際はお声がけください。
2020.7.6 B5岩堀さんの論文がMedical Mass Spectrometryに掲載されました。以下、本人のコメント。
右も左も分からぬまま始まった研究室生活で、最初は測定機器や解析ソフトの使い方がよく分からず悩む日々でした。
繊細な測定機器の部品を壊してしまったり、原因不明のエラーでなかなか測定ができないこともありました。
前川先生を始め、多くの人の手や知恵を借り、ここまで頑張って取り組んできたことがひとつ形になり、うれしく思っております。
現在はコロナウイルス感染症拡大の恐れがある中、細心の注意を払い、病院実務実習に取り組んでいます。
実習を終え研究室に戻りましたら、また自身の研究テーマに取り組みたいと思っております。
最後にこの場を借りて、研究室のみなさまにお礼を申し上げます。
2020.6.30 小倉次郎助教がご栄転されました。教員学生一同、新天地でのご活躍をお祈りしております!
注:写真撮影はマスク着用の上、短時間で行いました。
2020.3.25 卒業と修了のお祝い(コロナウイルス騒ぎ渦中の旅立ち。おめでとう!)
今年の卒業生は6年生の庄子さんと重田くん、D4の土屋雅美先生です。
世の中の事情もあって、しっかりしたお祝いをしてあげられなかったのが心残りです。
皆さんそれぞれの場所でご活躍されることをお祈りしております。改めましておめでとうございます!
2019.11.9 4年生の研究中間報告会
研究室配属から1年、4年生の研究中間報告が行われました。
当研究室からは3名(岩堀さん、横田さん、平澤くん)が発表を行いました。
3人はこれから来年の実務実習に向けて、CBTやOSCE突破のための勉強・実習に取り組みます。頑張れ!
2019.8.31-9.1 講座旅行(山形)
今年の講座旅行は山形県!!
皆でドライブ楽しみながら周遊しました。
今回のスケジュールは以下の通り
1日目はシベールで昼食、お釜(蔵王ハイライン)訪問(奇跡的に晴れました!)、上山城周辺散策、夜の懇親会は恒例のスイカ早食い大会(data not shown)
2日目はぶどう狩り(紫金園)、高畠ワイナリー訪問
思い出に残る旅になりました。
来年はどこ行こうかな♪