フェイズブルー
フェイズブルー
疑似新人類である倉井戸蒼の持つ異能の名称であり、彼女の体内から発生する青色の粒子を指す。
その能力は「新人類を感染させる能力」で、異能の中でも特殊な部類に属する。フェイズブルーが発生する条件は倉井戸蒼が出血すること。ある程度当人がコントロールし、フェイズブルーを発生させないことも可能。
また、一度発生したフェイズブルーは特定の条件下であれば半永久的に保管することができるため、仮に当人が死亡したとしてもフェイズブルーの粒子さえ残っていれば異能として機能する。
彼女が大怪我を負ってしまった場合、小さな公園くらいなら簡単にフェイズブルーで充満する。
これを使えば100%新人類になれるというわけでもなく、新人類の感応に耐えうる人間でなければ死に至る。
あくまでも新人類となるきっかけを強制的に作るだけ。
終章において青咲巴は死を覚悟でこれを体内に投与し、疑似新人類としての力を増幅させた。
禁忌指定相応の代物であるが、当人がこの能力を乱用しなかったため、存在が魔導院まで伝わることはなかった。
この異能に名前をつけた人物は不明。