住む星の寿命を迎えた神々が太陽系を作成。
神々が星の環境を整え、生命を発生させる。さらにその生命を品種改良することで、神々にとって都合の良い生命を生み出す。人間はその中で、神々の孵化装置兼半導体工場としての役割が与えられる。しかし神が生命であるように人間も命であるため、神の寄生に人体は全力で抗おうとする。その結果人間は神に逆らい魔術を得るようになった。
系統魔術師の中でも特に古く、強大な力を持つのが光輝の魔術師と冷徹の魔術師だった。特に光輝の魔術師は一代で築いた功績が大きく、冷徹の魔術師は光輝の魔術師の弟子だったとも言われる。
冷徹の魔術師の影響を受け、団体運営を行う「継承の魔術師」が発生。自らの知識を弟子に引き継がせることで、魔術の養成所としても機能した。
冷徹の魔術師は自らの脳を使用し、自らの加護下にある人類のための死後の楽園を作った。この行為により冷徹の魔術師は死亡する。
神々の監視の目が厳しくなったこと(ゴーレムの発生)で、転生を決意した光輝の魔術師が死亡。
科学技術が進歩する中、神に遺棄された人間が科学者と子を成す。魔術と科学をシームレスに融合させた魔術を生み出した彼らは、自ら人間性を捨て、群体として生きることを選んだ。
冷徹の魔術師が転生した際、魂が二つに分かれてしまっていた。互いに偏った思想を持つ二人がかつて想像した楽園の行末を巡って激しく争う。その勝者がどちらになるかで分岐が決まる。
神奈崎澄明勝利ルート、楽園は麻薬の花で埋め立てられた白痴の園となり、たった一人の管理者として神奈崎澄明がそこにいる。そして文明を発達させた人類によって、いずれ彼はその功績を知られることなく討伐される。
アオイ・キミシマ博士の提言により、世界は冷戦状態であったと定義される
新城茜勝利ルート、楽園は崩壊、消失。楽園が実質管理者となっていた冷徹の魔術師の庇護下の存在、つまり神南市の住人の大多数が神にとって所有者のいない家畜となったことを意味する。
新城茜と神奈崎澄明は魔術の知らない一般人としてただ生きる。しかしこの綻びが世界の破綻を招いていく。
文明が中世レベルに戻る