グリークラブ(Glee Club)とは、主に男声合唱を意味する言葉です。18世紀にイギリスで無伴奏男声重唱が盛んになり、そこで演奏された楽曲のスタイルが「Glee」であったことから男声合唱団がこの名を冠するようになりました。
京都大学グリークラブ(KUGC; Kyoto University Glee Club)は1966年に「京都大学唯一の本格的な男声合唱団」として誕生しました。近年は、従来型の大学男声合唱団とはやや異なる選曲傾向で男声合唱の新たな地平を探しています。
グリークラブは、現在団員17名で活動しています。現在活動しているメンバーには2回生以上から入団した人も多く、院生になっても活動を続けている人が半数ほどいます。また、入団当時はほとんどの人が合唱未経験です。
週3日、主に4共、京都大学学生集会所、西部講堂、京大YMCA地塩寮で練習しています。試験期間はお休みになります。通例では、年に2度合宿を行います。
我が団では、夏季と冬季に定期演奏会を開催しており、夏の演奏会は東大コールアカデミーとのジョイントコンサート、冬の演奏会は当団単独の定期演奏会となっています。
日々の練習に加え、上記の演奏会の企画・運営を、すべて自分たちの手で行うため、グリークラブでの活動を通じてとても充実感のある時間を送ることができます。
また、当団では、週に1度の頻度でプロの声楽家でありボイストレーナーである先生にお越しいただいており、基本的な発声から歌の表現まで、様々なことをいつも丁寧に教えてくださっています。
先生の熱心な発声指導と上手な先輩の存在によって、合唱未経験の新入生であっても、日を追うごとに合唱への取り組み方が変わって上達していき、数年後に立派な合唱人へと成長していきます。
そして卒団されたOBの方々の中には、一生の趣味として合唱を楽しんでおられる方もいます。
なにか新しいことを始めたい!と思っていましたら、ぜひ一度、我々と歌ってみませんか。
第55・56回定期演奏会(2022年12月20日 京都教育文化センター)
普段の練習風景(2022年冬)