ここでは、Serif Editor によって会話の内容を作成していく手順について説明します。
・機能解説:会話を作成する。
セリフの追加
会話の内容をセリフとして追加していきます。
追加されたセリフの先頭には自動的にタグが付けられます。
<WH> タグ:文字色、白
<in> タグ:セリフ間の秒数が自動挿入されます。0秒なら待機時間無し、0.1秒ならば、2tickの待機時間となります。
セリフの色を変更
画面右上にカラーパレットがあります。色を変えたいセリフを選択状態にし、カラーバレットで色を変更できます。
色を変更した場合、セリフ先頭のタグが自動的に書き換わります。
プレビュー機能
セリフの流れをプレビュー画面で確認できます。
セリフのタイミングに違和感があれば、<in>タグをダブルクリックして、編集してください。
セリフ、インターバルの編集
セリフの内容、もしくはインターバル(セリフ間隔)を編集したい場合は、編集したい行をダブルクリックしてください。
編集後、プラスボタンで更新します。
エクスポート
セリフを全て入力したら、以下の項目を入力し、パッケージエクスポートします。
@:
セレクターの入力します。セレクターは会話の対象となるエンティティを指定します。
例えば村人Aとの会話であれば、@e[name=A] と入力します。
ナレーション、独り言といった場合は、@a @p を指定。
path:
では、エクスポートする場所を指定します。functionsフォルダ内の任意の場所を指定します。
title:
パッケージ名となる任意の名前を入力。
全て入力したら、"generate" ボタンでパッケージをエクスポートします。
リピートブロック設置
ワールドにログインしたら、リピートブロックを一つだけ設置し、functionコマンドで "trigger" を呼び出します。
triggerコマンドは、会話対象に3ブロック以内に近づいたら会話が始まるように設定されています。
また、会話対象から6ブロック離れると会話を終了します。
パッケージの構成
例えば、custom_1 というパッケージを作成した場合、ファイルは以下で構成されています。
custom_1.txt : TalkMakerで作成したデータをタグ形式で保存したセーブファイル。
custom_1 / trigger.mcfunction : リピートブロックに入力するコマンド。
custom_1 / schedule.mcfunction : triggerがタイミングを見計らって呼び出す会話スケジュール
custom_1 / close.mcfunction : 会話の終了後、処理したいコマンドを記述。
custom_1 / in.mcfunction : 会話開始範囲に入った時の処理
custom_1 / out.mcfunction : 会話範囲外に出た時の処理
custom_1 / self / ... : セリフが記述されたコマンドファイル群
・trigger.mcfunction
リピートブロックに記述することで、会話対象と会話を開始するタイミングを検知することが出来ます。会話が始まるのは、プレイヤーが会話対象から3ブロック以内の範囲に入った時です。また、6ブロック離れると会話はリセットされます。距離を変更したい場合は、trigger.mcfunction の distance= を直接編集します。
・schedule.mcfunction
もし、リピートブロックを使用せずに、会話開始タイミングを自分で決めたい場合は、scheduleを直接呼出しても構いません。
・close.mcfunction
会話は一度きりで終了したいという場合は、closeファイルにリピートブロックを停止する処理を記述します。
・custam_1.txt
パッケージエクスポート時に同名のテキストファイルが作成されます。これは、TalkMaker のデータを保存したセーブファイルです。セーブファイルをロードして、TalkMakerで再編集することも可能です。