当研究会では、こども若者の意見聴取事業の取り組みの情報は、2つに分けられると考えております。方法や開始した年、参加するこども若者の人数など、メディアから得られる情報と、その場での雰囲気やこども若者のコミュニケーション、自治体職員の思いなど、人間の感覚によって得られる情報です。
特に後者の情報については、現地に赴くこと以外では得ることができないと考えております。そのため、この視察活動によりその情報を得てまいります。
また、視察先のこども若者の意見聴取事業に参加するこども若者や主催する自治体職員の皆様にも当研究会の活動についてご紹介することにより、今後の活動につなげることができると考えております。
視察によって得た情報は、視察させていただいた自治体の許可を得たうえで、他の自治体での取り組みや工夫などを共有します。これにより、こども若者の意見聴取事業が合理的・機能的に大人とこども若者が調和のとれた相互理解を深めることに寄与できるよう活動してまいります。
こども若者の意見聴取・反映に関する全国調査については、こども家庭庁が全国の地方公共団体を対象として2023年にこども若者の意見聴取事業に関する調査が実施されました(※)。その結果によれば、こども計画を策定している自治体のうち9割超がこども若者の意見を反映しているそうです。
しかし、この調査では、こども若者の意見聴取事業が委託されているのか否か、こども若者の募集方法、意見聴取内容の決定者などは調査されておりません。そのため、当研究会では、当事者の視点を生かして、このような調査されていない内容について調査し、内在する諸問題や傾向について明らかにしていきたいと考えております。
加えて、調査により得られた内在する諸問題や傾向については、調査にご協力いただいた地方公共団体に対して、フィードバックし、こども若者の意見聴取事業の更なる発展に寄与してまいります。
※「多様なこども・若者の意見を聴く在り方及びこどもの意見反映に関する行政職員の理解・実践に向けたガイドライン作成のための調査研究地方自治体アンケート集計・分析結果」
先述の自治体への視察活動によって得た情報やこども若者の意見聴取・反映に関する全国調査によって明らかとなった内在する諸問題や傾向は「本」として取りまとめ、アウトプットしてまいります。
この本は、こども若者の意見聴取事業の現状について、図や写真とともに分かりやすく取りまとめたものを目指します。この本は視察によって得られた自治体職員の皆様やこども若者の皆様の要望を踏まえ著作し、多くの自治体職員の皆様やこども若者の皆様に手に取っていただきやすい本といたします。
この本の発行を通じて、よりこども若者の意見反映について認知度向上を図るとともに、こども若者の意見聴取事業の一助となることを願っています。
子ども若者の全国調査や視察などを通じて得られた情報を有効的に活用し、全国で子ども若者の意見反映に関して活動している子ども若者を支援します。支援を通じて、全国に子ども若者の意見反映を広げていきます。