知識組織論研究会
KORG_J: Knowledge Organization Research Group, Japan
KORG_J: Knowledge Organization Research Group, Japan
知識組織論(分類,目録,書誌,索引,情報検索などの知識組織化ツールを支える理論)について学ぶ
<お知らせ>
2025年8月27日
今年の図書館総合展(パシフィコ横浜)に1Day出展(10月22日(水))することになりました。どうぞご参加ください。詳しくはOne Day Exibitページまで
2025年8月18日
2025年度公開シンポジウム「生成AI時代の図書館情報学 —知識組織論とドキュメンテーションスタディーズ—」(オンライン)を10月25日(土)午後に開催します。参加申し込みを受付中。シンポジウムページを参照してください。
2025年4月26日
第6回の研究会日程を2025年12月13日(土)から12月6日(土)に変更します。
これは,12月13日,14日に日本図書館情報学会研究大会が入ることになったからです。テーマ及び報告者に変更はありません。
<研究会概要>
ネット上のオープンな場で知識組織論(分類,目録,書誌,索引,情報検索などの知識組織化ツールの基礎論)について学ぶ研究会を立ち上げました。ヨーロッパ中心で議論されている知識組織論専門事典(ISKO Encyclopedia of Knowledge Organization: IEKO)の項目の読書会を通じて,知見を共有するものです。テーマに関心をもつ方は自由に参加登録することができます。なお,読むものもそこでの議論も,実務よりも理論への関心が強いことが特徴です。
1. 目的:欧米における知識組織化の基礎理論の学びと知見の共有
2. 方法:zoomによるオンライン会議で,知識組織論専門事典(IEKO)の項目(論文)の読書会を開催します。各回1項目(論文)を取り上げ,報告者による内容紹介とコメント,その後は自由討議,最終的にレポートペーパーを作成し,共有します。基本的に日本語ベースで行います。
3. スケジュール:2024年9月から3ヶ月おきの各月第二土曜日の午後1時から3時まで,2年間で合計8回実施します。(第1回 2024年9月14日(土)午後1時〜3時)
4. メーリングリストで参加者間の議論が可能です。
根本彰(東京大学,世話人代表),大沼太兵衛(山形県立米沢女子短期大学),塩崎亮(聖学院大学),橋詰秋子(実践女子大学)
<ISKO Encyclopedia of Knowledge Organization: IEKOとは>
ISKO Encyclopedia of Knowledge Organization: IEKOとは,国際知識組織論学会(International Society for Knowledge Organizaion: ISKO, 現在の本部はトロント)がネット上で運営し,オープンにしているオンライン専門事典です。大項目の査読論文形式をとっており,それぞれの領域のしっかりしたレビュー論文になっています。また,その視野は(図書館)情報学にとどまるものでなく,哲学,言語学,心理学,社会学,コンピュータ科学などの周辺の各領域と密接な関係をとろうとしています。つまり,(図書館)情報学の基礎論を学ぶのによいツールと考えられます。
編集長のビアウア・ヤアラン(Birger Hjørland)は デンマークのコペンハーゲン大学で図書館情報学の基礎理論に早くから取り組んでいた人で,この事典の中心的項目をたくさん書いています。副編集長でウェブデザイン担当のクラウディオ・ニョーリ(Claudio Gnoli)はイタリアのパヴィア大学の図書館員で知識組織論の入門書(Introduction to Knowledge Organization, Facet Publication, 2020)の執筆者です。
<研究会日程と読む項目>
IEKO全体で115項目(2024年7月現在)あるなかで,今回は発起人の関心によって項目群のなかから読むものを選択します。次のものを予定しています。
(済み)第1回 (2024年9月14日)Library and information science(Birger Hjørland)(報告者:根本彰)図書館情報学
(済み)第2回 (2024年12月14日)Knowledge Organization(Birger Hjørland)知識組織論
Knowledge Organization System (Fulvio Mazzocchi) 知識組織化システム (報告者:根本彰)
(済み)第3回 (2025年3月8日)Indexing: concepts and theory(Birger Hjørland)(報告者:橋詰秋子)索引:概念と理論
(済み)第4回 (2025年6月14日)Document theory (Michael Buckland) (報告者:大沼太兵衛)ドキュメント理論
(次回) 第5回 (2025年9月13日)Subject (of documents)(Birger Hjørland)(報告者:塩崎亮)(ドキュメントの)主題
第6回 (2025年12月6日)Metadata(Matthew Mayernik)(報告者:木村麻衣子)メタデータ
第7回 (2026年3月14日)Ontologies (as knowledge organization systems)(Maria Teresa Biagetti)(報告者:福田一史)(知識組織化システムとしての)オントロジー
第8回 (2026年6月13日)Automatic subject indexing of text (Koraljka Golub) (報告者:高久雅生)テキストからの主題索引の自動生成
関連項目です
Bibliographical control(Birger Hjørland)書誌コントロール
Classification(Birger Hjørland)分類法
Data documents (Joachim Schöpfel, Dominic Farace, Hélène Prost, Antonella Zane and Birger Hjørland) データドキュメント
Domain analysis (Birger Hjørland) ドメイン分析
Information retrieval(Birger Hjørland)情報検索
Knowledge Organization, Origins of the field (Philip Hider) 知識組織論分野の起源
Review article (Linda C. Smith) レビュー論文
Social epistemology (Birger Hjørland) 社会認識論
<参加方法>
・この分野に関心がある人は誰でも研究会に無料で登録できます。期間途中からの登録も退会も可能です。
・登録者はZoomでの視聴,メーリングリストで質問・意見の提示が可能です。各回毎にZoom参加の案内をお送りします。ただし,会に登録しなくとも,HP上での事後報告で議論を辿ることは可能です。
・発表,質問,議論は原則として実名ベースで行います。登録者には,発起人から発表依頼の相談をすることがあります。また,特定項目の発表者を希望する方は登録の際にその旨をお書き下さい。
・登録(退会)希望者は下記の内容のメールをお送り下さい。確認の上,折り返しのメールを送ります。(③のa,b,cは参加者間で共有します)
①メール宛先:korgj2024@gmail.com
②件名:「KORGJ登録希望」(あるいは「KORGJ退会希望」)
③本文:登録希望の場合, a.氏名, b.所属, c.関心領域(IEKO項目で関心があるものがあればそれも挙げてください), d.その他(質問,ご意見等自由にお書きください)
・メーリングリストはgooglegroupsを使用しているので,gmailサーバしか受け付けていません。他のメールサーバをお使いの方はgmailアドレスを取得してください。
・各回研究会の1週間前の土曜日までに登録してください。それ以降の申し込みには対応できない場合があります。