ゆるみ打法
ゆるみ打法
古今樂明座は、現在広く採用されている従来の和太鼓奏法ではなく、全身を脱力させて身体をより合理的に駆動させる「ゆるみ打法」の採用と普及に取り組んでいます。
ゆるみ打法を身につけると、従来のように大きな筋力を必要とせず、より少ない力で、より大きな動きと音を生み出すことができ、さらに長時間の演奏にも耐えられるようになります。効率的で無駄のない身体運用は、結果として美しい所作を導き、舞台上での存在感や表現力を高めてくれます。
しかし、この打法は決して容易に習得できるものではありません。最大の難しさは、外から見える形だけを真似ても身につかない点にあります。自らの内部感覚を捉えることから訓練が始まり、いくつかの基本的な動きを通じて感覚を養いながら、マインドマッスルコネクション(意識と筋肉のつながり)を高める必要があります。また、単に新しい身体感覚を得るだけではなく、解剖学的な知識を理解し、正しい運動の仕組みを学ぶことも不可欠です。心(マインド)、技(スキル)、体(身体)の三位一体で取り組むことによって初めて、真に「ゆるんだ」演奏が可能になります。
稽古方法
和太鼓の稽古では、力任せに基礎打ちを繰り返したり、団体で曲を通すことが中心になる場面が多く見られます。しかし、それだけでは効率的な上達につながらず、かえって肘や肩などを痛めるリスクも高まります。
和太鼓の技術向上には、個々の身体特性や現状に合わせた稽古法を選び、正しい身体の使い方を身につけることが欠かせません。私たちは、一人ひとりに適した練習アプローチで、無理なく、確実に上達できる稽古を大切にしています。
スタジオ
稽古風景