私は政治家として、過労死が蔓延る社会を変えたかった。しかし、政治の世界は権力とお金が支配していた。そんな時、大企業の社長の灰場仕郎と会った。私は彼に政治資金の献金を頼んだ。彼は条件として、彼の娘と自分の息子を政略結婚させること、大企業の優遇制度を作ることを求めた。その制度には過労死が増える可能性があったが、私は理想を捨てて彼の要求に応じた。
しかし、結局、不倫スキャンダルにより政界を引退した。不倫に関しては本当に申し訳ないと思う。私は雪を愛している。いつまでも。雪のようなかわいさに魅せられてしまったのだ。
晩年、私はある人に特別な遺言を残した。
2020年 花園雪(旧姓:秋扇)と結婚。同年、息子の京介を授かる。
2055年 とある女性との不倫スクープが春野誠によって報じられ、政界を引退する。引退後、神主となり、晩年まで神社で暮らす。
2070年 晩年。ある人にのみ特別な遺言状を残す。
【特別な遺言】
私には不倫相手の子供がいる。その子供の存在が発覚すれば、京介の政治活動が収入源の君たちの生活が危ぶまれる。いつか殺すべきだろう。