電光掲示板からあるニュースが流れる。『若返りのお薬の開発に成功しました!』
舞台は変わり、深夜の学校。ある少女が教室で頭から血を流し、息絶えた。偶然なのか必然なのか、その教室に居合わせ、遺体を見つけた二人の少女。そして、彼女らの悲鳴に反応し、遺体の隣で目覚た、記憶のないもう一人の少女。
少女たちがその場に立ち尽くしていると、悲鳴を聞いた警備員が駆け付けてきた。その警備員は、少女の遺体を見た驚きの後、私たちにこう言った。
「この校舎には、君たち以外に人はいないんだ。だから、この事件を仕組んだ犯人はこの教室にいる。とりあえず、私は一旦、救急車を呼びに警備室に戻るから」
不可解な事件が、深夜の教室で幕を開けた。