タクト

あなたはヒロトを殺した真犯人です

基本情報

 ユウト、アキト、イチカは同世代の花火師だ。イチカは紅一点で、容姿端麗。誰もが好印象を抱いていることだろう。アキトは花火玉製作に一心なユウトと仲良くしていた。私は容姿がコンプレックスで、花火玉製作も上手くない。だから、私は見栄を張って、花火師をまとめるリーダー的立ち位置になった。

 ヒロトは誰とも仲が良い印象だった。

重要情報

 今宵は2000年8月18日の盆祭り。去年は殺人事件があり、中止になった。花火連盟はその事件を調査をしているが、進展がなく、打ち切ろうとしている。ちなみに、私はその事件の真犯人だ。

 私はイチカのことが大好きだ。でも私のような容姿の人を好きになることはない。だから見る専なのだ。誰かがイチカのことを好きになるのは構わないが、告白しようとする人を見ると殺したくなる。ヒロトを殺害した理由はそれだ。

20:00頃

 私たちは、花火装置の最終点検を終え、露店へ出向いた。露店は十字の道路に沿って並んでいる。花火装置がある北方面の最奥から中央に来た私たちは、こで散開することにした。私は南方面の道中にあるたこ焼き屋を目指した。

20:15頃

 たこ焼き屋の店主が不在のため、他の店に行くことにした。中央に戻り、東方面へ歩いていると、イチカがヒロトに告白している現場を目撃してしまった。イチカに告白されるなんて、言語道断。ヒロトを殺したい衝動に駆られた私は、たこ焼き屋でアイスピックを盗もうと決めた。

20:30頃

 たこ焼き屋の店主はまだいないようだ。たこ焼きをひっくり返すアイスピックを探す。見つかったが、アイスピックで手を怪我してしまった。ヒロトを見つけるため、人通りの多い中央に戻った。

20:45頃

 中央で、ソフトドリンクを携えたアキトとすれ違った。アキトから「イチカはどこにいるの?」と聞かれたので「東方面にいたよ」と応えた。すぐにアキトが東方面に姿を消した。

 北方面を少し覗くと、りんご飴を買ったヒロトを見つけた。だが、ヒロトは深刻な表情をしている。人がいない場所で話を聞くと言い、ヒロトを花火装置の場所に誘導した。

21:00頃

 花火装置の場所に着くと、盗んだアイスピックで背中を複数回刺した。やがて、ヒロトは息絶えた。凶器のアイスピックは壊れていた花火装置の中に隠した。

21:15頃

 花火大会の開始時間が迫っていることに気づいたので、中央に戻り、皆の再集合を待つ。ヒロトを除く全員が再集合すると、花火装置の場所へ向かった。そこで、故障した花火発射装置とヒロトの死体を全員が見つけた。殺害時間の居場所を冷静に偽造する必要があるだろう。

ミッション

※用意周到な殺人犯(あなた)だけが地図を先に把握しています