あなたとリバはこの事件の真犯人です。リバはあなたが真犯人であることを知っています。
私は世界中から注目されている名探偵だ。私にはリバという助手がいる。彼女は私の言うことなら何でも聞いてくれて、とても助かっている。そして、関係の深い人がもう一人。それが容姿端麗なツグミだ。彼女は推理小説家であり、私の存在意義でもある。私はツグミの小説作成に深く関わっており、もし私がいなければ彼女は何も為せなかったに違いない。
私は豪邸の一室で暮らす。そこが私の推理の拠点だ。
6月19日の朝方から昼頃まで、私はツグミの執筆を手伝いながら、リバと話していた。お昼を過ぎるとツグミが寝始めたので、私は束縛から解放された。とはいえ、することは名探偵として事件を解決するだけ。今、請け負っている事件は「リアルマーダーミステリー」という事件だ。難解だが、もう少しで解決できそうだ。
夕陽の光が頭に差し込み、推理に没頭していたことに気づく。気が付けば夕刻が来ていた。まだツグミは眠っている。すると突然、部屋に男が入ってきた。男は『なんでお前なんかがいるんだ?』と私に聞いたが、私はその男を知らないし、ただただ困惑した。同じようなことを何回か聞かれ、何も答えないでいると、男がだんだん感情的になってきた。危険を察知した私は、助手のリバを呼んだ。
男は『ツグミは俺のものだ!』と叫んで、リバに襲いかかった。男はリバの口に湿った布を押し当てようとしたが、リバは素早くそれを避けた。そして、部屋の隅にあったトロフィーを持ち上げて、男の頭に叩きつけた。屋敷中に響くような凄まじい衝撃音が響いた。
男の手から小瓶が転げ落ちた。小瓶には何か少量の液体が入ってて、零れはしなかったが何か証拠になるかもしれない。そう思った私は、その小瓶を植木鉢に隠した。
その後、私は警察署で厳しい尋問を受けたが、一言も喋らなかった。
今、私は警察に事件現場に連れ戻されている。警察は証拠を突きつけてくるだろう。しかし、私は無実だと主張するつもりだ。
リバと協力して、ツグミ自身がその男を撲殺したと思わせよう
殺した男の情報を探ろう